日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

(2)CALSとは?その2

2008年11月04日 | 今さら聞けない建設CALSの基礎知識

 このような紙のドキュメントの山の中から必要な文書類を取り出すことに時間がかかりすぎるのは、非常時の際に致命的であることから電子データに置き換え、コンパクトに扱えるようにすることが急務となったわけです。

 マニュアルの電子データ化が進むと、物品などの調達などについても電子化された情報でやり取りを行うほうが効率的だという認識が生まれ、納入についても関連した企業へ義務づけることよって、企業の情報化に拍車がかかり、双方にとってコストの低下が図れました。これが、CALSという略語を変えずに「Computer-aided Acquisition and Logistic Support」と呼ばれるようになったのです。
また、納入する企業側も情報システムの活用により、効率化や生産性の向上という結果を得ることができ、民間においても様々な局面で応用できるということから、[Continuous Acquisition and Life-cycle Support]となり、「C」がComputer-aided(コンピュータによる)からContinuous(継続)に変わり、「L」がLogistic(兵站)からLife-cycle(ライフサイクル)に変わりました。 
現在では「Commerce At Light Speed」光速でネットワークを介して世界規模で取り引きを行うと解釈されるようにもなりました。

ただし、ここでいう「建設CALS」のCALSは、[Continuous Acquisition and Life-cycle Support]の略としての意味合いが多く、「継続的な調達とライフサイクルの支援」となります。

Cals

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