ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

1978年の甲斐バンドライブ!?

2024-06-27 14:05:00 | 日記
コトの起こりは、6月5日の夜…甲斐バンドの永久欠番ベーシストでいらっしゃる長岡和弘さんが…
「皆様…特に甲斐バンドを応援してくれている仲間の皆様
先月、本棚のケースの中から、1978年5月18日(46年前)に、私の地元大村市で開催された
甲斐バンドのコンサートのカセットが出て参りました

ヨレヨレになっていた音源を知り合いのエンジニアがコツコツと編集し繋いで完成版のCDにしてくれました
近いうちに私の番組で少しオンエアしようと思います
意外にシッカリと演奏し、シッカリと歌っていたのにビックリ!!ですよ」…とポストなさったことで

奥さん達…「オリジナル甲斐バンド」と「この当時の甲斐さんの声」に思い入れのある奥さん(笑)や
デビュー当時からのファンの甲斐友さん達はもちろん
当時のライブを知らない甲斐友さん達も大盛り上がり♪(笑)

更に、6月12日には…「本棚の引き出しから発見した46年前の大村市民会館での
甲斐バンドのコンサートを録音したカセットテープが、こんな2枚組のCDになりました
PAの音響卓から直接録音されたものなので、音もシッカリとしていました

会場の声援は聞こえにくいですが…今度オンエアします」…という投稿と
2枚の「完成版」のCD&「Earlydays DEMO TAPE」というタイトルのCDの写真
「そのカセットです」という、曲名が記されたカセットテープの写真がアップされ
より一層、キャイキャイ盛り上がったらしい(笑)

そのカセットテープのインデックスに書かれていた、当日のセットリストは
1曲目が「らせん階段」で「永遠のオープニングナンバー」との呼び声高い「きんぽうげ」は2曲目
「裏切りの季節」「ブラッディマリー」「裏切りの街角」「夕なぎ」「一日の終り」「吟遊詩人の唄」

「昨日鳴る鐘の音」「七月の便り」「円舞曲」「そばかすの天使」「東京の一夜」「昨日のように」
「最後の夜汽車」「悪いうわさ~ダニーボーイに耳をふさいで」「氷のくちびる」「ポップコーンをほおばって」…といったラインナップ♪

ライブアルバム「サーカス&サーカス」が収録された77年12月と同じ状況…
セカンドアルバム「英雄と悪漢」~「ガラスの動物園」~当時の最新アルバム「この夜にさよなら」まで、3枚のアルバムからの選曲…ではあるものの
カセットに収録されたのは、翌年春のツアーということで、内容を変更なさったんでしょうね?

ともあれ…「オンエア」なさるということは、当然、甲斐さんに一言お断りを入れておられるはずですし
長岡さんが、ビルボードツアー福岡公演にお見えになっていたのは
「この件もあってのことだったんじゃないかな?」と奥さん

すると…まさに、長岡さんがトヨタホールに来られた当日
「6月27日のオンエアでライブ音源をお聞かせします…お楽しみにお待ちください
この音源は甲斐くんにも届けたので、彼も自分の番組でオンエアするかも知れませんね」とのポストが…!?

奥さんが、その27日の放送を待ち切れず(笑)、いそいそと1週前のオンエアにかじりついていると…
番組冒頭から、長岡さんが「私ね、少し前になりますけど
先月、福岡へ甲斐よしひろくんのソロライブを観に行って来たんですよ!5月18日でしたね
『ビルボードライブツアー』と言って、ナンかこう…いつもと違うメンバーと曲を…
えー、ステージと客席が超近い感じがする楽しいライブでした」と話し始められワクワク♪(笑)

更に…「また、演奏曲が…結局、リクエスト中心によるものだったそうですね
その日のね、ラストの曲を私はとても印象的でした、うん
この日の編曲は全部、甲斐バンドの時のアレンジとは全然違っていて
ちょっと、ひと味違う楽しみ方が出来ました
今夜の1曲目は、そのライブアレンジでお聴き下さい『この夜にさよなら』です」

