ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

バンドやろうぜ!その3

2015-01-05 08:44:57 | 日記
ほんの思いつきで(笑)
甲斐さんのバンド観みたいなものを書こうとしたら
思いの外、長くなっております(苦笑)

まあ、40年分ですもんね
ざっとなぞるだけでも書くことイッパイ、イッパイ(笑)

という訳で、今しばらくおつきあいくださいね
あっ、その前に…昨夜の『行列の…』ご覧になりましたか?

磯野貴理子さんが脳梗塞と診断された際
お医者様から『命に別条はない』と言われたものの
『今後どんな悪影響が考えられますか?』と貴理子さん

お医者様いわく…
人の話を聞かないで、勝手に話に割り込んだり
突然、関係ない話をするようになるかも知れません

このやり取りを聴いていらした貴理子さんのご主人は
心の中で『それ、元からなんだけどなぁ…』(爆)

確かに以前から…と
甲斐さんが『会いたい人SP』に出演された際の映像が流れて

MCの宮迫博之さんが
『僕の会いたい人は甲斐さん』とおっしゃった途端に
『私もなの!』と割り込む貴理子さん(笑)

オンエアでは、宮迫さんが
『後で振るから黙っとけ!』とキレられたんですよね(笑)

奥さんいわく…
前から病気の予兆があったんだ(笑)

ともあれ、甲斐さん贔屓のTプロデューサーのおかげで(笑)
思わぬお年玉ショットが見れました(笑)

それはさておき、チャート1位を取って
『その喜びも煩わしさも味わい尽くした』という甲斐さん(笑)

夏フェスが流行した時には
春と秋に50本以上ずつのツアーがあるから
『夏は休む(笑)』と参加されなかったのに

翌年は大きなフェスがないと知るや『ムズムズして』
ワンマンで箱根・芦ノ湖のギグ(笑)

大阪府立体育館では、観客を収容しきれないと
白羽の矢が立った花園ラグビー場

そして新宿副都心での『BIGGIG』と
予定通り(笑)スタジアム・バンドになった甲斐バンド

でも、順調そのものに見えた活動の裏では…

『マイ・ジェネレーション』の頃が
『何をやっても上手くいってる時期』なら

『破れたハート…』や『虜』の頃は
『一番ダウンしていた時期』だと甲斐さん

メンバーの気持ちが、てんでバラバラで
個人的な趣味の違いが、どんどん増幅していって

それぞれが家族を持っていたし
メンバーが揃って何かをする時間も減って来たり…

そういう中で皆を呼び寄せて
ひとつにしなきゃならなかったし
結局、会えないんだよ、メンバーと…(苦笑)スタジオでしか会えない

そんなプレイ以前の苦労ばかりという時期だったんだとか…

甲斐さんによると…

ちょうど音楽業界全体が『低成長時代』に入っていて
高度成長期に活躍したシンガーやバンドが迷っていたという

至るところにサクセス・ストーリーが氾濫していて
バンドでもワンマンなリーダーが引っ張っていく(笑)
強引なパワーが美徳だったりしたのが

それなりにリッチになって
ふと気づくと何もかも見えなくなってしまった状態…(汗)

自分たちの本質、本来の音楽観を
見つめ直さなければならなかったそうだ

そのために音源を充実させよう
絶対いい音源を作るんだと考えたと甲斐さん

それまでも、ご自身がお好きな海外のバンドは
どれもみんなレンジが長くて

甲斐バンドもシングルよりアルバムを売って
アーティストとしての評価を受けたいと思っておられたという

シングルヒットしかないと『タレント』扱いされたらしく
実際、甲斐さんも『タレント』と言われたことがあるんだとか…(苦笑)

甲斐バンドのアルバムは
3枚連続でゴールドディスクに輝いてますが

このロングレンジへの切り換えには
莫大な時間、労力、費用がかかることはもちろん

3ヶ月に1枚シングルを発売するのが当たり前だった当時には
常識はずれと思われたようだけど
あらゆる犠牲を払っても『やらなくちゃいかん』

その思いが、ニューヨーク三部作という形で実を結んだ訳ですが
だからって『一生ボブについて行きます』とは違うと甲斐さん

それと同じで、一生甲斐バンドをやっていこうとか
そんな風には考えてないよね、多分メンバー全員

そう思ってないと逆にバンドなんて維持できないんだよ
どっかですがってたり、そんなこと皆がしてたら客にだって見えるもん

そんなベタベタした気持ち悪いバンドのライブなんか見たくないし…

そりゃ、続けて行こうと思えば楽に続けられる
お互いが小利口になってやってきゃ続くんだもん

だけど、それじゃ自分の気持ちと全く別のことだからね
あげくの果ては、売れなくなったから解散
そんな風にはなりたくないものね

そりゃあさ、三十過ぎた男同士が
面つき合わせてケンカやっててごらんよ
みっともないけどさ、それって絶対いいバンドだよ

でも、いかんせん
この国はバンドが目立たない国だよね
欧米諸国みたいにバンド単位でスターになることはまずない

個人に向かう、文化に向かわない
だから、ソロシンガーの方が判りやすいわけ
その人だけを見つめとけばいいし…

その面だけ見ても、バンドを維持していくってことに
ある種のハンディキャップがあるんだよね

だけど、いったい何に興味があって
俺たちがバンドを維持してるのかって言うと

結局、バンドナイズされた音なんだよね
バンドサウンドが好きでしょうがないんだよ、きっと…

甲斐さんがツアーを休んでまで、音にこだわられたのは
いい音源が出来れば、ライブパフォーマンスももっと分厚い
ぶっとい芯の通ったものになると思われたからだそうだ
コメント
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