ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

気になったアレコレ4

2017-02-27 08:26:50 | 日記
甲斐バンドがカバーした【ダイナマイトが150屯】の作曲者・船村徹さんが
作曲家としては山田耕作さん以来、60年ぶりに文化勲章を受賞された際

60年前に亡くなられた親友で
茨城出身の作詞家・高野公男さんがおっしゃった
「俺は茨城弁の心で詞を書く
お前は栃木弁の心で歌を作れ」という言葉が忘れられなかったと明かされ

「彼がいつもそばにいた
今回の受賞は彼の功績」とコメントなさったそうです

その船村さんのヒット曲の一つ【矢切の渡し】は
元々、ちあきなおみさんに提供なさったのを
細川たかしさんがカバーされるという形で、結果的に「競作」となり

細川さんバージョンが広く知られ、ヒットに繋がったようだけど
船村さんは「大複雑」な心境でいらしたらしく

「ちあきなおみが手漕ぎの櫓なら
細川たかしはモーター付きの船だ
ちあきの歌は鑑賞用だが、細川はカラオケのような
誰にでも歌える歌い方になってしまっている」とおっしゃったんだとか…(汗)

映画化に際して、その原作者である作家の方は
「まな板の上の鯉」になる派と
キャストや脚本に意見を入れる派に分かれるみたいだけど

大衆に受け入れられること自体は、決して悪いことではないとはいえ
作り手の方の思いとは違った表現が支持されるのは
やはり手放しでは喜べないかも知れないなあ…

船村さんが甲斐バンドの【ダイナマイトが…】のことを
どう思っておられたのか?気になりますねぇ

大瀧詠一さんは「カバーとは評価なんですね
故に評価なきカバーは無意味ですし、時には醜悪でもあります

選ぶという行為を一般の人は簡単に思われるかも知れませんが
時には創造行為ともなりますし、創造以上のこともあります」
…と、おっしゃってますし

まあ、甲斐さんは、歌詞は改変されているものの
曲は原曲のラインを生かしたアレンジになさっているし
「大複雑」ではなかったんじゃないかと…(笑)

余談ですが…その大瀧さんは、船村さんがヨーロッパ滞在中に
ロンドンでオーディションに立ち合うことになられ
「誰が一番良いか?」と意見を求められた際

「あの汚ない4人組が一番面白いんじゃないか」とお答えになったのが
デビュー前のビートルズだったことをお知りになって
非常に驚かれ興奮なさっていたんだとか…(笑)

佐藤剛さんが「日本初の成功したR&Rのオリジナル」
「土着ロックの最高傑作」と絶賛された【ダイナマイトが…】を
船村さんが作られたということにナットクですね

「逃避行モノ」好き(笑)の甲斐さんによると…
日本の「逃避行モノ」には「【矢切の渡し】みたいな歌はあるんだけど
ロックではなかったからさ

何かこう、ネガの部分でからめとってしまってというか
[駆け落ちして心中]っていう
沈んで行く美学みたいなことでしか扱われてなかったことに
目をつけたっていう訳でさ」と

【ランデヴー】や【危険な道連れ】を書かれたそうですが
「一人一人それぞれに下らなく、それぞれにセコく
だけどそれぞれに懸命にね、てめえの[生]を抱えて生きてる訳じゃない?

そんな人間が、愛のためにでもいいさ、金のためにでもいいさ
それぞれの何かしらの目的のために行動を起こす
その瞬間にはスゴイものがあるよね

人間の、ギリギリか、適当かは知らないけど
そこには測り知れない前向きなパワーが吹き上がってる」と話されてます

前述の2曲は「乱暴者」や「ならず者」の恋人だった女性と
「ひどい仕打ち 見かねて」「ロープ投げかけ 思い切り胸に引き寄せ」

「手に手を取っての駆け落ち」が描かれてるものの
死にそうになりながら「お前は笑って」たりして
確かに「前向きなパワー全開」(笑)

ただ【25時の追跡】や【ランナウェイ・ブルース】は
犯罪者として「おたずね者」になっての逃亡で

前者は、まだ「逃げ続けてる」けど
後者の男性は、冤罪のまま…って結末だし…(苦笑)
でも、曲調が「沈んで行く美学」っていう感じじゃなく
軽快なのが、甲斐さんらしいですね(笑)

続いては、ONE OK ROCKのTakaさんが「ファンに苦言」の件…
(一部のファンの方が)「ポケモン見つけたみたいにパシャパシャ撮られて
みんな毎日しんどい思いをしてます」とか

「海外公演なのに、前の方は日本人が独占
ルールなんか作りたくないから、考えて欲しい
海外でライブをする意味を…」と呼びかけられたことについて

「大物気取りでガッカリした」やら
「海外まで来て応援してくれるファンに配慮が足りない」やら
猛反発があったようですが(汗)

甲斐さんみたいに、ファンの行き過ぎがあったら
その都度「注意(笑)」出来る方ならいいけど

「我慢の限界を迎えそうだから」
「どう接して良いか判らなくなって来ちゃった」と
悩まれた上でのことだったんでしょうしねぇ…

まあ、奥さんは、もし甲斐さんの海外公演があれば
もちろん参戦すると思いますが(笑)
それをどうお考えになるかは、甲斐のみぞ知るかな(笑)

松本人志さんは「信じられへんかも知れんけど
大阪時代のダウンタウンのライブは、アイドル並みの人気で

[ひとオチ]ごとに紙テープが投げ込まれてた(笑)
それを注意しても、拍手が起こって
余計にテープを投げて来るし…(苦笑)

入り待ち、出待ちの時もマネージャーが、バンバンしばいてたりして
ファンの子らも[アイツうっとうしいわー!]とか言うてたり…(笑)

そういう時期があるねん
その内にファンの中のルールが整備されて行くから
今が一番アカン時期なんじゃないかな」と話されてました

いつも「ライブといえば紙テープ」がお約束だった奥さん達も
甲斐さんはもちろん、誰に何を言われた訳でも
友達同士で話し合った訳でもなく

いつの間にか、会場に持参するのを止めたみたいだし
そういう空気は自然とファンの間に伝わるものなのかも知れませんね

その移行期に、紙テープを投げる方がいらしたのは
もしかしたら初めて観たライブで
「紙テープOKなんだ!」と思ったファンが
「今度こそは!」と持って来たんじゃないかと奥さん(笑)

もっとも「前方の席を独占」云々に関しては
花園ラグビー場でのライブの5日後に行われた新宿厚生年金でのライブが

新聞とラジオで、それぞれ1度しか告知されなかったという
いわば「抜き打ち」開催だったことで

プレイガイドに徹夜で並ぶ「常連組」のファンが2階席になるなど
「シャッフル」されたことがあり

亀和田さんは「後ろで観ているファンにもチャンスを…といった
人道的な配慮もあったかも知れない

しかし、それより見慣れた常連達のリアクションに
バンド側が食傷し始めたのではないか」とおっしゃってますけど
「変わりゆくことが望み」というリーダーがいらしたバンドですから…(笑)
コメント
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