ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関銃BEATNIK40

2016-04-24 10:12:00 | 日記
1980年4月16日の放送は、ゲストに作曲家の宮川泰さんを迎え
甲斐よしひろさん(笑)の【恋のバカンス】
ザ・ピーナッツの【ふりむかないで】甲斐バンド【HERO】
再び、ピーナッツの【銀色の道】そして【安奈】が選曲されてます

甲斐さんがピーナッツの曲をお好きなのは有名だったけど
宮川さんが「作曲家」としての甲斐さんに注目なさっていたことにビックリ♪
奥さんによると、宮川さんの番組に
甲斐さんがゲスト出演なさったこともあったらしい

後に、このBEATNIKにも掲載されましたけど
宮川さんは【赤とんぼ】の「あか」のアクセントは
「普通のアクセントと逆になったことで、後世に残るメロになった」…とか

「雨(あめ)」のアクセントも「言葉で喋ってしまうと1種類しかないが」
【城ヶ島の雨】は「会話のアクセント」で
【柳ケ瀬ブルース】は「まるで逆」
北原白秋作詞の【雨】は「ノーアクセント」と
「曲想によって異なったアクセントのメロディになっている」と記され

【HERO】については「リフレインの歌詞(HERO~お前を離しはしない)は
小気味よく、歌詞のアクセントとメロディがリズムに支えられ
一度聞いたら忘れられない完璧な出来ばえ」

「…にも関わらず[今が過去になる前に]は
[カコーになるマエーに]と私も初見で一発では歌えなかった
前者の整然さと後者の乱暴さとの落差の大きさ」に驚いたと宮川さん

私淑なさっているという服部良一先生の【一杯のコーヒーから】の出だし
「コーヒー」のメロディのアクセントが
「関西訛りだ」とかつて話題になったことには
「標準語でも、関西訛りでも、英語でもない独特のアクセントで
この曲の最大のチャームポイント」とおっしゃってるんだけど

「【安奈】の[あんなー]は人名にも関わらず
[あのなー]という呼びかけにも聞こえるし
また[あのような]の意の[あんなー]とも取れる」

「この辺の曖昧さこそが、過去の常識、しきたり、約束ごとなど無視して
感覚だけで作る当世風の新手法なのかも知れない
私なら[あん]を高く[なー]を低く作るだろう
これなら正しいアクセントになるのだが、魅力半減は否めない」

「また[お前の愛の灯は]のメロディにはゾッコンの参りようで
秩序と無秩序の同居。ある時は理性と教養で理論的、合理的
また、ある時はみずみずしき感性と奔放な表現
流されることなく、マイペースの曲作りの甲斐君
ガッツで駆けろ」と結ばれてます(笑)

以前に甲斐さんがセイヤングで
EGO-WRAPPIN'の【サニーサイド・メロディ】の
[サニーサイド]のメロディが「関西弁」の発音だとの話から
【安奈】もそうだと言われた(笑)とおっしゃってましたが

先日の放送でも、さんまさんが「あんなー」の後に
「お前もな」と続けて終わる(笑)歌ネタを披露なさっている舞台を
「観に来いと言われて観に行った」と話され
「ヒドイね、さんちゃん(笑)」と笑っておられました(笑)

もうひとつの「犠牲曲(笑)」【最後の夜汽車】についても
イントロが3分流れた後、調子外れに(苦笑)
[スポット(ライト)]と歌われただけで「コン!」って終わる(笑)と甲斐さん

でも、甲斐さんが「さんまのまんま」に出演された際に
さんまさんは、この曲がホントにお好きで、真面目に歌おうとなさったけど
「スポット…外れちゃったねぇ」と歌い直したと説明されてました(笑)

まあ、イントロの間に、まだご存命のお祖父様を
「死んだことにした(笑)」と話を盛られたともおっしゃってましたが…(笑)

