日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

平成25年度農業農村工学会大会講演会(東京農業大学)その2

2013年09月11日 | 農業農村工学会

 その1に続き、その2では“ポスターセッション”についてです。
092ポスターセッションは9月3日から展示され、4日の昼過ぎに、コアタイム(1時間)が設けられ、ポスター著者が閲覧者に研究内容の説明を行い、意見交換を行います。
ポスター著者は、ポスターを見てくださる方へ話しかけ、身振り手振りを交えて説明しておりました。
ポスターセッションの題目は「硫化水素の影響を長期間受けたコンクリートの力学特性に関する研究」についてです。

090研究内容は、硫化水素により劣化を受けたコンクリート管の損傷度評価手法の確立を目的として、供用開始から50年以上経過した施設を対象に供用環境下の中で平板載荷試験を行い、計測にはAE法を用いて損傷度評価を試みました。
研究の結果、管材の軽微なAEの変質に着目することで損傷度評価が可能であることが示唆されたことで、課題となっている既設管材の残存耐力評価が可能となり、管更生工法の複合管構造としての適用に対して進展することが期待されます。

091ポスター著者は、ポスターセッションのほかに土木学会全国大会と掛け持ちでありました。土木学会全国大会は日本大学生産工学部津田沼キャンパスで行われ9月5日に「二次元不定流氾濫解析によるため池下流域の危険度評価に関する研究」と題して口頭発表しております。
今回の学会は、過去の学会に比べ、コンサルの人が多く参加していた印象がありました。今後の技術の動向を知る上で、学会はいい機会だと思います。ぜひ次回の参加をお待ちしております。

A.C

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平成25年度農業農村工学会大会講演会(東京農業大学)その1

2013年09月09日 | 農業農村工学会

 9月3~5日にかけて、東京都世田谷区にある東京農業大学にて開催された「平成25年度農業農村工学会大会講演会」に参加してきました。
小田急線経堂駅から15分ほど歩いて会場にようやく到着です。結構駅から遠いです。
会場は建て替えられた真新しい講義棟(1号館)で行われました。
暑い最中ではありましたが、学会は盛況で各会場は満員で立ち見が出るほどでした。本大会では弊社から2名発表(口頭発表とポスターセッション)を行いました。

口頭発表は最終日の最後から2番目という枠でも、聴講者が多数参加していただいき更に多くの質問も寄せてもらい有意義な発表となりました。

1口頭発表の題目は「光ファイバセンシングによる低水圧条件下のサイホン構造物における漏水同定」で、研究のきっかけは、業務で知り得たサイホンが漏水していたことでした。

12低水圧下のサイホン構造物の漏水箇所をどうやってみつけるか?ということから始まりまして、4年かけて学会に報告するまでに至りました。


15_2内容は、漏水により発生する音を頼りに調査しても低圧であるがゆえに音の発生に期待ができないと考え、私どもは漏水により流体が移動する際に圧力が変化することに着目して、“圧力の変化で漏水が捉えられるか”研究し、計測したデータをもとに漏水箇所を見つけ出す“漏水同定診断モデル”を構築しました。

16現地計測のほかにモデル実験も行い、漏水データを積み重ねて“漏水同定診断モデル”を作りました。(特許申請中)
今後は、現地計測のデータを積み重ねて診断モデルの精度向上に向けて取り組みます。将来的には本技術をパイプラインへの応用を目指していきたいと考えております。

最後に...
まさか、出身大学で学会の口頭発表をする日が来るとは思いもよらず、感慨深いものがありました。

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