徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

古代の九州に見る日本人の姿

2009-11-17 20:55:27 | その他
 今日は朝から家内と家内の友人を伴って、大宰府の九州国立博物館で開催されている特別展「古代九州の国宝」を見に行った。九州各地で出土した、縄文時代から江戸時代までの遺物が一堂に集結し、まぁ見事というほかない展覧会だ。7、8千年前に南から縄文文化が入り、縄文時代の終わり頃には朝鮮半島から稲作が伝わり、16世紀には鉄砲やキリスト教なども伝来するという、常に対外交流の接点となっていた九州の、歴史的に重要な位置付けにあったことを再認識させてくれた。また、出土した数々の遺物すなわち、武具、装飾品、仏教関連の品々、生活器具などの精緻さは目を見張るものがあり、ひょっとして7千年前の日本人と現代の日本人は、基本的には何も変わっていないのではないかとさえ思えてきた。 とかく展覧会というと、「え、もうおしまい?」というような場合が多いものだが、今回ばかりは満腹感を味わった。