それはさておき…翌週は【漂泊者】に始まり
吉田拓郎さん【熱き想いをこめて】中島みゆきさん【蕎麦屋】
はっぴいえんど【はいからびゅーちふる】
遠藤賢司さん&平山みきさん【哀愁の東京タワー】で締められてます

この機関紙のコメント欄を見ると
「【哀愁の…】がシングルになっていないことに対して
[なんとか運動って嫌いなんだけど]と言いながら
署名及びハガキを募集。めでたくシングルになりました」(笑)

さらに「【哀愁の…】シングルカットにあたり
署名運動に感謝した遠藤賢司からハガキが来た」(笑)と書かれていて
当時のサンスト…というか甲斐さんの影響力のスゴさを感じます♪

以前にも触れましたが、国営放送の聴取率No.1ともなると
「各レコード会社の営業マンが、こぞって売り込みに訪れた」そうですし

「かと言って、ナンでもカンでもかける訳じゃない」という甲斐さんが
誰に頼まれたのでもなく(笑)「運動」を起こされたんですもんね(笑)

遠藤さんの曲は「猫弁」にも使われた【カレーライス】を始め
度々、この番組でも流されてますけど

ニール・ヤングやディラン、ビートルズから
ピーナッツや小林旭さんまで、幅広く聴いて来られた
「純音楽家」遠藤さんいわく…

音楽は自分のためにやる
後で後悔しないようにキッチリやろうと思ってる
でないと、旨い酒なんか飲めない

甲斐さんとは、何か通じるものがおありなのかなあと…(笑)

4月30日の第67回放送は、松藤さんがパーソナリティを務められ
「私、結婚しましたっ!」と報告なさったようです♪

【ビューティフル・エネルギー】の発売前に
甲斐さんが「松藤の人生を賭けさせてあげたかった」とおっしゃって
「結婚するの?」と早合点したのは、奥さんだけじゃなかったみたいですが…(笑)

ちなみに、当時の週刊誌には
松藤さんと奥様の笑顔あふれるツーショット写真が掲載されたらしいんだけど
奥さんは、立ち読みで済ませた(失礼!)のか?
資料の中には見当たりません(苦笑)

「甲斐バンド最後の独身、大森信和結婚か?」との記事は
「2行読んで棄ててました」という甲斐さんの言葉があったので
立ち読みすらしてないそうです(笑)

あっ!この日のオンエア曲は
ウォーレン・シヴォン【ワイルド・エイジ】
ジャクソン・ブラウン【ザ・ロード】
マッドネス【マイ・ガール】
クリトーンズ【マッド・ラヴ】
ジャクソン・ブラウン【ロードアウト】
リンダ・ロンシュタット【コーストグラフ】と
【ビューティフル・エネルギー】でした♪
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機関銃BEATNIK39

2016-04-23 12:04:56 | 日記
1980年3月19日は「カバーヴァージョン」特集
「海外では盛んなのに、ナゼ日本にはないのか!」と甲斐さん
コーフンのあまり?「カバーヴァージンって言いそうになった(笑)」と
おっしゃっていたんだとか…(笑)

オンエア曲は、吉田拓郎さんで【よろしく哀愁】
奥さんによると…甲斐さんは、カバーに限らず
この曲の「会えない時間が愛育てるのさ」という歌詞がお好きだったらしい

続いて、大野克夫さんの【勝手にしやがれ】
阿久悠さんが沢田研二さんのために書かれた歌詞に対し
オーディションで「作曲家」を決める形式だったんですよね?

3曲目は、サンストお馴染み(笑)矢野顕子さんの【妖精の詩】
そして、南佳孝さんの【モンローウォーク】は
その後「カラオケ大会」で歌われたくらい、お気に入りだったようです

それにしても、郷ひろみさんは2曲選ばれてるのにカバーって…と思ったら
「違いが判るように、原曲のサワリも流してたんじゃないかな?」と奥さん
【セクシー・ユー】も聴いた気がすると…?

