4月3日に事務所にて漏水調査を行いました。
(もちろん)業者さんに来てもらっての実施です。
H29年度南九発注の漏水調査業務では実に胃が痛い思いをした私なので、どのように四苦八苦するのかを少し期待して調査作業を見学させてもらいました。
結果・・・
1時間程度で見事に漏水箇所を発見しました!
差し込んだ音聴棒を引き抜くと水の滴る文句無しの位置特定です。
今度漏水調査する時はここに頼みましょう。農水は勘弁してくれと言われましたが・・・
口径(土被り)・延長・規模といった条件は大きく異なるものの、以下リポートします。
①元栓直下流のメーターを確認
宅内(事業所内)では水を使って無いのにメーターはクルクル廻り続けています。
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これは漏水があります!
②圧力計設置
元栓を閉めて、駐車場の蛇口を一つはずして圧力計を設置しました。指示値は0.4MPa程度からじわじわ下がります。
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やっぱり逃げ口がありそうです。
③コンプレッサ(空気)設置(写真1)
空気による加圧で内圧を0.4MPa程度を維持するように設定します。
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これが大事らしいです。
④路面音聴
カポカポと地面に聴診器をあてて音を聞きます。
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管内が水のみだった際には聞こえてこなかった通水音が、空気混じりになったことでうっすら聞こえるようになりました。私が聞いてもさっぱりでしたがさすがプロ。
これで管路線形を慨定。
さらに怪しい(激しい)音がする部分にマーキング。これは私でもわかる異音でした。イメージするブシューというのとはちょっと違うなんとも表現するのが難しい音。
⑤ドリル削孔・音聴棒挿入(写真2)
舗装に孔開けて音聴棒を挿して音を聞きます。土被りは0.4m程度、やっぱり音がする。引き抜いてみたら先端がビショビショでした。確定・調査終了!
参考に0.6m程度離れた位置(おそらく管路上)にも削孔して音を聞いてみました。(写真3:左が漏水位置、右が離れた位置)
1mも離れていないのに音聴棒では音がわかりません。・・・シビアです。
また、空気加圧を止めて元栓開けて水圧だけかけたら漏水音は小っっさく聞こえるような、というか通水音なのか漏水音なのかわかりませんでした。。
以上が調査のあらましです。
今回の件から得るべき教訓は・・・なんでしょう?
倍以上に大きいであろう口径だと空気混入による音量の増加は期待できるか?
土被りがより深い条件で路面音聴は意味があるのか?
路線延長が1kmにわたる範囲でも同じように神経を尖らせて音を聴き続けられるものか?
そう簡単に解決出来るものではないようですね。
春風の心地よい季節になりました。
西部支店にて入社式を行いました。
新入社員より一言いただきました。
『4月1日に入社いたしましたOです。一般職で西部支店配属になりました。大学で言語学を学びました。手芸と海外のアニメ漫画が好きで、週末は小物を作ったり、SNSで海外の人と交流したりしています。夏から西部支店でアルバイトをさせていただいたので仕事には少し慣れてきましたが、まだ会社や仕事について、いろいろとお聞きする事があるかと思います。その際は一生懸命頑張りますのでご指導のほどよろしくお願いいたします。』
Oさん、もうCAD、EXCEL等は十分実用レベルのようです。即戦力です。これから大きく成長してくれることが楽しみです。