さて、ここからは「甲斐さん」ご自身が、プロモーションなさった訳じゃないんだけど
甲斐さんのお名前やお写真などが登場した媒体をご紹介させて頂きます♪
まずは、9月20日放送のTBS「たまむすび」から…
毎週火曜日は、番組がスタートして2時間経過した辺りで
映画評論家の町山智浩さんの「アメリカ流れ者」のコーナーが始まるんですが
その冒頭に、火曜日レギュラーの南海キャンディーズ・山里亮太さんが
「町山さん!僕、この前、あのー、映画のお仕事で
甲斐よしひろさんに会ったんですよ!」とブッ込まれ(笑)
「ああ!ハイハイハイハイ!」と返された町山さんより
奥さんの方が「ええーっ!?」とビックリ!(笑)
イヤ、山里さんが、毎年のようにアカデミー賞受賞作品の予想コーナーなどで
本職の映画評論家の皆さんと対等に熱く語られるくらい
映画好きでいらっしゃるのは存じ上げていたみたいだけど
「甲斐さんと『映画のお仕事』って何?」と食いついた次第(笑)
「WOWOW関係かな?でも、例の『キュレーター』なら、山ちゃんと絡まないだろうし
雑誌かナンかの対談?それとも、山ちゃんのラジオ番組に出たとか?」とブツブツ…(笑)
まあ「お仕事」というからには、いずれ近い内に甲斐さん側から発表されるんじゃないかと…?
ともあれ…山里さんが「あの…(甲斐さんから)
めちゃくちゃ町山さんのことをお好きという話を聴いて…」と話し始められた途端に
「あらっ!…っていうか、僕がね、昔、ファンだったんですよ!すごく!」と町山さん
メインパーソナリティの赤江珠緒さんが「スゴイですね!」と驚かれ
山里さんが「相思相愛なんですよ」とおっしゃると
「僕が、中学くらいの時にね、すごい好きで追っかけてたんですよー!甲斐バンドを…ハイ
それでね、1回お会いしてね、あのー、下北の『レディジェーン』で
ちょっと、あの…一緒に、あの…ご一緒してですね
こう…どれだけ甲斐さんがやってたラジオをね
あの…記憶するほど聴いてたかっていうことで
覚えてることを全部言ったんですよ(笑)」と明かされてましたが(笑)
この「どれだけ好きか」をアピールなさるという点は
阿川佐和子さんが、大ファンでいらしたジュリー・アンドリュースと対談なさった際に
ジュリーの歌を、ご本人の前で7~8曲お歌いになったというエピソードに通じるような…?(笑)
でも、やはり甲斐バンドファンでいらっしゃる大塚いちおさんも
鈴木健太さんの紹介で、初めて甲斐さんとお会いになった時に
甲斐さんが「サウンドストリート」で話されたことを語られたそうですし(笑)
…って、ご本人はほとんど覚えておられなかったらしいんだけど…(苦笑)
もちろん、我が家の住人も、当時印象に残った甲斐さんの言葉は
その時の甲斐さんの話し方の通りに記憶しております(笑)
まあ、翌週の放送までに何度も繰り返し聴いていたみたいだし
ナンと言っても、10代の「やわらか頭」ですからね(笑)
山里さんが「それで、お互いね、映画すごくお好きなんですよね?甲斐さんも…」と振られ
町山さんが「そうなんですよ!甲斐さんはね、歌がね
映画にすごくね、インスパイアされたものが多くて、その話もいっぱいしましたよ!