そういえば、南さんの【スタンダード・ナンバー】を
「大好き♪」とおっしゃった時も
薬師丸ひろ子さんの【メインテーマ】を先に流されてましたね

余談ですが…この【スタンダード・ナンバー】は
松本隆さんが【木綿のハンカチーフ】で披露なさった
「男性目線」と「女性目線」の歌詞を
今度は「2曲」に分けたって感じだったけど

来生えつこさんにとっての【夢の途中】は
【セーラー服と機関銃】の中でカットされてしまった
「夢の途中」という歌詞こそが「キモ」だったのに…という
リベンジの意味がおありだったんだとか…

5曲目の山崎ハコさん【兄妹心中】も当時のお気に入りだったみたいで
曲が終わった後に甲斐さんが「すごいね~!
こういうのやっときながら、バックがジャズなんだよ
恐るべし!山崎ハコ」と大絶賛され

おかげで、奥さんはこの曲が収録されたアルバムを買い
挿入歌になっていた「地獄」という映画も観に行ったそうだ(笑)
甲斐さんの影響力、恐るべし!(笑)

最後は【ビューティフル・エネルギー】
甲斐バンドのリードボーカルであるご自身と
この曲で初めてシングル盤のメインボーカルになられた松藤さんを
「冗談っぽくではありますが…」とカバーになぞらえて選ばれたらしい(笑)

翌週は、クリスタルキング【蜃気楼】チャゲ&飛鳥【巡恋情歌】
もんた&ブラザーズ【ダンシング・オールナイト】…は
テレビへの露出が多かったこともあって
サザンの【勝手にシンドバット】のヒット予言(笑)以来のインパクトが…(笑)

4曲目は、そのサザンの【恋するマンスリーディ】
ラストに【ビューティフル・エネルギー】

甲斐さんによれは「松藤の人生を賭けさせてあげたかった」
「日本でおそらく初めてのレゲエ・シングル」は
CMタイアップも相まって、この番組以外でもよく流れていたらしい

翌週の「ジャックス」特集には、松藤さんがゲストでご出演
【からっぽの世界】【ラブ・ジェネレーション】【時計をとめて】の後…

以前にご紹介しましたが、かつて甲斐さんがセイヤングで
「女性が恋人を思い出しながら、自らを慰めている」と話され
奥さんがショックを受けた(笑)という
【遠い海へ旅に出た私の恋人】が流されてます

【ビューティフル・エネルギー】の美しいメロディに乗せられた
ダブル・ミーニングの歌詞のルーツは
やっぱり…と思うのは穿ち過ぎでしょうか?(笑)

ともあれ【何処へ】【堕天使ロック】【サルビアの花】と
名曲の数々を特集なさったのは
世間一般に広く認めては貰えなかった「ジャックス」というバンドに対する
甲斐さんの思いを突きつけるって意味がおありだったのかなあと…

4月9日の放送では、佐野元春さん【アンジェリーナ】を始め
一風堂【チャイニーズ・レゲエ】プラスティックス【デリシャス】

鵜川快さん【でらしねの詩】や【ダンシング・オールナイト】
ハウンド・ドッグ【嵐の金曜日】と
甲斐さん注目の新曲をプッシュなさっていて
後に、ハウンド・ドッグから「お礼」のハガキも送られて来たんですよね?

甲斐さんは「ミュージック・デイ」で共演された際に
「八島(順一)くんのことが大好き♪」とコクられた(笑)そうだけど

確かに、この番組では八島さんが作られた
【嵐の金曜日】と【涙のBirthday】がやたらオンエアされていたんだとか…(笑)
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機関紙BEATNIK38

2016-04-22 11:29:00 | 日記
さて、甲斐さんの「サンスト」選曲リストについて
「サクッと(笑)書いてみよう」シリーズの続きです

1980年2月13日、第53回放送は「かわい子ちゃん歌手特集」
サンスト・シーズン2でも「ちょっと知的なハスキーボイス特集」
別名「アーパー声(笑)特集」と題して

広田玲於奈さんや多岐川裕美さんなど
女性の曲をピックアップなさってましたけど
どうやらこちらが元祖みたいですね(笑)

