nobutaと南の島生活in沖縄本島リターンズ

ブログ「のぶたと南の島生活」の写真容量がオーバーしそうなので、食べ歩き用に開設した新ブログになりますよ!!!

通堂の思い出とともに「台湾まぜそば大盛」を食べてみた・・・琉球新麺通堂(寄宮)

2021-01-30 07:29:00 | 那覇食べ歩き

昔、昔のお話(レビューに入るまで若干長いのでお付き合い頂くか『閑話休題』まで飛ばしてください(笑))
それはnobutaが妻と結婚した時期まで遡るので平成8年頃のこと。この頃、沖縄にはラーメンという文化はなく、ラーメン屋とは名ばかりの「ラーメン食堂」(例えばコザ十字路の映画館傍にあったポパイラーメンなどなどがっつり定食的なお店)だけで、『ラーメン屋なんです!!』と声高々に言えるのは県庁向かいの今は亡き「ベスト電器」裏手の「石田」さんくらいだったんです。
そんなラーメン文化がない沖縄。そもそも、東京ですらバブル崩壊と同時にラーメンブームが到来しただけで、東京でサラリーマンをやっていたnobutaは、東京のラーメンも大して美味しくなかった(今は違います)と思っていましたからね。もともと、博多の大学に通っていたせいもあって「豚骨ラーメン」に勝るものはないと思っていた若き時代。
当時、キリスト教短期大學の側にある通り沿い(坂田交差点に下る坂道)に若い女性向けの靴屋ができたんです。ターゲットはキリ短生なのは明らかなお店でしたが、その頃は、そんな靴屋も沖縄にはなかったので珍しく、また、そのお店の建物はコンクリート打ちっぱなしの見事な2階建てだったんですよね。今は、道路拡張工事(長年続いていますが全然進んでいません)で形すらありませんが、妻に付き合って月1回は、その靴屋に通っていたんです。
nobutaとしてみれば、別に女性の靴に興味があるわけでもなく、妻の運転手としてついて回っていただけだったのですが、そんなある日、その靴屋の隣だったと思うけど、そこに「通堂」がオープンしたのです。
当時は、インターネットすらない時代。携帯電話もありません。食べ物情報誌すらない時代です。
あまりにもラーメン屋というのが珍しいので訪問してみると、なんと博多ラーメン(豚骨ラーメン)じゃないですか!!
しかも、安い、美味い、替え玉ありという涙が出るほどの喜び。本当に沖縄にはラーメン屋がなかったんですよ。だから、とても感動したんです!!
それ以来、妻の靴屋巡りが楽しみになり、妻が靴屋に居る間は通堂でおとこ味、おんな味、餃子を食べて時間を潰していたんです。
それが、ある時「通堂」がなくなり、その「靴屋」もなくなり::::
数年後に、小禄で通堂に巡り合ったときは、とても驚いたくらいです。
つまり、沖縄で「通堂」とは、沖縄にラーメンを定着させた先駆者であり、開拓者であるのです。
それだけ素晴らしいお店なんです。

ところが、今回、3年ぶりに沖縄支店に戻ってきたnobutaと家族。小さいころからラーメン屋に連れ歩いていた長男(彼は人生の半分を博多と埼玉で過ごした)を部活帰りにピックアップし、「今日はラーメンでも食べるか」と通堂小禄本店に連れて行くと、お店の前で、こともあろうか「ここはインスタントみたいなラーメンの店だぜ、ここで食べなくていいよ」とぬかすのです(汗)
な・・なに・・・~(怒)
「通堂」がなければ、今の沖縄のラーメン事情はもっと遅かったんだぞ~と声高々に言いたい!!
生意気な口を利く長男だぜ・・・許せん
通堂の素晴らしさを言っても「だからなに」みたいな長男(涙)
この喪失感をどこにぶつければいいの・・・
そうだ、久々に通堂に食べに行ってみよう。何年以来かわからないけど、食べに行ってレビューして、通堂の素晴らしさを書くんだ~・・・・
ということで、今回、珍しく「通堂」に行ってみることにしたんです。昔の安さがなかろうが、そんなのはどうでもよくて、「おとこ味」を食べてなつかしさと感じるんだ。そうそう「辛もやし」のサービスも楽しもう。そう思って訪問することになった寄宮店でのお話になります。

閑話休題
この日は大晦日。朝から日本蕎麦、沖縄そばを買い出しして、予約しているフレンチのオードブルを受け取りに行く途中に寄宮交差点にある『通堂』に立ち寄りました。
お店の裏手に駐車場があります。かなり歪な形の駐車場なので、運転が苦手という方には不向きです。
店内に入るとお客さんが徐々に満席に埋まっていくような状況にあり、それに対応する店員も多く、てきぱきとした接客でお客を待たせることなく社員教育が徹底されていることが分かります。
券売機を確認するまで、もちろん「おとこ味」を食べるつもりだったのですが、ここで若干のトラブルがありました。

まず、「おとこ味」「おんな味」という基本パターンは健在で、値段はそれぞれ740円、700円となっています。毎年10円ずつ値上がりしたって感じで捉えると妥当な金額なのかもしれませんね。
ただ、券売機の中断部分に「台湾ラーメン」「台湾まぜそば」「通堂ブラック」「つけ麺」という並びを発見。
nobutaは「まぜそば」に目がないのです。見たら食べてしまうがな(笑)
結果、「おとこ味」を懐かしむために訪問したにもかかわらず、「台湾まぜそば」「大盛」を押してしまいました。
ちなみに「大盛」は、「ラーメン」が50円、「つけ麺、まぜそば」が100円プラスになっています。
ちょっと不思議なのは「つけ麺」って普通は大盛って無料だということくらいですね(汗)



とにかく、券売機を買って完全にコロナ対策が徹底してあると見てわかるカウンター席に案内されました。
隣席との距離、アクリル板の設置など、これならば安心できます。
で、注文した「台湾まぜそば」ですが、1辛~10辛まであるそうで、何辛にするか迷っていると、店員さんから「3辛が限界で、それ以上はまぜそばの味が分からなくなりますよ」とアドバイスを頂きました。ということで3辛で注文。出てきたのが最初の写真になります。アップがこちらの写真です。

3辛はそれほど辛くなかったので、nobuta的には5辛くらいが適量なのかもしれません(笑)
中華料理のような具材が入ったませそはは、味的には普通です。麺は中麺くらいかな。若干まぜそば的には細い方かもしれませんが食べやすかったですよ。

で、食べながら何気に壁を見ていると、「いつも安全運転ありがとう」「ゴールド免許のご提示で煮卵1個、替玉1玉、餃子3個のいずれかサービス」と張り紙があります。
おっと、これはラッキーなサービスですね。nobutaはゴールド免許なので、さっそく、免許を店員さんに見せて「餃子」3個のサービスを頂くことにしました。

通堂さんの餃子は昔好きだったんですよね~。
「おとこ味」を楽しまなかったぶん、「餃子」で昔を感じるってところですね。
ありがたいサービスです。
県内5店舗ありますし、ほかの店舗に立ち寄ることもあるかもしれません。たぶん、通堂よりも同じグループの居酒屋「りょう次」に行くんだろうな~(なぜなら、1月7日前後に泉崎のお店がリニューアルオープンだからです・・笑)
御馳走さまでした!!

那覇市寄宮159-4


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