…と、ライブバージョンを流されたもんだから、懐かしさというか
まだ青く甘い甲斐さんの声と、若い頃の歌い方に
当時の「マイクスタンドを抱えた甲斐さん」の姿が目に浮かび
また「長岡さん」と、アルバム「この夜にさよなら」が
奥さんの心の中では、深く結びついていることもあって、思わずうるうる…(苦笑)

ただ、そのあと、しばらくして「ナンで、この曲をじっとして聴けないのか判った!」と奥さん(笑)
先のビルボードツアーで、周りの皆さんがじっと聴き入っておられるのに
ついつい体が動いてしまうのを止められず、若干?恐縮していたみたいだけど(笑)
「そう言えば、この当時からずーっとこうだったから、DNAに刷り込まれてるんだと思う(笑)」
…と申しておりました…って、そんなに動きながら号泣するってどーよ?(笑)

それはさておき、曲が明けると…
「この曲を聴いてるとね、このアルバムのレコーディングの時の景色…
こう…浮かぶ…浮かぶんですよ、ちょっと、お話しますね」…と長岡さん
「昔ね、こう…夏にね、レコーディングしてることが多かったんですけど
秋になると、発売するために、夏にレコーディングしてたんですね、きっと…

みんなでスタジオに籠って、そこで曲も作ったり
遊んでる最中に突然『あっ!曲が出来たからスタジオ集合!』みたいな感じで集まって
そこでレコーディングしたりとかね」と話された途端

「ああ!解散したあと、甲斐さんが『バンドの時は、夜中に曲が出来たら
すぐにメンバーに電話して、スタジオに集まるっていうのがフツーだったけど
ソロだと、すぐにセッションのメンバーを呼び出す訳にいかないのがもどかしい』って言ってた!」と奥さん
長岡さんの一言一言に、イチイチ食いつくので、文字起こしが進まないこと、この上ない(笑)

ともあれ…「ある時は、3日間かかって、1小節もレコーディングが出来ないとかね
今考えると、マネージャーとかディレクターにはね
扱いにくい、ムラの強~いバンドだったっつうね(笑)
私がこのバンドの担当だったら、ホントに悩んで、ストレスとの闘いで、担当ヤメてたと思うね(笑)
『僕、ヤメさしてくださ~い!』って…こんなね、いい加減なね

フツーならね、スタジオって、1日ナン十万もね、するんですよ?
…で、そのスタジオ、デーン!と押さえてる訳ですよ、1週間とか10日…
…で、スタジオでレコーディングするんだったら
前もって、レコーディングする曲は、東京でデモ作品を作ったり、試作をして
そいで、スタジオ入りするのが…あっ、曲は出来てんですよ、そん時はね、それが当たり前なんですよ

これが、ナンも出来てないので行き当たりばったりで『さあ、どうしよう』から始まるんですからね
スタジオ代とか、経費面とか、発売予定の日とかで、調整は難題だらけだったと思います
今になって、スタッフの皆さんに深くお詫びを申し上げます、ホント…」とおっしゃった時には
「だって、甲斐さんは『カケラみたいなものだけ持ってスタジオに入る』って人だし…(笑)」とクスクス(笑)

でも「ガラスの動物園」の超長~いレコーディング時間に比べれば
「この夜にさよなら」は、かなり早く出来上がったそうで
スタッフの皆さんから「やれば出来るじゃん!」と褒められたんだとか…(笑)

もっとも、その後…「破れたハートを売り物に」のレコーディングでは
出来上がったはずのマスターテープを工場に送られた翌朝に、ストップをおかけになったり
ついには、海を渡って仕上げることをお決めになったり
「いいものを作る時間をくれよ」とツアーをお休みされたり…と
納得がいく音作りのためには、手間も時間も惜しまないという姿勢を貫いておられました

それはともかく…「スタジオにはね、こう…ジャケットを撮影するカメラマンも来ていて…
同行していて…そうそう、カメラマンは、インスタ(ジオ?)の写真もずっと装丁していたんですけどね、料理が上手でした
朝からね、散歩してね、どっか山ん中から、変なキノコ採って来るんですよ
…で、料理に入れるんですよ、ナンか知らんけど…
麻婆豆腐とかオムレツが、ムチャクチャ旨かった!

