水と土149号に当社社員が共同執筆した報文について、その内容をそのまま紹介します。
報文「コアサンプリングによるPC管の劣化診断」
松野政廣(中国四国農政局事業計画課)
藤田茂(株式会社日本水工コンサルタント)
山口俊夫(内外エンジニアリング株式会社)
PC管はサイホンなど高圧区間に多く採用されて来たが,近年,管体の劣化による破損事故が増加する傾向にあると言われている。
一方,農業水利施設のストックマネジメントの展開は,施設の機能診断調査を実施して劣化状況を的確に把握し,機能保全コストを低減させる対策が求められる。
このような現状を踏まえ,従来の試掘調査に代わる方法として,非開削によるPC管の構造機能診断調査を行う方法が開発された。
本報文ではこの方法を香川用水地区において試験的に実施したので紹介するものである。
(水と土 第149号 2007 P.73 企・計)