32年前
冷夏の米騒動
それから必ず秋には農家の知人から一年分の玄米を買うようになった
その頃は一俵(60K)単位だった
一俵12000円~15000円位だったような?
いつも余分に買ってストック
まだパソコンで検索という時代でもなく
試行錯誤色々考えお金をかけずにストックする方法を考えた
矢板に住んでいた時
裏の谷池田の持ち主の小川さん
「いつか必ず百姓の時代がやってくるそれまで米を作り続けるんだ」
そう言っていた
でもそんな時代を見ることなく亡くなった
那須塩原に住むようになって
米を分けてもらっていた菅野さん
時々田んぼ道で立ち話「そのうちいい時代が来るかもしれないから後10年頑張る」
昨年の10月に新米を届けてくれた
農協の買取価格は30K8400円、「それでも去年よりましだよ~」
嬉しそうだった
でも次の月に突然死
いい時代を味わうこともなく
彼の田圃の脇を歩く時
ふと・・・・彼の姿を探しちゃう
もういないのに・・・・