日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

戸田市1号調整池(ニューマッチクケーソン)現場見学会を終えて

2011年02月01日 | 日記・エッセイ・コラム

寒風吹きずさむ中1月21日に、戸田市が発注し弊社日本水工コンサルタントが設計・施工管理を施行した1号調整池(戸田市新曽地内)において現場見学会が開催されました。
 本業務は、戸田市新曽第一土地区画整理事業の事業計画に基づき、集水面積12.96haの雨水を集水する貯留施設の詳細設計及び施工管理であります。

本調整池の規模は下記の通りであります。

 ・貯水量:V=6,390m3(必要容量V=5,837m3)
 ・形状寸法:外径φ21.400m、内径φ17.400m
         内高h=27.700m(地上からの深さH=30.200m)

 調整池築造工事は、平成21年10月から開始されました。ニューマッチクケーソン構築時には、周囲が防音壁で囲まれ、騒然とした雰囲気でした。

01_3   構築時全景

 (平成22年5月撮影)

  

  

 

02_2  コンクリート打設時

 (平成22年5月撮影)

 

 

 

03 現在は、ケーソン構築も無事終了し流入施設の施工を残すだけとなっております。
防音壁もすでに撤去されており、圧迫感はなく広々とした状況でした。
(工事終了予定:平成23年3月)

現在の全景(平成23年1月撮影)

04  今回の見学では、調整池最深部(地上より深さ30.2m)まで実際に降り、調整池内部の状況を見学することができました。

管理用螺旋階段(平成23年1月)

最深部へは、約100段ある管理用螺旋階段を利用して降りる構造となっており、日ごろの運動不足から、到達するころには、膝がガクガクでした。(これを昇って戻ることを考えるとぞゾットしました。)

05  地下調整池の内部を見ることは、今回がが初めてでした。
下水道施設は、ほとんどが地下構造であり、設計後の出来型を見る機会は少ないため、貴重な体験をできたと思います。

                 最深部から見た頂板の状況(平成23年1月)

現在、弊社では同規模の地下式調整池実施設計業務に携わっております。

06_2 同じニューマチックケーソン形式の構造であるため、1号調整池の設計例を参考に設計を進めておりますが、安全管理の観点から考えると昇降施設としては、階段が最も適していることなど、実際に本体内部を見てより一層勉強になりました。

 

by.Kogane

 

コメント
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