日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

ニューマチックケーソン工事現場報告

2012年02月29日 | 研修

蕨市 北町一丁目雨水調整池 
~ニューマチックケーソン工事現場報告~  No.1

 平成21年度の戸田市1号調整池に引き続き、平成22年度に当社で設計を行ったニューマチックケーソン工法による雨水調整池の本体築造工事が昨年9月末から着工となりました。(平成25年1月完了予定)
今回の現場は、蕨市北町1丁目にある“わらび公園跡地”となります。
わらび公園は、もともと木々の生い茂った日本庭園風の公園でありましたが、今回の調整池工事に伴い撤去され、本体及び設備工事の完了が終わった後に、広場公園としてリニューアルされる予定です。(公園再生基本計画も当社で実施)

WH22.6月(撤去前)

 

 

 

 

 

Pp再生計画イメージ

 

 

 

 今回も、前回同様に定期的な現場見学会を行っていく予定であり、2/1に最初の見学会を実施しました。役員、協力会社の方を含めて10名の方に参加してもらいました。
1月末までの進捗は、防音壁設置→防護矢板設置→一次掘削→砂置換→刃口金物設置といった状況で、この日の午前中は土砂セントルの締固め作業中でした。

N<施工監理者N氏の説明>
今回は設計段階から関わってきた、施工監理者のN氏により工事概要の説明をしてもらいました。

 

 

S<土砂セントル上部>
刃口金物を設置して、内部に充填した砂を締固めています。この上に底版を構築してから内部の土砂を掘り出して、掘削用の作業室となります。中央と円形の鋼材が作業室内の天井ショベルの走行レールとなります。

 

H<刃口金物>
今回は、過沈下防止対策として2段刃口を採用。
土砂セントル(作業室)高さ H=2.3m。
刃口金物の外側にあるのは、躯体構築時に使用する外足場の架台。

L<リングビーム>
今回は前回の戸田市に比べて施工ヤードが狭く、敷地周辺は古い民家が多いことから、周辺地盤及び構造物への影響を考慮して、設計段階から考慮している。

次回の見学会は、新入社員の現場見学会を兼ねて年度明けにでも実施する予定です。

忙しい時期にも関わらす今回参加していただいた役員並びに社員の方々と、見学会のために現場作業調整をして頂いた、施工現場の方々に御礼申し上げます。
次回も多数の参加をお待ちしております。

y.h

コメント
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