謝肉祭

御大。
武蔵丸さま。

ヴェネツィアの、カルナヴァーレの謝肉祭、妖しい猫マスクにさも似たり。
マ～ス～カ～レ～ド～♪
かといって、銀河鉄道の夜の、カムパネルラでもありません。
それからそれから、鍋島邸の怪猫とも違います。

十年生きると、猫は当然化けます。
ですから。
○○年も生きている飼い主が、化けないはずはないんです。

先日。
「今むーちゃんの耳ぺったり倒れてるから、下手にちょっかい出さないがいいですよ。（英）」
と、忠告するそばから、それを無視して、相方ダディちゃんが手ぇ出しました。
でもって二の腕、がっぷり喰いつかれて、必死でアイオダイン塗ってましたよ傷口に。
そしてその傷が、くっきりハッピーフェースというか、ニコちゃんマークの図柄なわけで。
せっかくなので、妻はそのスティグマ（聖痕）を、写真撮影しておきました。
そんな経緯（いきさつ）の謝肉祭。
家族の想い出集に、また新しい１ページが刻まれたという次第です。

ですから。
エジプトの猫神、木彫りのバステト像とかでもないですってば。
その名も御大。
むーちゃんこと、武蔵丸さま。
ボス猫、十歳の春を謳歌している毎日です。

残念な精霊

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ここしばらく。
もう一週間以上になると思うけど。
ハワイは冷たい雨ばかり。
お散歩なんかにも行けやしなくって、人も犬も憂さが溜まりつつある状況。
南国らしく、爽やかな夏の暑さになったと見せかけておいてこの仕打ち。
はいはいはい。
油断した、この私が馬鹿でした。
ええええそう。
馬鹿は私よ大馬鹿よ。
体調にも影響したし、どういうわけだか転んだよ。
何にも無いのに、家の中でもんどりうって。
左の足には青痣さ。
右の手首は捻ったさ。
春は名のみの風の寒さや。
日本の実家は大雪だ。
我が愛する妹は、飼い猫を獣医さんに連れていくさいに
ペットキャリーの代替に、洗濯用ネットに猫を入れて抱いて行ったとさ。
でもって転んだ。
獣医さんからの帰り道、妹も猫抱えたまますっころげた。
この姉妹。
だいたい同時刻に。
海を隔てて互いに転んだ。
なんて哀しいシスターズ。
神はなぜ、私たちにこんな試練を。

ああ熱い湯にでも浸かりたい。
なぜか知らねど、メインの給湯には、ソーラーシステムを導入している。
エコなんだろうかこれは。
むろん給湯機も併用しているらしいが、私は、何年経っても、給湯機がどこにあるのかもさだかではない。
おぼろげながら、給湯機のありかはなんとなく掴めても、それのスイッチやハンドルやタイマーを、どういうふうに操作すれば湯が汲めるのか、まったくもって見当がつかない。
なので我が家は、雨が降ったら湯がぬるい。
昼間の空に晴れてもらうか、相方か子等に頼まないと湯がぬるい。
言っておくけど、私自身がエコだから。

そんなワケですから。
そういう日には不貞寝するしかないのです。
その不憫な母さんが、仮眠用マットレスで不貞寝していると、子と犬に、その仮眠マットレスさえのっとられてしまったという顛末。

ああ哀しい。
新居に移ってから十三年。
とにかく、給湯機くらいは自分で点けられるようにならないといけないか？
でも、私が手を触れると、機械類はだいたいなんなく故障する。
エコの精霊。
やはり、それはわたｓｈ………。

↑不具合発生。
エコの精霊の仕業に違いない。

Tough&hard movie to watching

ところで御覧になりましたか？
８２ＴＨアカデミーアワーズの授賞式。

いくつかの作品は、先行して何本か観てみましたけれど。
これはぜひとも観たいな～。
と、思いながらも、なんとなく躊躇してしまうのに、「プレシャス」という作品があります。
アフリカンアメリカンな人々の、とてもリアルな映画なんですけれども。

なにゆえ躊躇われるかと申しますと。
予告ちらっと観ただけで、大泣きなんだもんコレがまた。
それがその、「大泣き」とかいうカワイイもんじゃなくて
劇的に、Scream&cryは必定。
本編観たら、きっと感情移入しちゃって、涙腺決壊＆号泣慟哭間違いなし。
泣き過ぎて、翌日あたり微熱出ちゃって、筋肉痛とかにもなっちゃって、軽く二日間くらいは寝込むかも。
まぶたも顔も、無残にハレあがって、目の下に隈つくって、相当打ちのめされそうな予感がヒシヒシとするのです。
ヤワも度が過ぎるって感じなのですが。

でも観るよたぶん。
今週末くらいには家族そろって。

なにせ、「UP」観ても、ほのぼのとしみじみと泣けましたので。
UPの製作者の方が、劇中にも出てきた
「グレープソーダの蓋を安全ピンで留めてるヤツ」を、タキシードの襟元に付けてらしたのが微笑ましゅうございました。
で、主人公の奥様の「エリー」っていう名前、その方のお嬢さんの名前からつけたのね。

