…ということで、彩子ちゃんは「何かあったらどうすんのよ!」と反対したものの
陸くんは「まあ、サンドバッグだから、俺は…いつかは破れる運命なのよ」と
見た目彩子ちゃんの日高と、また一緒に暮らすことを決め
「じゃあ、ナンか判ったら連絡するから」と帰って行き
彩子ちゃんは「ありがとう!ありがとね、陸!」と感謝しつつ
「『2人分の人生を生きている』という陸の言葉は嬉しかった
だけど、今、私が2人分の人生を生きている相手は…」と日高を思い浮かべている様子
その日高は、陸くんが地方の仕事が入ったと部屋を出たあと
その置き手紙を見て「はあ…逃げられましたか…」と察し、部屋を見回しながら
「ここは壊したくなかったんですけどねぇ」と呟いていたんだけど
ドルガバのドレス姿で帰宅して来た時、部屋に明かりが灯っているのを見て
思わず、駆け足でマンションに入り、部屋に飛び込んで、陸くんの姿を見るなり
「陸!戻って来たの?」と、ちょっと弾んだ感じで声をかけ
陸くんが「うん、急に仕事なくなっちゃっ…」と振り返った途端
ドルガバドレスを着た、見た目彩子ちゃんに驚き
「どしたの?それ」と訊ねると「あ、ちょっと仕事で…」と日高
「出て行ったかと思った…」と呟くと「ナンで出てくの?俺が…」と訊かれ
「ナンで…って、何となく…」と返し
「なに言ってんの?他に行くトコないでしょ?俺には…」という陸の言葉を
「そうですか…」と、そのまま信じた訳ではないにしろ
帰って来てくれたことに、どこかホッとしているような気が…?
さて、偽証強要がバレて閑職に回された河原主任は
その当初こそ、脱け殻のようになっていたみたいですが
やはり「望月と日高は繋がっている」という考えが捨て切れなかったらしく
「あの風紀委員が、ナンで日高に協力しているのか?」を探るため
第1の事件とされている神奈川の一ノ瀬さん殺しの資料を読んでいた時
主任と一緒に飛ばされた幅刑事が、初動捜査で作られた不審者の似顔絵に目を止め
「目は大きく出てて、鼻は大きな鷲鼻、右の鼻の穴の下に目立つホクロがあって
面長で顎がしゃくれてる」という特徴的な顔なら「すぐに見つかりそうなもんですけどね」
…と口にしていたところ、主任と食事に行ったラーメン屋で
この似顔絵の特徴にピッタリなキャラクターが描かれた漫画を発見
「河原さん、犯人いました!確保しました!(笑)」と冗談で手にした漫画を改めて眺め
「あの男…ホントにコイツだったってこと、ないですか?
目撃者がふざけて、このキャラの特徴を言ったとか…?」とポツリと洩らしたのをきっかけに
その証言者・戸田一希を探すことになり、まずは、捜査資料にあった当時の勤務先へ…
が、そのスポーツジムは、顧客の個人情報を売買していたことがバレて解雇されていて
…って、まあ戸田が、例の漫画のキャラクターグッズを持っていたことと
戸田が流出させた顧客情報の中に一ノ瀬さんが含まれていたことが確認出来たため
新しい勤務先を調べて訪ねて行くと、最初はシラを切っていたものの
河原主任に強面全開で詰め寄られ(笑)1件1万5千円で情報を売っていたこと
また、嘘の特徴を証言したのは、一ノ瀬さんの事件がらみで警察がジムにやって来たので
情報流出がバレるんじゃないかと怖くなったからと自白
その売買はネット上で行われたため、買い手の本名は判らず、アドレスも消去済みと聴いて
「お前な!」と声を荒げる主任を宥めながら
幅刑事が「ネット上で使っていたニックネームとか覚えてないですか?」と質問すると
「ナンて読むのか判らないんですけど、ナンか、こういう…こういうマークの…」と戸田
「紙に書いて貰えますか」と差し出されたペンで記したのは「Φ」
死体の手のひらに残されていた血文字を思い浮かべた河原主任が
「お前」から急に「お嬢さん」呼びになり(笑)
「金のやり取りの記録は残ってないか?」と訊き
戸田が預金通帳を持って戻って来ると「ありがとさん」と妙に優しいのがツボりました(笑)
その預金通帳の振り込み人の名前は「クウシュウゴウ」となっており
「取りあえず、新田さんだ!」と鑑識で本名を調べて貰うことに…
その新田さんが「『クウ・シュウゴウ』って人
名前からすると、外国の方ですかね?」と言うと
幅刑事が「って、思いますよね」と、スマホの検索サイトに「クウシュウゴウ」と入力
すると「空集合」「Φ」の文字が表示され…って、このシーンのあと
実際に、検索なさった視聴者の方が続出したらしい(笑)
で、新田さんの調べの結果「クウシュウゴウ」の本名は「十和田元」と判明
その資料に添えられた運転免許証の写真に写っていらしたのが田口浩正さん…
これまで「八巻」や「五十嵐」「十久河課長」「五木さん」など
名前に数字が入った役名が多いと話題になっていた上に
「九十九」や「戸田一希」など、新たな登場人物が増えたトコへ「十和田だ!」となって(笑)
更に、田口さんが「写真だけ」のご出演ってことはないだろう?とか
それを言うなら、日高の妹役を務めておられる岸井ゆきのさんだって…(笑)
…といった憶測が飛び交って、ネットは大盛況(笑)
誰も彼もがアヤシく見えて来て、肝心の日高は
単なる共犯者扱いになってしまったような気が…(笑)
その疑惑というか希望的観測は彩子ちゃんも同じで
「いっちょ、カマシてみるか!」と日高に電話をかけ
九十九の逮捕を受けて、バニッシュワンダーの海外販売に関しては
バニスター社の販売網を利用できるようになったことを報告したあと
「ねぇ、今回はしのげたけど、これからもこんなことが起こると思わない?