前週のゲストが吉田拓郎さんだったから…ではないでしょうが
この日の1曲目は、浅田美代子さんの【しあわせの一番星】(笑)
続いて、風吹ジュンさん【愛がはじまる時】
そして、3曲目に竹田かほりさん【うわのそら】(笑)

以下、水沢アキさん【熱い出来事】坂口良子さん【あこがれ】
秋ひとみさん【さよならファンキーボーイ】
ラストは、栗田ひろみさん【愛の奏鳴曲】となっていて
正に「昭和のアイドル!」って方ばかりですね(笑)

ボクのアイドル(笑)小林麻美さんは入ってないけど
シーズン2では【雨音はショパンの調べ】や【哀しみのスパイ】を
選んで頂いたことがありました(笑)

もっともボクは、その頃の都会的でアンニュイな小林さんより
10代の頃の素朴で「おきゃん(笑)」な小林さんが好きですが…(笑)

それはさておき…翌週から3回に渡っての「宣戦布告」特集
奥さんの記憶によると「洋楽」についての話だったらしいんだけど

オンエア曲は、2月20日がサザンの【涙のアベニュー】
中島みゆきさん【かなしみ笑い】ハウンド・ドッグ【嵐の金曜日】
サントラ盤【スージーQ】と【氷のくちびる】

27日が【嵐の季節】沢田研二さん【TOKIO】アナーキー【季節の外で】(笑)
ヒカシュー【20世紀の終り】【三つ数えろ】

3月12日は、竹内まりやさん【不思議なピーチパイ】松任谷由実さん【エスパー】
シャネルズ【ランナウェイ】佐野元春さん【アンジェリーナ】

サディスティック・ミカバンド【ドンタク】に【ビューティフル・エネルギー】
…と、当時の「ニューミュージック」のヒット曲が選ばれてます

今も語り草になっている(笑)
甲斐さんの「新しい音楽を見つける目(耳?)」によって
ハウンド・ドッグや佐野元春さん
後にもんた&ブラザーズと初めて出会われたのは
奥さんだけではなかったでしょう♪

この頃の奥さんは、甲斐さんおススメのミュージシャンの
アルバムを買ったり、コンサートに行ったりと
かなり影響を受けたらしいんだけど
甲斐さん渾身の「洋楽論」にはついていけなかったんだとか…(苦笑)

ただ、当時のインタビュー記事には
甲斐さんが、外国人ミュージシャンと対談なさった際に

「日本の洋楽関係者が、こっちが日本人だということで
はじめから、一段低く見ているということを感じたんだ
完全な【洋高邦低】洋楽に関係してる人の意識がこれだもんね
俺たちが打ち破っていかなければと思ってる」と書かれていたり

奥さんが、たまたま読んだ雑誌に
「外国人ミュージシャンに日本のヒット曲を聴かせる」企画があり
ニューミュージックだけでなく、歌謡曲や演歌も含めた
20曲程度の曲についての感想が掲載されていたそうですが

一番ウケていたのが、山口百恵さんで
「彼女の声は素晴らしい!」と大絶賛だったのに対し
甲斐バンドの【HERO】については
「特に興味を引かれない」とアッサリ流されていて(汗)
ずいぶんと腹を立てたことがあったり…と

当時の日本の音楽業界自体が「日本の音楽をバカにしている」
…ような風潮だったのは間違いないみたいで
その風潮に対する「宣戦布告」だったのかなあと…?

まあ、やっとロックの市民権らしきものが認められたとはいえ
「ロックコンサートに行くのは不良だ」という意識があった頃だし…(苦笑)

ちなみに、この3回の放送のことは
「サンスト・シーズン1」の最終回にも話題になったみたいで
甲斐さんが「俺が3週続けて撃った固い話…
イヤ、俺は別に固いと思ってないんだけど」とおっしゃったことが
「ものすごく印象に残ってる」と奥さん

…というのも、その後「離婚発表」があり
甲斐さんが「3月の時点で家を出た」とか
「結婚して2ヶ月でダメになったんだけど…」と何度か口になさって

ちょうど、その時期にこの特集が放送されていたことや
前の奥様が「洋楽関係者」でいらしたことなどを思い出したかららしい(苦笑)

ただひとつ気になるのは、離婚が発表されたのは10月で
その頃、甲斐さんはサンストを降板されてたのに
ナンで奥さんが「ラジオで聴いた」と言うのか?

