リコーさんから発売されたばかりのデジカメG700SEを借りて試用してみました。
http://www.ricoh.co.jp/dc/g/g700se/
「2.0m落下テストをクリア、水深5mで2時間の使用が可能、防塵、対冷仕様」といったかなりタフなデジカメです。
弊社西部支店ではG500を使用、他部署ではG600を使用するなど現場踏査や調査時に大活躍しているデジカメの後継機です。
タフさは旧機種の使用で実証済みなので、今回は別の視点から試用をと思い、GPS受信による位置情報の確認をしてみました。
旧機種でもGPSユニットはオプションでありましたが、西部支店のG500には装着してません。
今回はオプションのGP-1もセットで借りる事が出来たので、さっそく本体に装着してテストです。
GPSユニットのGP-1は本体の側面を六角レンチで開けて装着!簡単です。電源はカメラ本体から給電されるようです。
ちなみに、リコーさんのこのシリーズの充電池は結構長持ちします。
また、現場で充電が切れた時にはコンビニ等で乾電池を買って撮影できるのでとっても助かります。
(G700は単4電池×2本で動作するようです)
さてさて・・・
最近はSONYのデジカメやiPhoneなど、GPS受信機能が付いたモノも多く出回っているので御存知な方も多いでしょうが、一応どうやって使うのか?ということから。。。
GPS受信機能が付いたデジカメで撮影したデータのプロパティを表示させると、GPSという項目の中に緯度、経度、標高が記載されてます。
撮影したデータをフリーのPicasaに読み込ませてみましょう(Googleからダウンロードできます)。
するとGoogleMap上に撮影ポイントが表示されます。
このPicasaの便利なところはGoogleEarthで表示させる事も出来るところでしょう。
(ただし、Mac版のPicasaはGoogleEarthへの表示は対応してません)
GoogleEarthで表示させたらkml形式で保存しておくことも可能です。
農業土木の設計では、だだっ広い農地の中で広範囲に撮影する事が多く、撮影枚数が多いと何処で撮影したんだっけ・・・?となる事も多々あります。
写真撮影位置を特定できるというのはとても業務遂行上とても便利な機能なのです。
さてさて、そろそろG700SE+GP-1の試用報告です。
まずは電源を入れるところから。。。
G700SE電源を入れてからGPSを受信するまでのビデオを撮影してみました(iPhone3GSで撮影)。
現場の状況によると思いますが、今回は電源投入後23秒程度で受信ができました。
GPS受信が完了すると「ピピピピピピピピッ!」っと音で伝えてくれるのは良いですね。
現場についてから撮影までちょっと間が空く事になりますが、まぁ十分実用範囲内でしょう。
一度受信すれば電源を切ったり、受信出来ない場所に移動しない限りは繋がり続けてます。
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YouTube: 05 G700SEkidou
G700SEの画面モニターにはGPS受信状況、水平インジケータが表示されます。
何機のGPS衛星から受信出来ているかもわかっちゃうのです。結構親切な表示です。
また、水平インジケータは結構便利かも!
現場の状況がわかり易いように水平を意識して写真を撮ることも出来ます。
この水平インジケータはカメラを回転すると向きを変えて表示してくれます。
さっそく撮影してみると、おっ!写真データに位置を印字する事が出来るんですね!
これもなかなか良いですね。
実は過去にアプリを触っているうちに写真データのExifが編集されてしまった事がありまして・・・
あぁ~せっかくの位置情報がぁ~・・・と悲しい思いをした事があるのです。。。
写真に印字されてあればそんな悲しい思いをせずに済みますね!
しくじったとしてもExifを再編集してあげれば良いだけですから。
さぁ~て、ここからが今回やってみたかった事です!!!
G700SEに、私が個人で所有している「iPhone3GS」、「SONY HX5V」の2台を加えた3台でGPS受信位置の精度を対比してみましょう!
まぁ、G700SEは定価で16万円(12万+4万)、HX5Vは現時点で実売価格で2万円程度ですから、このモノ達を比較するのか・・・?と思われるかもしれませんが。
なんせ、オプションのGPSユニットGP-1よりもHX5V本体の方が安いんですから・・・
個人で所有している2台はどんな心象を持っているかというと、
iPhone3GSのGPSは、結構ズレますので、受信状況もはっきりわからないし、まぁ~こんなもんかなぁ~程度のモノ。。。
SONYのHX5VのGPSは、ちゃんと受信さえすればiPhoneに比べたら正確かもなぁ~程度のモノ。
これらの3台を持って西部支店の周りの区画を撮影しながら散歩してみました。
そして、Picasaで読み込んでマップを表示・・・
で、結果は・・・・・・・
おっ!G700SEは結構正確にとらえられてる!さすが!高価なだけありますね!!
やはり趣味用のモノとはモノが違います。心の隅でちょっとだけ疑ってごめんなさい<m(__)m>
逆にHX5Vのコストパフォーマンスも相当なものだと思いますが。。。
もちろん、表示させたGoogleMap自体の精度もそれほど良いものでは無いですから、どれが本当に一番正確なモノなのかを判断するのは難しいところが有るとは思います。
では次は、夜の暗い屋内での撮影テスト。
と言いますのも、弊社では農業用水を運ぶための水路トンネル等の調査も行うので、暗い所での撮影機会も多いのです。
ホントは実際の現場で撮りたかったんですけど、試用期間中に現場に行く機会が無くて・・・
あっ、御存知で無い方もいらっしゃるかもしれませんが、もちろん屋内等ではGPSは受信できませんので御注意を。
「10mフラッシュ」で撮影すると画質が少々荒くなりますが、「Slowフラッシュ」で撮影すれば真っ暗な室内でも結構綺麗に撮れますね!
最後にちょっとだけ意地悪な使い方を。。。
ちょっとだけ逆光の状態で写真撮ってみました。
HX5Vは結構綺麗に撮れるんですけど、G700SEはどうしても青みがかった写真になってしまいます。
ま、私が下手なだけかもしれませんし、上手に使い分ければ良いだけですから。。。
もちろん、普通に写真をとる時はきれいに撮影できますよ!!
さてさて、リコージャパンの素敵なSさん・・・もうちょっと安く買えませんか・・・・?
新製品でしょうが・・・そこを何とか・・・
もし購入したら大活躍するだろうなぁ~~~~!
by small Y.I(別名U1StoneRiver)
家入さんの建設ITラボでも紹介されてます。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/it/column/20100929/543531/