『あれは、あの映画が元なんですかあ?』とかね、色々言ったんですよ(笑)」と返されると
山里さんは「…で、ちょうどその…せっかくね、楽しく飲んでた時に、またちょうどね
町山さん、その次の日に結構大事な用事が…
原稿書かなきゃいけないとか、色々あったらしいんですけど
甲斐さんが楽しくなり過ぎて…(『そうですね(笑)』と町山さん)
全然帰らせなくて、すごい心配してたんですよ(笑)
『結局、原稿は間に合わなかったのか?』って…(笑)」とお伝えになり
町山さんも「それで、大変なことになりましたけど…(笑)
大変な事態になりました、ハイ」と大笑い(笑)
まあ、コロナ禍以前のことですし、甲斐さんは「長っ尻」を自認なさってますもんね?(笑)
でも、ご自身のラジオ番組で、町山さんとお会いになった話をされた時は
ホントに楽しそうに喋っていらっしゃったし
町山さんの連載コラムの話題に触れられた際にも、笑いながら話されていたし
三浦瑠麗さんの「目力」について、20分も語り合えるほど(笑)お話が合う方なのかなあと…
それはともかく…山里さんが「『またお会いしたいと(あのー)お伝え下さい』
…ということを預かって来ました」と、甲斐さんの言葉を伝言されると
「ああ!もうホント是非ね、ハイ!もう…もういくらでも話すことがあったんで
すごい楽しかったんですよ!」と町山さん
ご自身のツイッターに、その出会いの日のツーショットをアップされ
「中学時代から憧れた甲斐よしひろさんと!」とツイートなさってましたが
そのツイートに関する返信を見てみたら…「羨ましいです」とか
「町山さんと同じ年の僕にとっても甲斐さんはヒーローですよ!」といった呟きや
「レディジェーンですか?」と、お写真の背景をご覧になった方々の質問に混じって
「愛する竹田かほりを盗んだ奴だ!」とのツイートを見つけて
「いまだに言われるんだ!?(笑)」と吹いちゃいました(笑)
そうそう!町山さんは、しばしば甲斐さんや甲斐バンドについてツイートなさるんだけど
一番笑ったのは「思い出した!俺が田中康夫を嫌いなのは
『なんとなくクリスタル』で甲斐バンドをバカにしたからだった」というツイートです(笑)
当時ちょっと話題になったとはいえ、奥さんも忘れていたような話を、ナゼ今になって突然!?(笑)
ともあれ…山里さんが「(甲斐さんは)めちゃくちゃ映画が…
ホンットにお詳しいんですよね?映画に…」とおっしゃって
町山さんが「その…甲斐さんはね、だって、もう最初に…頃に、あの…のヒット曲が
いきなり映画の…あの…話から歌い出しなんですよ
それねぇ『ポップコーンをほおばって』っていう歌で
ポップコーンって映画館のポップコーンですよね
でね、いきなり、歌い出しがね、『映画を観るならフランス映画さ』っていう、そっから…
歌い出しになってて、もうそれでガーン!と来るんですけどね、ハイ」と返されると
「そうだ!あの…僕も甲斐さんと会って…
『山ちゃん、フランス映画って苦手だろう?』とかって言われて…(笑)」と山里さん
「ああ!言われた?(笑)」と笑っておられる町山さんに
「『ハイ、よくお気づきで…』って…(笑)」とお答えになるや
「判るよね!(笑)」と大笑いの赤江さん(笑)
山里さんが「『スイマセン、僕、判りやすい敵がいて
爆発がないとダメなんです』って…(笑)」とおっしゃったトコで
町山さんが「イヤ、だんだん良くなって来るんですよ
僕もね、ちょっと苦手だったりしたんですよ、結構…若い頃ね
(『へぇー!?』と驚かれる山里さん)…そう、みんなが観てるから
義務で観てたところもあって…だんだん良くなって来ますよ」と明かされると
山里さんは「あっ!そうなんですか?見方が変わるんですか?」とお訊ねになり
赤江さんも「年を重ねることで判る味わい深さみたいなのもあるってことですか?」と質問
町山さんは「それもあるし…あのー、この間…
ジャン=リュック・ゴダールっていう監督が亡くなったんですが
えー、とにかく『ゴダールの映画は難しい、難しい』って、ずっと言われてたんですよ
でもね、全部、自分のことを映画にしてるんですよ、彼は…
だから、彼が、その時、どういう人と結婚してて、どういう奥さんがいて
どういう状況にあったのかって、知ってから観ると『ああ、そういうことなのね』って
すごく判りやすい映画なんですね」と話されてましたけど
これは、奥さんが「デビューからずっと甲斐さんの曲をリアルタイムで聴いて来れて
ラッキーだったと思う」と言っているのに通じる…というか
その時時のバンドの状態や甲斐さんのプライベート事情
また、当時の流行や時代背景などを知った上で
歌詞の意味やアレンジの仕方などを味わうことが出来たといった意味だと思われますが…
歴史の教科書を読むより、例えば、実際に戦争を体験なさった方々から
その当時のお話を伺う方が、よりリアルに感じられるというのと似たような感じかなあと…?
更に…「あのね(ゴダールは)アンナ・カリーナっていう奥さんと一緒にいたんだけども
すごく夫婦仲が悪くて…で、途中で捨てられるんですけど
捨てられたあとも、そのアンナ・カリーナさんを主演にして映画を撮り続けるんですよ
で、その映画の中で、主人公の男は、その奥さん…アンナ・カリーナさんに向かって
『俺を愛してくれ!愛してると言ってみろ!』とか言ったりするんですけど
自分では言えなかったことを俳優に言わせてるんです」と説明され
赤江さんが「アンナ・カリーナさんもスゴイね!その仕事ね、よくね…」と驚かれると
「アンナ・カリーナさん、よく受けたと思いますよ
だって…『気狂いピエロ』っていう映画がありまして
それは、そのアンナ・カリーナさんに捨てられたこと自体をモロに映画にしてるんですけども
で、最後に、主人公がアンナ・カリーナさんを射殺するんだもん
『俺を騙しやがったな!』つって…『他に男がいたなんて!』つって…(笑)
それ、夫婦でやってるんですよ?そういうことを判って観ると
『ああ、これは切実な映画なんだ』ってことが判って来るんですよ」と話されてましたが
ちょうど、この放送を聴いたのと前後するように
船越英一郎さん版の「黒い十人の女」をTVerで再度視聴していた我が家
その直後に、中井貴一さんが、船越さんの御尊父・船越英二さん版の映画について
ツイートなさっているのを拝見し、そのあと、この町山さんのお話を拝聴してビックリ!
