今年5月11日に福岡・太宰府天満宮をスタートしたNHKの「街道てくてく旅 山陽道」は、ついに今日、ゴール地点の奈良・平城宮跡朱雀門に到達した。真夏の中断をはさんで、15週間をかけた800kmの旅だった。今回は、旅人が水泳シンクロの原田早穂さんだったことや、見覚えのある九州や山口がコースの一部になっていたこともあって、全75回の放送で見逃したのは、わずか2、3回だけだった。古代から江戸時代まで、山陽道が重要な幹線道路であり、人や物資の往来に伴い、情報や文化の伝播に極めて大きな役割をはたしてきたことを再認識した。また、旅が進むにつれ、出迎える人々の方言が少しづつ変わっていくところが面白かった。この番組を毎日見ていると、なんだか自分が旅人になったような気がしてくるから不思議だ。とにかく原田さん、ゴールおめでとう!お疲れさま!