資料によると…吉田照美さんの番組にゲスト出演され
「二人とも、いつも自分の生き方を自分で決めてきた
これからもそうしていく」

「諦めたままで生きていたくない
だから、これがいろいろ考えた上で二人が選びとった生き方だ
わかって欲しい」とおっしゃって
その日に離婚届を提出されたようですが

これは、関東圏の番組でしょうし
奥さんは、烏丸せつこさんの「サンスト」の一部を割いて貰って
「発表したんじゃなかったかな?」と…

その日に流された曲の記憶が全くなくて
代わりに、烏丸さんの「ナンか困っちゃうよね」という
戸惑ったような声を覚えているんだとか…

「サンスト」は、奥さんにとってだけでなく
甲斐さんにとっても大切な番組だったんですね
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セッション(おまけ)

2016-04-21 10:49:00 | 日記
我が家では、まだ絶賛上映中(笑)なので
この映画をご覧になった皆さんの感想を知りたくて
ネットで探して読んでみると…

「映画代をケチって、観るのを止めようかと思った
昨日の自分を殴ってやりたい(笑)」と記された方もいらっしゃれば

「レビューを読んで、音楽映画ではなくスポ根映画だと知り
観る気が失せた」とおっしゃる方も…
ある意味そうかも?…おられ(苦笑)

どうやら、ジャズの専門家の方?と
映画評論家の方の間で論争もあったらしく
その全てに目を通した訳ではないものの
どちらの分野にも素人の立場から言わせて頂けば

ロッキーを観て感動しているところへ、ボクシングのプロから
「スタローンはボクシングが下手だね」と言われたらいい気はしない
…というご意見と

師弟ふたりだけに視点が置かれた演奏シーンは
観客や他のメンバーをないがしろにしていて何が「セッション」だ
…という趣旨の言葉が印象的でした

ボクがこの作品を観て、イチバンに考えたのが
「プロのミュージシャンの方は
この映画をどう思われたのかな?」ということだったので…

あっ!もちろん、甲斐さんと松藤さんがセイヤングで話されていたことも
興味深く聴かせて頂きましたよ(笑)

音楽やスポーツに限らず、どんな職業やどんなジャンルの映画にしても
「その道のプロ」の目には「所詮、フィクション」
と、映るであろうことは想像に難くないでしょ?

だって、日本映画の刑事モノなんて
素人目にも「アリエナ~イ!」ことがいっぱいだし(笑)
まあ、だからこそ警察からクレームが出ないのかも知れませんが…(笑)

ともあれ、この映画の特典映像には
レッチリのチャド・スミスを始め、ケニー・アロノフ
ピーター・アースキンなど世界の名だたるドラマー達が
インタビューに答えている映像が収録されていて
これが、なかなか面白かったです♪

音楽やドラムとの出会いにしても
「音楽一家に生まれた」方や「兄のレコードを聴いてよく怒られた」方
「父がクラリネット奏者だった」方に

「音楽雑誌やレコードがいっぱいあって、常に音楽が流れていた」方
「4人兄弟で音楽の道に進んだのは自分だけ」という方…など
ちょっと甲斐さんのご幼少期に重なったり(笑)

「子供の頃から、雑誌やゴミ箱、ポリバケツを叩いていた」
「36ドルでドラムセットを買ったが、説明書は捨てた」

「ギターもベースもダメで、ドラムをやったら簡単だった」
「聖歌隊にいたけど、パンクが楽しそうで
スキルは高くないから私にも出来ると思った」などなど

甲斐バンドのデビューが決まってから
「初めてスティックを持たされた」松藤さんがご覧になったら
「ええっ?!」とおっしゃいそうなコメントが並んでいたり…(笑)