また観るよたぶん。
来週末くらいには家族そろって。

と、何を意図することもなく書いてみましたが
↑のお写真は、「白珠母さんと、兄猫のひなお君」
です。
昼間は暑いらしく、車の陰で涼んでいますの図。
それ以上でも、それ以下でもありません。
だから。
飼い主が、「プレシャス」観るだけのことに、戦々恐々としていますということで。

補足ですが、猫たちが佇んでいる影をつくっている車。
私たちは、「プレシャス号」と呼んでいます。

…うぃ～ん…。
「脈絡」って、ナ～ンだったかねぇぇぇ～？

聖子の謎

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乗ってみたいもんどす。
「春色の汽車」
それは何色？
桜色なの？萌黄色なの？
それとも空色？湖水色？
ひょっとしたら、鮮やかな菜の花の色？
特急券＆指定券。
合わせてナンボほどになりまんにゃろ汽車運賃。

「煙草の匂いのシャツにそっと寄り添うから」
彼は愛煙家。
もうそろそろ、禁煙は叶った頃どっしゃろか？
メンソール入りのはとくに止めなはれ。子宝に恵まれとおすやろ？

「半年過ぎても手も握らない」
かなんなぁ。草食系ってことだっか。犬歯ではなく、臼歯が発達していまんにゃろ。

「翼の生えたブーツで　I will follow you」
特注せなあきまへんな。オーダーメイドたらいうもんどす。
雨の日に履いたら、いっぺんでオシャカになりそな気ぃしますのん。

「ちょっぴり気が弱いけど素敵な人だから」
そんくらいが、御しやすいのんえ。
気ぃ弱いくらいが、悪さもようせんと、何かにつけちょうどエエと思いまんにゃわ。

「線路の脇のつぼみは赤いスイートピー」
あてぇは、こん年齢（とし）んなるまで、線路脇に赤いスイートピーが咲いてるとこなんか、いっぺんも見かけたことあらしまへんで。
どこぞに咲いたはるか知っとおすか？
知っとおすなら、教えておくれやす。

なんや、ぼやき漫談調になってしもたやないですか。
かなんな～。
犬ブログだっちゅ～に。
聖子、なんだか困ってまうや～ん♪
（↑ココ。
「誰が聖子やねんっ！」って、ハリセンぱっこしカマすとこどすえ。）

うれしい雛祭り

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ハッピーガールズデイ！
犬姫さまには、キティちゃんの紙雛などがよく似合う。（？）
菱餅や雛あられの代替物としての、茹でささみが好評でした。
で。
プレーンヨーグルトを、お水で薄めたものが御白酒ということで。

＠＠＠＠＠＠＠＠＠＠

春の宵。
異国に棲まっておりますゆえに
思うように、桃も橘（たちばな）も揃いませぬ。
そのうえ、雛の節句を祝うには、当方いささかトウがたち過ぎ。
せめて。
一人三役早代わりでこなし、飼い主がこれこのとおり、ひとり三人官女をつとめおりますれば。
して。
お内裏様はいずこにおわします？

おぅ！？
お内裏様じきじきから電通の御報せが。
「お上、畏れ多いことではおじゃりますが、帰りにセーフウェイに寄って、明日の朝食のダッチブレッドとトマトと卵、買うてきてくだされますように。
おおそうじゃ。
多めに茹でたささみがありますゆえ、ご帰還なされましたら、ぶぶ漬けにでもいたしましょう。
それではお上、無事にお戻りくださいますように…」

対で並んで、金屏風の前に座した遠いあの日から、幾歳（いくとせ）重ねたことでしょう。
我が君は、愛犬と茹でささみを、鷹揚に分かち合う、御心広き方にございますれば。
けっして。
いえけっして。
「愛犬用のお余り」などではありませぬ。
別茹ででおじゃりまする別茹でで。
んま。
そんな面倒誰がする？と。
こなた様、なかなかに鋭い舌鋒ではござらぬか。
それでは開き直りましょう。
別茹でとは申しませぬが、断固として、別分けではありまする。
執拗に、ささみの話しでございまするが。

雛は、穢れ知らぬもの。
その雛も、長ずれば、いつのまにやら火喰い鳥。
なんとなんと。
まだしのごの言わっしゃるか。
お慎みなされませ。
でないとこのクチバシで、脳天カツカツ突っつくぞ～！

乙女道

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Amy!
いったいどうしたんですか～？
その大口。
お～ろ～ち～。
さりげなく乙女の道を、ハズれてしまっていませんか？
はっ！
顎は。
顎は無事？
まるで、ク～ロ～コ～ダ～イ～ル～。
しかも。
無念無想の表情に、ブラムストーカーかコッポラの、ドラキュラ伯爵を彷彿とさせている。
ママは、どんな苦境に陥ってしまっても、この顔見たとたんに、いつでも元気が湧いて出る気がするけれど。

なっ？
（↑「なっ？」ってナニ？）