のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

稲荷様

2020年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム

 午前中は南風でしたが、昼過ぎから北風に変わる天気でした。

 朝、軽トラの前をきつねが横断していきました。警戒心が強い動物なので、見かけることも珍しいのですが、体の半分が長い尻尾でまだ冬毛に覆われてフワフワしたキツネでした。

 奴の狙いは助手席にあるキツネどん兵衛か?と袋を見ると、今日は緑のタヌキ大盛り版でした。

 狐に化かされる話はどの土地にもあるようで、よくある話が里に出て油揚げを買って、稲藁で縛ってぶら下げて帰ったら家に着いた頃に油揚げがなくなっていたという話で、そんなもん外にぶら下げないで風呂敷に包むなり懐に入れるなりすればいいじゃねぇかと、子供心に思ったものです。

 小学生の頃に、今でいう認知症の徘徊老人のおじいさんが山の中に入り込んで亡くなる事件がありました。大人たちが「狐にでも化かされたんだろう。」と言っていたのが妙に気になったことがありました。ある意味、そうやって人知の及ばな力で命を奪われたとして自らを慰めていたのでしょう。

 平成の世になって、私の同級生が消防団の防災会議で行ったスナックで、メギツネに大量の千円札を騙し取られる事件がありましたが、これは人類の知恵でいくらでも防げる問題で、おねえちゃん膝の上にのせてカラオケデュエットしながらパンツやブラジャーに千円札差し込んでいたのですから、防災はできたはずです。時代は油揚げから千円札に移行しています。

 稲荷様は商売の神様が世間の通り相場らしいけど、こちらでは五穀豊穣、豊作の神様で、どうやらもともとこちらの方が本職だったらしいのですが、産業形態が第三次産業の傾向になるにつけ稲荷様の業務内容も変化したようです。

 マスク不足の非常事態が続くご時世の中、初代タイガーマスクが歩行困難になる病になったようです。メニエール病だとか。

 私の近くにもメニエール病の人がいます。音が聞き取りにくくなりめまいや吐き気で立っていられない状態になるのだとかで、最初は内科で診療を受けたら何故か耳鼻科に回されてメニエール病と診断されたようです。かれこれ2年以上も治療しているので先が長い病気みたいですね。

 佐山さとるタイガーマスクが活躍したのは2年少々だと思いますが、リング上で飛んだり跳ねたりするメキシコ式のプロレスが流行した時代でした。新日本プロレスの興行で、2回ほどタイガーマスクの試合を見ることが出きました。

 プロレスは八百長だ、シナリオがあるなどと言われながら、2-30分もあんな激しい運動をしていられるのですからまともな人間の体力ではありません。

 どこかしらおかしくなっても不思議じゃないな。

コメント (2)
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