だって…「市川崑の『黒い十人の女』(1961年)の脚本は妻の和田夏十が執筆している
この時期は有馬稲子との不倫が終わった直後と思われるのだが
そんな時期に女と次々に不倫する男を主人公にした脚本を妻が書いたというのがコワイ
更に、その脚本を平然と映画化した市川崑にも何かコワイものを感じる」とか
「『黒い十人の女』では女好きのTVプロデューサーの風(船越英二)を
妻の双葉(山本富士子)と愛人の市子(岸恵子)が殺害する計画を立てる
(半分は)本気ではないという設定だが、有馬との不倫が終わったあとに
こんな場面を妻が書いて来たら、市川崑は相当コワかったと思うのだが…」とか
「『黒い十人の女』では、風は妻以外に9人の愛人がいる訳だが
彼女たちの中心となり、かつ最初の愛人になった市子は『女優』だ
この設定にも何か脚本を書いた和田夏十の夫に対する皮肉
または(表現がよくないかも知れないが)悪意が感じられる」と呟かれていて
赤江さんが「バックグランドを知るとね、また見えて来るものが違うんですね」とおっしゃる通り
バカリズムさん脚本でリメイクされた「不倫コメディー」とは全く違う
『フクザツな事情をはらんだ映画だったんだ!?』と、背筋が寒くなりました(苦笑)
ただ、そういう実際にあったことをモチーフに作品を生み出される方々って
甲斐さんのおっしゃるように、作品を作ることで、ある意味、気持ちが浄化されたり
事実を元にしていても、どこか普遍性を持ったものに昇華させて行く…というような
クリエイターとしての矜持みたいなものをお持ちなのかなあと…?
それはさておき…町山さんは「(フランス)映画ってね
結構その監督の実際の…その…育った環境とか、そういったものが
影響してるのが、特に多いんですよ、ハリウッド映画とかよりも…
プロデューサー主導じゃないんでね、監督主導なんで…
だから、その私的な部分をちゃんと知って観ると、すごく面白くなると思います」と話され
「なるほどな!」と頷かれる山里さんに
「フランソワ・トリュフォーっていう監督がいるんですけど
彼はたいてい…まあ、女優さんとすぐに恋に落ちちゃうんですけど
それが全部、映画に反映されるんですよね」と明かされると
「ハハハハ…(笑)」と山ちゃん大笑い(笑)
赤江さんも「判りやすいな!(笑)」とツッコミ(笑)
更に、町山さんは「あと(トリュフォーの)お母さんが、結構ヘンな人で
お母さんの思い出とかも、映画の中にどんどん入って来て
だから、そういうのが判らないで観ると…
まあ『判らないで観ろ!』って言う人もいるんですよ『余計な情報を入れるな』って…
でも、それはね、本当に料理なんかね、食べて『ああ、美味しかった!』って
でも、何が入ってるのか判らないっていうままの状態なんでね
やっぱり、目の前で板さんが料理しているのをね
見て食べると美味しさが10倍増しじゃないですか?そういうものだと思いますよ
魚とか、ナンにも言わないで出されたって、ナンだか判らないじゃないですか?
どっから獲って来たものなのか?とか…」とおっしゃって
赤江さんも「確かにね…『これは、伊豆の沖で獲れました』とか言われたら
『おおっ!』ってなるけど…」と納得されてましたが
甲斐さんは「なるべく(事前に)情報を入れないようにする」派なんですよね?(笑)
もっとも、町山さんが「魚」を例に挙げられたのは
「ナンだか判らない魚…メルルーサかも知れない訳じゃないですか?
メルルーサ、めちゃくちゃ顔が恐いから、あの…メルルーサの写真を見たあとでは
メルルーサ食べられないんですよ、恐くて…」というトラウマがおありだったからみたいです(笑)
ともあれ…「だから、やっぱりね、色々ある程度、知ってから観た方が
面白い映画もいっぱいあります、ハイ」と町山さん
ボクは、町山さんのご意見にハゲ同なんだけど
奥さんは「色んな情報を入れ過ぎると、期待値が上がってガッカリしたり
結末が読めたりして、ちょっと残念な思いをすることがあるんだよねぇ…」と苦笑い(苦笑)
まあ、映画に限らず、ドラマでも舞台でも小説でも「面白い!」と思ったら
終わったそばから「もう一度!」と無限ループに陥る人間(笑)には
あまり事前情報は必要ないのかも知れませんが、その最初の「面白い!」を感じるためには
やはり、ある程度の予備知識があった方がいいんじゃないかと…?(笑)