…で、ディレクターはね、スタジオの屋根の上に上がって、マネージャーと並んで
体中にオイルを塗って、体を真っ黒に焼いてましたよ
時々、降りて来て『どう?調子は?うまくやってる?』って
数分間、スタジオに声をかけに来てくれる、そんな感じ…それでいいんです

前に話した『猫』っていうね、早稲田大学の出身のバンドのソロやってた新田和長さんって言うね
名物ディレクターです。その人の、あのー、プロデュースでやってたんで…
その人…彼の仕事ぶりから、ナンか、自分なりのディレクタースタイルを見つけたような気がする、私は…
長岡、二十何歳の様子です」と話されたあと

「あっ、この前ね、自宅でね、1978年、大村でコンサートしてた、そのカセットが出て来た
今、CDに焼けるようにして、番組で…まあ、録音状態のいいヤツ、ナン…
1曲くらい、おかけしようかなあと…」と、件のカセットテープに触れられたものの
奥さんは「えっ!?1曲くらいって…」と、ちょっとガッカリ…(苦笑)

まあ、30分番組なので、全て聴けるとは、さすがに思っていなかったみたいだけど
「2週に渡って特集されるんじゃないか?」
「5~6曲は聴けるのでは?」という期待はあったらしい(笑)
それでも、貴重な音源を耳に出来る機会を与えて下さった長岡さんには感謝しかないですよね?

そして…「で、来年はナンか、デビュー50周年記念コンサートツアーをやるらしいんです
大村にも来て貰いましょうかねぇ」と長岡さん(笑)
番組アシスタントの橘さんが「そん時は是非、長岡さんもステージに上がって貰って、特別公演で…」
…と、おっしゃると「それは、イヤイヤイヤ…(笑)」と笑っていらしたんですが
奥さんは「福岡公演で実現させて欲しいなあ♪」と、本気で申しておりました(笑)

ただ、そのあとに…「で、お客さんはみんな、あの…年金手帳かナンか持って(笑)ね?
…で、年金手帳に、御朱印かナンか、ピッと押して
あと『お孫さん同行のこと』とかね
『お孫さんと来て下さい』…みたいなね」…と、ファンの高齢化についてイジられ(笑)
…って、奥さんは、甲斐バンドツアーのグッズに「御朱印帳」があったことを
長岡さんがお知りになったら…と考えてクスクス(笑)

もっとも、奥さんも、その「御朱印帳」が登場した際に、甲斐友さん達と
これから先のツアーでは「年金手帳カバー」とか「杖」や「拡大ルーペ」といった
「高齢者向けのグッズが出て来るんじゃないか?(笑)」と話していたらしいので(笑)
とやかく言える立場ではないんですが…(苦笑)

ただ…橘さんが「ナンか…でもナンかイイですよね
大村だから出来る長岡さんと甲斐さんのコラボ…
っていうか、トークショーとかも楽しそう」とか
「長岡グッズ作りましょ!長岡グッズ!」と粘られても
「イヤイヤイヤ!ナンか色々、変に期待されると困る」と長岡さん

「高校生とか中学の時にさ、憧れのステキだった人はさ、50年後に会わない方がいいんです
ナンか…『えっ!?ガッカリ…』みたいなね…『何?あの人』みたいなね
(『でも、よく言いますよね?すっごいマドンナ的な存在で、美人で綺麗だった人が
一番、こう…変わるっていう…逆に、ちょっと物静かで、ナンかこう…おとなしかった子が
すごい、大人になって、綺麗になってるってこと』…と橘さん)

そうなんですよ!もしも、皆さんの記憶に、すごいカッコよく…
あのー、美しく姿が残ってるんだったら、壊したくない!(笑)
だから、ちょっと…僕の美しさが壊れるから(笑)」…って
演奏なさることから遠ざかっていらっしゃるので
ステージには上がれないとお考えなのかと思いきや、ビジュアル面を気になさっていたとは…(笑)

でも、ご自身のXに上げておられるお写真を拝見する限り
ファンの皆さんのイメージが壊れるとは思えないくらい
当時の面影を残されたまま、ステキに年を重ねていらっしゃるような気が…?
ともあれ…今夜の「Happy Go Lucky!」は必聴ですね♪
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