奥さんによると、松藤さんはサンストで
同じ初心者でも、ギターなら「ジャラン」と鳴らすだけで
「おおっ♪」とそれなりに気分が高まるけど
ドラムは「ドスン、バタン」って
「何が面白いんだ?こんなもんと思った」と話されていたらしい(笑)

大森さんから「もしかしたら、ドラムもやって貰うかも知れない」(笑)
…と、予め「お断り(笑)」のお言葉はあったものの
「騙された」「困った」と思われたのも無理ないですよね(苦笑)

でも、このインタビューの中に「ホントはギターがやりたかったけど
ドラムの先生しかいなくて…(笑)」と話されてる方がいらして
色んな出会い方があるんだなあと…(笑)

ただひとつ言えるのは、皆さん「プレイしたい」と思って
ミュージシャンを目指された方ばかりで
甲斐さんのように「ハードリスナーが、たまたまミュージシャンになった」
という方は、やはり珍しいのかも知れませんね(笑)

そうそう!「ドラマーあるある(笑)」といえば
「持ち運びが大変」がダントツみたいで
「部屋の中でさえ気軽に運べない」に始まり

ライブが終わった後、クタクタに疲れていても
地下鉄で「シンバルだけ」「スネアだけ」と「持ち帰るのが大変だった」とか
「車がないと話にならない」けど
「ニューヨークで車を持つのは難しいから、ロスに引っ越した」とか(笑)

また「ドラムを持ったままでは、税関が抜けられなくて
慣れないドラムで演奏しなきゃいけなかった」とか

「会場で組み立てる時にチェックすることがいっぱいでウンザリ」
「オーケストラのウォーミングアップ中には、ドラムに触れられない」など

ライブでの存在感そのままに
ドラムを取り扱う方にとっては、正に「存在感ある」楽器みたいです(笑)

奥さんは、薬師寺ライブの前日リハーサルで
佐藤強一さんが物凄く時間をかけて
ドラムチェックをなさっていたことや

照和ライブで【裏切りの街角】の時に
松藤さんが、ジャラさんと交代されるのに手間取られたのを
甲斐さんが「早くしろよ」とおっしゃいつつも
「人のドラムって叩き難いんだよね」と
話されていたことを思い出したという

チャド・スミスは、タムの数が増えてドラムセットが巨大化した頃
たとえ使わないスネアがあったとしても、セットを変えるのではなく
「演奏方法を変えるのは、音の反響が変わるからだ」と説明し

「たまに小さいセットで演奏すると
空振りしたりして楽しい(笑)」と笑っていたんですが

必要最小限に絞らざるを得なかった照和のドラムセットは
それまでの35周年ツアーのセットに慣れておられたお二人には
「空振りしろ(笑)」と言わんばかりだったんじゃないかと…?(笑)

それはさておき…この映画は監督自身の経験を元に作られたそうだけど
JKが演じたフレッチャーほどではないにしろ
演奏中に後ろから「バトンで肩を叩かれる
それが、少しずつ強くなり、足でリズムを取り出す
非常に厳しくて、恐ろしく頑固な教官がいた」り(汗)

「威圧的な先生が好きだ。やる気に変わるから」という方や
「考えつく限りの罵倒を思い浮かべて叩き続けた」という方がいらしたり

「いきなり肩を小突いて反応を見るバンドリーダー」は
「もっと出来ないのか?1回目とは違う演奏をしろ!」とか

「俺が考えている時には、頭の中で口ずさむな!」などと無理難題を課し
「異様に厳しく要求が多いため、精神的に追い詰められた」方も…(汗)