コ・アースの人達は、何度も辛い目に遭うわよね、あんたのせいで…
あんたの殺人容疑を晴らせば済むと思わない?」と話し
日高が「私を野放しにする手伝いをして下さると…?我が身かわいさとはいえ
正義の味方のあなたが、そこまで宗旨替えして…」と返すのにカブセて
「問題ないわよ!だって、あんた、やってないんだから!」とブチかまし
「私じゃなければ、誰がやったんですか?」との質問に
「あの手紙の差し出し主!でなきゃ、あんな手紙、一切隠す必要ないわよね?」
…と、たたみかけたものの「全ては私が握っていることをお忘れなく…」とマウントを取られ
…って、まあ、彩子ちゃんは「手応えあり!…だよね」と思ったみたいだし(笑)
確かに「手紙の差し出し主」が犯人という点には
さすがの日高もドキッとしたんじゃないかと…?
ただ、彩子ちゃんは、陸くんから聴いた「子供の頃に貰ったラブレターみたいな…」
…という言葉の印象が強かったらしく「歩道橋の女」探しを開始
まずは、日高の秘書の五木さんに質問したようで
次のシーンは、五木さんが「『学校のそばの歩道橋で待ってます』…
そう書かれたラブレターが出て来たんですか?差し出し人不明の?」と訊ねるトコから始まり
見た目日高の彩子ちゃんは「そう、小学校の靴箱に入れとくような感じのヤツで…
ほら、記憶がないから気になっちゃって…
五木さん、何か知らないかなあって…」と訊ね
「私と社長は、大学時代からのおつきあいですから…
あっ!それは覚えてらっしゃいます?」という五木さんの返事に
「判ってる!それは判ってるんですけど
昔の僕は、そういう話をしたりしてなかったかなあって…」と粘っていたトコへ
九十九とバニスター社による買収騒動を心配した妹・優菜ちゃんがやって来たので
「俺、昔、ラブレター貰った話とか、したことなかったかな?
子供の頃…たぶん小学校くらいに貰ったヤツだと思うんだけど…」と、ここぞとばかりに質問(笑)
でも「はあ?お兄ちゃんが小学生の時、私MAXで4歳だけど…?」と返され
「イヤ、判ってるんだけど、それは判ってるんだけど
何か出てたりしなかったかなあ、昔話とかで…?」と重ねて訊くと
「うーん…お父さんにでも訊いてみよっか?」と言ってくれて
「あっ、頼んでいい?」と喜んだものの
「あの…それって、ホントにラブレターなんですか?」と五木さん
「封筒とか便箋とかは、どんな感じの?」と訊ねられ
彩子ちゃんが「封筒は普通の白いヤツで
中は、ノートを切ったヤツに、こう…書いてあって…」と答えるや
すかさず、優菜ちゃんが「それだったら、絶対ラブレターじゃないよ
ラブレターだったら、絶対、可愛い便箋、用意するもん!」と断言し
五木さんも「私もそう思います」とハゲ同
「そう?そんなもん?」と驚く彩子ちゃん(笑)に
「そうだよ!あり得ないよ、そんな…ノート破って書くとか…」と断言し
「そうかなあ?世の中には、そういう女の子もいるんじゃないかな?」という言葉にも
「好きな人に出す手紙に、そんな雑なことしないよ!」とキッパリ!(笑)
彩子ちゃんが、思わず「でも、私、ノートで出したし…」と口にすると
「それは、お兄ちゃんが男の子だからでしょ?」と返され
「イヤ、私、男じゃないし!」とポロリ(笑)
固まる2人を見て「ああー、そういうことではなくて…ね?」とモゴモゴ言い訳するも
「お兄ちゃん、ナンかゴメンね!全然、私、気づかなくって…」やら
「でも、過去には女性とおつき合いされてたこともありましたよね?」やらと言われて
「イヤ、違う!」と返しながらも、日高が会員制スパの「忍び会いルーム」で
「富樫さんとは1度来ましたね」と言っていたことを思い出し
「違う…と思う…判んないよ…判んないから困ってんじゃん…色々、判んないんですぅ!」(笑)
…って、このシーンの高橋一生さんのコメディエンヌぶり?は絶品でした(笑)
その夜、日高から「実は私、少々熱が出ておりまして
あなたには、一応お伝えした方がよろしいかと…
ここのところ、私とあなたの濃厚接触が続いておりましたので…」という電話があり
