ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

一人旅その1

2015-07-08 18:38:35 | 日記
『一人旅をしたいですか?』という質問に『はい』と答えた方は70%
その理由は、都合の良い日程で興味のある所に行ける
自分のペースで臨機応変に行動できる

…というように同行者に対する気遣いなしで
ゆっくりと自由な時間を過ごせることがイチバンらしい

もっとも『一人なんて絶対イヤ』とおっしゃる方によれば
一人で食事を取るのは淋しい
一緒に楽しめる人がいないとツマラナイ
病気・事故の時に不安…ということになるようですが

一人だからこそ、おのずと積極的になって
見知らぬ人に声をかけたり、旅先で受けた親切が身にしみたり
普段の生活では味わうことの出来ない体験が出来るそうだ

奥さんは、86年の甲斐バンド解散以来
甲斐さんのライブには一人で参戦しているので
エリア拡大(笑)に伴い、自然と一人旅が身についたんだけど

親しくして頂いている甲斐友さん達も
お一人で遠征なさってた方ばかりで
会場やその道中で顔を合わせる内に仲良くなったんだとか…

今もチケットの入手やアシ・マクラの手配は、それぞれ個人で済ませ
会場で三々五々集まったり、飲みに行ったり…

中には、チケットも帰りのアシも確保せずに
『取りあえず来てみた♪』というツワモノの甲斐友さんも…(笑)

『お一人様』は『訳あり』というイメージは過去のものになり
かつて、奥さんが個人で予約しようとして断られた宿が
旅行社を通すとすんなり取れたとか(苦笑)

冬の東北遠征の際には、かなり明るいトーンの声で(笑)
ホテルに電話をかけた…といったことも今や笑い話です(笑)

ともあれ、一人でツアーに参加される方が増えるに連れ
旅行会社もお一人様限定の海外ツアーを企画するようになって

目的のハッキリした旅行…コンサートを楽しんだり、美術館を巡ったり
同行者を探しにくい秘境を訪ねるなど…を中心に
リピーターとなる方が大勢いらっしゃるんだとか…

同じ趣味を持つ者同士が、適度な距離感を保ちつつ語り合ったり
一人で余韻を楽しんだり出来るのが魅力らしいんですが
正に奥さん達の関係がそうなんですよね(笑)

仕事上のしがらみも利害関係もなく
いざツアーが始まれば、家族よりも密度の濃い(笑)つき合いが…

もちろん、知らない街を気の向くままに…という旅とは違いますけど

奥さんが以前に整理していたアルバムには
奥さんにしか判らない写真がいっぱいアリマス(笑)
まあ、いずれも甲斐さんガラミでしょうが…(笑)

それはさておき…甲斐さんが初めてお一人で海外に行かれたのは
1977年の3月、23歳の時だったようです

急に思い立って決められたことらしく
出発当日まで3日間ぶっ続けでレコーディングなさったせいで
『疲れて眠ることも出来ず』
機内でワインを1本空けられたという

『何とも心もとない一人旅』の行き先は
『長年の憧れの地ニューヨーク』
『とにかく精一杯気負って、精一杯ツッパって出かけた』と甲斐さん(笑)

十何時間ゆられて、やっと着いたと思ったら
税関の奴がしきりに『Sheか?Heか?』何度も訊ねやがる(笑)
大声で『He!』と言っても首を傾げる
こっちも『人間か?ゴリラか?』よっぽど訊いてやろうかと思った(笑)

長髪で小柄な東洋人の性別を判断するのは難しかったのかも知れませんね(苦笑)
まあ、奥さんに言わせれば『甲斐さんがカワイイから♪』でしょう(爆)

やっと解放されて、ガイドの方とにこやかに握手
でも『彼のジャケットの胸元を何気なく見てぞっとした
拳銃がぶら下がっているのだ』

『ああ~これぞ正しくニューヨーク
あと3歩踏み出せば、そこは恐怖と戦慄の死の街っていう訳だ』

日本を発つ前に皆さんから何度も何度も言われた通り
ホテルの部屋の三重ロックをしっかりとかけ

それからの2日間、借り物のトランクを
『涙ぐましくも必死で死守し続けた(笑)』そうですが
甲斐さんのご家族が『荷物を足の間に挟む』のは
お父様の教育の賜物じゃないかと…(笑)

そんな海外では当たり前の用心はもちろん
異常寒波で波の形をしたまま凍ったハドソン川を眺めるだけで
自分の生まれた国を冷静かつ客観的に見られると甲斐さん

『25歳前にとにかく1回、外国に行け』という言葉は
『ものを考えさせる距離』が『必要な時期』だからだそうです

ちなみに、奥さんの初めての海外旅行はアメリカでした(笑)
空港に到着するなり銃声に迎えられ(汗)
廊下の歩き方やエレベーターの乗り方ひとつにも神経を使ったようですが

『20歳になったら家を出ろ!』とのお言葉と同じく
『甲斐さんの言うことを聞いて良かった♪』んだとか…(笑)
コメント
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