あながち「フィクション」とばかりは言えないようですが(汗)
もし「叱られて伸びる子」じゃなかったら?…と考えるとコワイですね…

最後に「格言」との質問に対する
「シビレる言葉」をいくつかご紹介しましょう

「誰も見てないところで、必死で努力できる人が成功者」
「車を持て!良い助言だろ(笑)」
「新しいことにアンテナを張る。40歳になっても化石扱いされないように」

「好みはあれど、優れた音楽に優劣はない
若い内から色んな音楽を聴いた方が幅が広がる」

「グリップ、楽譜、スタイルやバランスは、半分に過ぎない
半年間、一緒にツアーを過ごすには
腕は落ちてもチームのためにやれる人を選ぶ」

「一流の人は、人の話を聴くし、会話が出来る」
「今になって、やっとコツが掴めて来たと思う。この仕事には終わりがない」

「引退はしない。きっとスネアに突っ込んで最期を迎えるよ」
…音楽に「選ばれし者」の言葉、深いです
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4月16日のセイヤング3

2016-04-19 04:19:22 | メディア
甲斐さんがお好きな「みいつけた!」の「(イスの)コッシー」
その作者でいらっしゃる大塚いちおさんが、ご自身のツイッターに

「訳あって、甲斐さんの曲を聴きまくって、お仕事中」と呟かれ
甲斐バンドの「英雄と悪漢」や「この夜にさよなら」など
アルバムのジャケット写真をアップされてたのは

ファンクラブの会報に何かお書きになるのか?
ツアーグッズのデザインをなさってるのか?
それとも、甲斐さんが専用の椅子「ヨッシー」を注文なさったのか?(笑)

…という投稿があり、甲斐さんは「機関紙ですね」と
「来月から始まるビルボード・ツアーで何が聴きたいか?っていうのに
答えるために、色々聴いてたんでしょう」と説明され

専用のイス「ヨッシー」はあってもイイよね(笑)
ふんぞり返って座るとか(笑)と笑っておられました(笑)

このブログを読んで下さってる方の中には
「聴いたことがある話だな」とお気づきの方もいらっしゃるかも知れませんが
上記の投稿も含め、今回のセイヤングで
4通のメールを読まれたのは奥さんです(笑)

今まで、2通読まれたことは数回…
あっ!1通だけラジオネームを書き忘れて、3通読まれたことがあったけど
1時間番組でCMやニュースが入りながら、同じ投稿者のメールを4通って…
「ホントにメールが来てないんじゃ?」と奥さん(汗)

4月からも番組継続だ♪とホッとしていたら
コソッと「2ヶ月に1回の放送」ってことになってるし(苦笑)
KAISURFやKメールで投稿を募集してたり

放送当日に久保さんが「5年前のセイヤングも震災直後
きっと今日も甲斐よしひろらしい心の応援が届くはず」と呟かれてたり…で
「ヤバイよ!ヤバイよ!」なのかなあ?と心配していた矢先だったので…

この4通目を紹介なさる際に
奥さんのラジオネームを読み上げ「多いな」と甲斐さん(笑)
奥さんは「自分で選んでるんでしょ(笑)」とツッコミながらも

このメールは、2月に投稿したものなのに
それを引っ張り出して来なくちゃいけないほどなのか?(汗)
…と、心配しておりましたが
月イチの新番組が始まったことで
そちらに投稿が集中したのかも知れないし…?

それはさておき…4曲目はジョーン・ジェット&ブラックハーツの
【アイ・ラブ・ロックンロール】

「【CHERRY BOMB】は過激なんで…(笑)」という甲斐さんの言葉で
洋楽に明るくない奥さんでも「ランナウェイズ」の
シェリー・カリーの「ガーター姿」を思い出せました(笑)

でも、この曲のオリジナルはアローズですよね?
ストーンズの「It's only R&R」に刺激されて作った曲だったような…?と
ウィキってみたら…Superflyのカバーには
作曲者のアラン・メリルがギターで参加しているんだとか…♪

ここで、ビルボード・ツアーの告知
松藤さんが、日程を読み上げられ(名古屋はソールドアウト)