前述のスパや、日高がドルガバドレスに着替えたワゴン車などを思い浮かべた彩子ちゃんが
「た、確かにちょっと濃厚だったかもね」
…っていうか、日高と顔を合わせるたびに、胸ぐら掴んでたし(笑)…と返すと
「ただの風邪ならばいいのですが、このご時世ですので…
なので、申し訳ありませんが、明日は自宅待機なさって下さると…」と言われ
「判ったわよ」と答えると電話が切れたんだけど
その電話のあと、日高が「これでよし…」と月を見上げ
「会えますかねぇ、明日こそ…」と呟くシーンが続いていて
今思えば、この彩子ちゃんを足止めするための電話で
お兄ちゃんを待ちぶせる準備が全て整ったんだなあと…
その頃…八巻刑事は、逮捕した九十九から
日高に関する情報と引き換えに、司法取引を持ちかけられていたんだけど
翌朝、出勤すると、彩子ちゃんにINした日高が、発熱のため欠勤していると知り
一応?バディである自分も自宅待機を命じられ、慌てた様子で彩子ちゃんに電話
「日高がアレかも知れないって話なんですけど、たぶん嘘だと思います
実は昨日、九十九から司法取引を持ちかけられまして…」と告げたトコで、その回想シーン…
「日高が人を殺すのって、新月の晩なのよ
まあ、嘘だと思うなら調べてみなよ」…が流れ
「…ということでして、調べましたところ
今までの事件、全部、新月の夜でして…」と伝えると
彩子ちゃんは「じゃあ、次の新月に、日高は次の殺人を犯すかも?ってこと!?
ちょっと待って!次の新月っていつ?」と質問
「今日です…今日なんです!だから、日高は熱が出たって言ったんです
僕たちを足止めして、自分も警察にいなくても疑われないために…」という八巻の返事を聴いて
「あいつは、今この瞬間も誰かを殺す準備をしてるかも知れないってこと!?
どうしてすぐ電話しなかったのよ!」と怒鳴るも
「スイマセン、日高の様子を確認してからって思って…」と
さすが「ゆとりハチマキ」らしい返事(苦笑)
「取りあえず、GPSで日高の現在位置を確認して!」と指示すると
「でも、僕、今日、自宅待機しろって管理官から…」って
「アレかも?」が嘘だと言ったそばから、ナンで自宅待機しようと思うかなあ?(苦笑)
もちろん、彩子ちゃんは「今日、誰かが殺されるかも知んないのよ!
後悔したくなかったら、私の言うこと聞いときなさい!」とブチ切れ(汗)
そのあと、陸くんに電話をかけ「ねぇ、日高まだいる?」と訊ね
「それがさ、熱があるから検査行って来るって…」との返事を聴いて
「それ、嘘だから!あいつは今日、何かするつもりかも知んないの
もし、日高が戻って来たら捕まえといて!」と告げ
八巻からの割り込み着信に出るなり「どうだった?GPS」と質問
「追えません。電源落としてありました」というのは想定内だったみたいですが
「だよね…どうしたら…」と考えている内に
日高がコインロッカーに預けたものが浮かんだらしく
八巻と電話中なのもそっちのけで「リスト…リストだ!」と口にしたもんだから
「リストラ?僕、リストラってことですか?」
…って、ホントにリストラされた方がいいかも知んないと思ってしまいました(笑)
ただ、彩子ちゃんは、そうやって八巻刑事や陸くんに指示を出しながら…
「日高の殺人をナンとしても食い止めなきゃと考える頭の片隅で、もう1つ別の声がする
これは、大きなチャンスでもあるんじゃないか
今日起こること…その一部始終を見届けることが出来れば、一足飛びに謎が解けるんじゃないか
日高が犯人でないなんてことはあり得ないかも知れないけど
それでも、何かが…地獄のような日々を終わらせる何かが見えて来るかも知れない」
…と考えていたようですが、日高にINした彩子ちゃんの、この胸の中の呟きを
綾瀬はるかさんがナレーションなさっているバックに
彩子ちゃんにINした日高として、バールやガムテープ、ビニールシートなどを
ホームセンターで買い揃えているシーンが流れているのがシュールというか、ナンというか…
とにかく、このあと、ドラマ中盤の山場がやって来るのは間違いアリマセン