のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

働く動物

2024年07月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日に続いて仕事を今日もお休みしました。脱水症状もずいぶん回復し、体重も元に戻ってきました。まだ左胸に筋肉がひきつる感覚がありますがずいぶん良くなりました。

 鶏ガラをもらったので、夕方、キツネのミカチャンの餌桶に置いてきました。近くの農家の兄ちゃんにあったら、最近総長道路を走っているとミカチャンを見かけるみたいです。「のうのうと道路横断していくキツネだぜ。」タヌキやアナグマと違って畑を荒らすこともないキツネなので特に追いかけもせず「モグラやネズミ捕ってくれればいいんでねぇかい?」と眺めているそうです。今度「油揚げもってくらぁ。」と帰っていきました。

 ♪こぎつねこんこん山の中 山の中 草の実つぶしてお化粧したり 紅葉のかんざしツゲの櫛♪ 動揺こぎつね。実はドイツあたりの歌で、原曲ではキツネがガチョウを盗んだという歌詞の内容。返さなきゃ銃で撃つ血にまみれて死ぬぞって内容で、日本人のやさしさが垣間見られるなぁ。奈良公園じゃないけど鹿と人が共生している一面も納得できる。鹿肉、おいしいんですけどねぇ。

 奈良公園の鹿並みにでっかい顔してのさばっているのがインドの牛さん。茨城の鹿島大社から神様乗せてきて奈良公園の鹿と同様神様が乗ってきた使いの獣と言うことになっているので、ビーフカレーにもビーフシチューにもなりません。

 インドに行ったときにガイドさんに聞いたのですが、神様の使いとされているのは背中にこぶがある牛で、げっそり瘦せてあばらが浮き出ているのは暑さ対策なんだそうです。インドはパキスタンに近い北西部には砂漠がありますが、おおむね高温多湿で草の伸びも良い土地。なので農耕に適している。牛を肉にするよりも草を食わせて農耕に使用したり牛乳飲んだ方が効率がよい。と、経済学を専攻していたガイドさんが申してました。

 農耕に使うのにヤギや羊じゃパワー不足。馬はパワーはあるけれど高出力で燃費が悪い。ラクダは砂漠には強いけれど、雨でぬれた地面は弱いのだとか。しかも足が細いので田畑での力仕事には向かない。牛さん費用対効果もいいんですね。

 7月7日なので家の庭でやぶ蚊に刺されながら天の川を眺めました。雲と言うより霞がうっすらかかっていましたが、わし座のアルタイルとこと座のベガはおおむねよく見えました。ニーハオ神話によると牽牛と織姫が年に一度の逢引の日です。あのグロいも斧語りが好きなニーハオで珍しくロマンチックな物語ですが、思えば、働き者の牛飼いの青年が女っ毛もなく仕事一途で、そんじゃあいっちょお相手えも見繕ってやるか。いつものワークマンじゃなくてワークマンプラスに行って見栄えのいい服でもそろえてきな!と、天帝の気まぐれ。

 紹介された女性が機織りのお嬢さん。「おお。いいねぇこの格子柄。結城紬かい?働きもんの牛飼いの兄ちゃん紹介してやるから仲ようしぃやぁ。」と、紹介したもののそこは若いお二人さん。仕事よりもデートが楽しいですわ。「今度海水浴に行こうか!湘南がいいかなぁ。」「サイコー!あたし友禅でビキニ作っちゃった!」なんて遊んでばかりいたから「あかんこいつら!わやや!」天帝の気まぐれ再発。こっちは農村地域、ほんでもってこっちは繊維工業地帯と天の川を隔てて引き裂かれたわけです。

 平安の日本の人々はキリギリスのギー・スイッチョンの鳴き声を機織の機械の音に見立てて「機織女」と書いてキリギリスと呼んだようですが、牛さんとキリギリスではサイズ感がスゲーな。とはいえ、七夕はニーハオの物語ですからキリギリスは関係ない。

 今ではメールがありますが、引き裂けれた当時は牽牛と織姫が手紙のやり取りをしていたみたいです。カササギのエアメールで。とはいえここもニーハオクオリティー。カササギが配達怠けて郵便が届いたり届かなかったりで、小泉純一郎より前に「郵政解体する。」と天帝怒りの鉄拳。年に一度7月7日にカササギが橋を架けてデートのお手伝いしているんですな。今日、天の川眺めていてカササギの橋が見当たらないように感じたんですが、またさぼっているのかな?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猛暑休み | トップ | 予知? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記・エッセイ・コラム」カテゴリの最新記事