「ビックリするほど近くで見れる自由席」とか(笑)
「お酒と食事が楽しめて、ステージでは甲斐さんが歌ってくれる」(笑)
「でも前回、気持ち良くて寝ちゃった人もいる(笑)」と続いていて

たぶん?久保さんが書かれたとおぼしきこの原稿に
甲斐さんは「ナンだよ⁉」とツッコまれてました(笑)

30~40代の女性方が「こまっちゃうな♪あそこに毛が生えて(笑)」やら
「異人さんに入れられてイッちゃった♪(笑)」と
替え歌を歌っておられるとの投稿で…

「ホントにバカですね(笑)」と甲斐さん
「でも、ちょっと聴きたいけど(笑)」と積極的に参加するのではなく
「巻き込まれ事故みたいな(笑)」状況をご希望のようです(笑)

奥さんもその昔「スネークマン・ショー」の
「どんぐりコロコロ♪イイ気持ち(笑)
お池にはまってイイ気持ち(笑)」というのを聴き
友人たちと童謡の歌詞を「イイ気持ち」に置き替えて遊んでいて
「赤トンボ」の2番がヤバイ!(笑)と気づき
大笑いしたことをコクりました(笑)バカですね(笑)

ビルボード・ツアーのオーディションを受けたという
若手ミュージシャンの方や鈴木健太さんが
甲斐さんをリスペクトなさっているとのメールから

鈴木さんは三鷹にお住まいなので、甲斐さんと飲んでおられる時に
電車の発車時刻を気にされるらしく
甲斐さんは、2回に1回くらいの割合で
「俺が交通費を出す!」とおっしゃるそうですが

「それを聞いて安心して、20分後に寝る(笑)
ダメでしょ?何それ?どんな仕打ち?(笑)」と甲斐さん(笑)
松藤さんは「もっと一緒に飲みたいからなのにね(笑)」と大笑い(笑)
それこそ「ジン」を飲んで頂かないといけませんね(笑)

ちなみに、以前ご紹介したベーシストの木村将之さんも
ご自身のブログで、ビルボードの日程を発表されてました♪
オーディション合格だったんですね(笑)

石田伸也さんが、1日遅れで甲斐さんに渡されたお誕生日プレゼントが
「たこ焼き1個(笑)」だった話で…

石田さんは「美味いねと言ってもらえた」とツイートなさってましたが
甲斐さんは「美味いねって言ったの覚えてない」そうで(苦笑)

「プレゼントっていうか、差し入れを皆で分けたら
1個だったんだけど、ひどくない?(笑)」と笑っておられたけど

バースデイ・ライブの打ち上げでも
小山進さんのケーキの写真を撮るのに夢中な皆さんに
「どいて下さい」と言われて「ひどくない?」とおっしゃってましたよね(笑)

余談ですが…文化放送の女性アナ?の方が
この放送日にお誕生日を迎えられた方々に
「おめでとうございます!」とコメントされてるのを読んで
「ヤバイよ!高橋将市アナと同じ誕生日だよ!」と奥さん

えっ!箱根駅伝の中継で、母校の早稲田を見逃したと
甲斐さんにツッコまれまくりのアノ方(失礼!)とボクが…(汗)
もう一度、母に誕生日を確認してみよう…(笑)

あっ!今日は松藤さんのお誕生日ですね♪おめでとうございます!

5曲目に流れたのが【黄昏に消えた】で、奥さん大騒ぎ(笑)
例の「楽譜」を拡大して解読(笑)した時に
奥さんが「この曲じゃないか?」と思ったのがコレだったので…(笑)
ついに「ライブデビュー」なるんでしょうか?(笑)

次回の放送は、6月4日…って、ツアー最終日⁉(笑)
甲斐さんいわく…ファーストとセカンドの合間にお送りしたい(笑)
楽屋から生放送ですね?(笑)

まあ、その頃なら、ビルボード・ツアーの感想などが多数寄せられそうで
奥さんもひと安心(笑)スタッフか?!(笑)
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