ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

気になったアレコレ5

2017-02-28 08:23:41 | 日記
昨夜のアカデミー賞受賞式凄かったですねぇ(笑)
甲斐さんが「LEGENDS」のマイ・ムービーのコーナーで

「[セッション]の監督がミュージカル映画を撮ってるんですよ」と
コーフン気味に話されていた「ラ・ラ・ランド」は

作品賞受賞の喜びに沸いていたところへ、まさかの封筒渡し間違い発覚で
「ムーンライト」の関係者にオスカーを差し出す事態に…(汗)

でも「ラ・ラ・ランド」のプロデューサーがおっしゃった
「プレゼンターからではなく、私達の手から渡したい」
…という言葉にグッと来ました

甲斐さんは毎年のように「アカデミー賞を観ると
今のアメリカがよく判る」と話されてますが

昨年、一昨年と主演・助演の男女優賞にノミネートされた俳優20人が
白人ばかりで、黒人が一人もいなかったことが批判され

投票に参加する会員の多様化を迫られたことはもちろん
なんと言っても「反トランプ政権」という追い風(笑)が

37歳の黒人監督の手による
黒人男性の成長を静かに追った「ムーンライト」に
作品賞、脚色賞、助演男優賞の3冠をもたらした…との説が有力みたいです

確かに、今年はノミネート俳優20人の内、黒人が6人を占め
主演男女優賞は白人が受けたものの
助演男女優賞2部門を獲得したり

米国への入国禁止対象となった
イラン出身のファルハディ監督の「セールスマン」が
外国映画賞を受賞したり
ハリウッドが、トランプ氏に「NO」を突きつけたのは間違いないでしょう

司会を務められたジミー・キンメルさんは
「昨年のアカデミー賞は白すぎると言われたけど
今年はトランプ政権が批判の的になっているので感謝したい」とか

「アカデミー賞は、出身国で差別しない
体重と年齢で差別する(笑)」と話され

トランプ氏に「最も過大評価された女優」と言われた
メリル・ストリープさんについても

「沢山の素晴らしい活躍の中でも、特にある女優が
その退屈で過大評価された演技で、長年愛され続けている

メリルには価値はないけれど、是非、彼女に拍手を!」と
出席者に呼びかけ、メリルさんご本人も大笑いなさってましたが

甲斐さんと同じように、この女優さんのことがお好きじゃない方にとっても
この言葉は痛快だったんじゃないかと…?(笑)

更に、ジミーさんは、トランプ大統領へ
「ヘイ!トランプ、起きてる?」とか
「メリルがよろしくって言ってるよ」と生ツイート(笑)

「トランプは、午前5時のトイレの時間にツイートするでしょう(笑)」と
とことん大統領をイジリまくり(笑)

ジャニーさんじゃないけど「俳優が大統領になる国」では
芸能人、芸能関係者の方々の発言力がハンパないですね(笑)

ただ、近年はともかく、過去のアカデミー賞では
奥さんご贔屓のシドニー・ポワチエさんが
「野のユリ」で主演男優賞を受賞され

「それでも夜は明ける」や「グローリー」「プレシャス」など
黒人を描いた作品も評価されているし

デンゼル・ワシントンさんとハル・ベリーさんが
男女優賞を受賞された同じ年に
ポワチエさんも名誉賞を手にされたし

…で、我が家の購読新聞では
「いま問題なのは、むしろ東洋人やスペイン系だろう
今年も東洋系の俳優のノミネートはゼロ

新作が常に賞レースを争うマーティン・スコセッシ監督の[沈黙]は
アカデミーからほとんど無視された

江戸期の日本を舞台にしたこの映画で熱演を見せた
イッセー尾形や窪塚洋介は、ノミネートされてもおかしくなかった」とか

「キネマ旬報の外国映画ベストテンには
昨年のアカデミー賞を賑わせた作品が並ぶ
欧州やアジアの映画はほとんど入っていない」と触れる一方で

「米国映画の強み」として
「コミックをスクリーンに置き直した大味な大作」だけでなく
「中規模の秀作が目立っている」ことを挙げ

「テレビの普及で映画が斜陽化した1960年代末に
低予算のアメリカン・ニューシネマという
傑作群が登場したのと似た状況にある」と記されてますが

「ムーンライト」も低予算で、撮影期間が短いにも関わらず
今までの黒人映画では描かれなかった陰の部分にも斬り込んだ
クオリティの高い作品みたいです

ただ、記事の続きには「アメリカン・ニューシネマの代表作たる
[俺たちに明日はない]の主演俳優
ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが

今年の作品賞のプレゼンターを務め
混乱の[主役]になったのは皮肉だった」と…(苦笑)

でも「作品賞」の封筒と
「エマ・ストーン ラ・ラ・ランド」と書かれた
「主演女優賞」の封筒が入れ替わっていたのは
プレゼンターの責任ではないですよね(笑)

その「作品賞」の封筒は、投票を集計・管理している事務所から
屈強な男性2人が、それぞれ1通ずつ
アタッシュケースに入れ、自らの手首と鎖で繋いで運んだほど
厳重に扱われていたらしいんだけど…(苦笑)

ともあれ…「ムーンライト」は
ブラピがエグゼクティブ・プロデューサー
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のプロデューサーはマット・デイモンさん
その主演には、デイモンさんの幼なじみのケイシー・アフレックさん

更に「ハクソー・リッジ」はメル・ギブソン監督作品
「フェンス」の監督は、デンゼル氏…と
スター俳優の皆さんが、続々と映画の制作者側に回っておられることも
秀作が目立つ要因になっているらしく

「聴きたいと思う音楽がないから、自分で作ろうと思った」方と
同じ系統のニオイがしました(笑)

その甲斐さんが注目されていた「ラ・ラ・ランド」は
作品賞こそ逃したものの、ミュージカル映画に相応しく
歌曲賞、作曲賞と主題歌賞(全6冠)を獲得

チャゼル監督の前作「セッション」に続き
ご自身の経験を元にした「夢を追うことの代償」を描いた作品だそうで

ライアン・ゴズリング&エマ・ストーンの歌声も含め
また、来月のラジオで熱く語られるのかなあと…(笑)
コメント
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