オウレンの花を見つけました。たぶん、コゼリバオウレンと呼ばれる種だと思いますが、小さな花なのでよほど注意して見ていないと見つけられません。
2-30年前に漢方薬としてのオウレンが流行ったことがありました。根を生薬に使うと聞いていましたが、根ごと取られては数も減ります。
毒草の宝庫キンポウゲの仲間ですから、オウレンもアルカロイド系の毒性を持っているといわれています。
オウレンは針葉樹との相性がよいといわれており、杉林の中などで見かけますが、今回はオオシラビソの根元に生えていました。
ブームというのは恐ろしいもので、さってしまえば見向きもされない。
”あぁ、これ、薬になるって聞いてたけど、名前はなんていったっけ?”と名前さえ思い出せなくなっていました。
思い出せななかったのは名前のみならず、どんな効能がある薬草だったのかも思い出せない。何に効く薬草だったのだろう?どうでもいいけど、忘却のおかげで生き延びることができたのかもしれません。