日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

報文「コンクリ-トダム排水設備の遊離石灰付着防止工法」

2007年11月01日 | 農業農村工学会

 農業農村工学会誌75巻11号に当社社員が共同執筆した報文について、その内容をそのまま紹介します。

報文「コンクリ-トダム排水設備の遊離石灰付着防止工法」
 植松宇之助(株式会社日本水工コンサルタント)
 福田守男(株式会社水建コンサルタント)

 近年完成するコンクリートダムで合理化施工(RCD 工法,ELCM 工法など)で施工されるものは,コンクリート堤体の排水設備内に遊離石灰が付着することにより,排水能力の低下
とメンテナンスのため石灰除去作業が必要となる。このような状況を回避するため,ダム下流の水質に影響を及ぼさないよう薬剤を使用することなく環境に配慮した付着可能性判定方法と付着防止工法を開発した。ここでは,新宮川ダムの排水設備において適用した事例を報告する。
(水土の知75巻11号,pp.23~26,2007)

キーワード:コンクリートダム,ランゲリア指数,遊離石灰,カルシウム系スケール,空気酸化,pH 制御,帯電化

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