日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

「門松飾りました!」

2020年12月28日 | その他

 クリスマスが終わったと思ったら、もうすぐお正月。

 新年を迎えるにあたり、弊社新社屋の前に門松を飾りました。

 お正月は歳神様が地上に降りてくる時期です。門松は歳神様がそれぞれの家に訪れるための依代と言われています。お正月の風物詩のひとつとして残したいものですね。

 皆様よいお年をお迎えください。

 

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「グランプリ(最優秀賞)いただきました!」その3

2020年12月18日 | その他学会

 今回は、前回に引き続き、株式会社フォーラムエイト主催の第7回ナショナル・レジリエンス・デザインアワードにて発表した内容の詳細をご紹介いたします。

 弊社では各種構造物の耐震照査を実施しておりますが、実施していると構造物の性能照査手法において多くの課題が見えてきます。課題の例として、どれだけの荷重に耐えられるよう設計すべきなのか、構造物をどこまで正確にモデル化するべきなのか、既存の部材の耐力を過小評価してしまっていないかなどが挙げられます。

 最適解を見つけることはとても難しいのです。

 今回検討した水槽構造物などの設計においては、任意の位置で輪切りにした2次元断面モデルとして検討を行う場合が多いのですが、その形状が複雑な場合など、モデル化が妥当なのか疑問視される場合があります。

 この業務においても、当初は従来通りの二次元断面モデル(単位幅あたりの骨組み構造)で検討を行いましたが、既設構造の耐力を過小評価してしまっている可能性が高かったため、実物通りの板要素を用いた三次元モデルによる解析を実施しました。

 二次元解析では表現出来ない部材の耐力を考慮して三次元で解析することで、二次元モデルで応力度が許容値を満足しなかった部位が、三次元解析では許容値を満足する傾向が見られました。

 また、二次元解析では解析が困難だった部材が、三次元での解析で許容値を満足しないことが確認できました。

 三次元解析では、実際の形状に忠実な挙動を再現できるため、より的確な補強設計が実施できたと考えらえます。

 土木構造物の設計においては、作用する荷重条件などについても慎重に検討する必要がありますが、解析手法によって結果が大きく変わることに留意しなければなりません。

 近年は、多くの構造物が、フォーラムエイトさんの製品「Engineer's Studio」を使用して三次元解析によって設計されています。

 一昔前では難しかった複雑な解析が比較的手軽に実施出来るようになりましたが、多くのノウハウが必要です。

 弊社ではこのような専門的な技術を多く蓄積しております。お任せください!

「グランプリ(最優秀賞)いただきました!」その2

「グランプリ(最優秀賞)いただきました!」その1

 

西部支店 H

 

 

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「年末年始休業日及び有給休暇取得奨励日のお知らせ」

2020年12月17日 | その他

平素は格別のご高配を賜り、誠に有難うございます。

年末年始の休業日及び有給休暇取得推奨日につきまして、下記のとおりお知らせいたします。

ご不便をおかけ致しますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

            記

 ■年末年始休業日

  令和2年12月29日(火)~令和3年1月4日(月)

 ■有給休暇取得奨励日

  令和2年12月28日(月)

※当社では、社員の有給休暇取得を促進するため、有給奨励日を設定させていただいております。

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「沖縄うるま市照間海岸の清掃活動に参加しました」

2020年12月15日 | 現場見学会

 11月25日に沖縄農業土木事業協会が主催した沖縄うるま市照間海岸の清掃活動に当社西部支店から2名参加してきました。

 照間海岸は県道37号線沿いに面し、海中道路へ続く景勝地として観光客がドライブをする光景を目にする。しかし、海岸沿いには多くの漂着ゴミが見受けられ、観光立県を掲げる沖縄県にとってマイナスイメージである。そこで「美ら海・美ら島沖縄」の実現の一環として、海岸清掃を実施し、海浜の浄化とともに環境保全意識の高揚を図ることを目的として今回の清掃活動が開催されました。

 

 今回の清掃範囲は集合地点から500mほど歩いたところからはじまる砂浜の1300mほどでした。かなり広い範囲でしたが、参加者も多かったため、端まで歩かないとゴミ袋がなかなかいっぱいにはなりませんでした。もちろん漂着ゴミはかなり多く、特にペットボトルやお菓子の包み紙が多かったです。参加者の皆様は一生懸命拾われていて、ゴミ袋がなかなかいっぱいになりませんでした。

 とても綺麗で夏場にはかなりの観光客が来るでしょう。この風景が保たれるようにこれからも活動に是非参加させて頂くとともに、個人的にも観光に行きたいなぁ・・・・

 

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「グランプリ(最優秀賞)いただきました!」その2

2020年12月03日 | 学会参加

 先日報告した通り、フォーラムエイトさん主催の第7回ナショナル・レジリエンス・デザインアワードにて、グランプリ(最優秀賞)をいただきました。詳細

 今回は、発表内容の詳細についての報告です。

  発表した解析結果は、昭和40年代に建設された既設の排水機場の耐震照査、耐震補強を実施した業務の一部です。排水機場は、水路を流れてくる用水や雨水を河川や海に強制的に排水するための施設で、吸込水槽や建屋、吐出水槽、樋管、ポンプ、除塵機、ゲートなど多くの設備が連携して機能する複合施設です。これらの設備のいずれが一つでも欠けてしまうと機能不全に陥り、農作物の湛水被害や家屋の浸水など受益者に多大な損害が発生してしまいます。このため、土木施設としては重要度が高い施設といえます。

 排水機場は、古い施設が全国に多数あり、これらは以後も維持、更新してゆく必要があります。気候変動による雨量の増加や、宅地開発等による流出量の増加に対しては、ポンプの能力を向上させる必要があり、それに伴い排水機場の改築(新築+既設の取壊し)が検討されることもありますが、既設の排水機場を活かして延命する方策を選択することも数多くあります。

 既設の古い排水機場を使い続ける場合には、通常の経年劣化による不具合を補修するだけではなく、施設の耐震性能が課題となることも多くあります。耐震性能に対する照査の結果、建設当時の設計基準では問題なくとも、現行の設計基準では倒壊の危険があると判断される場合があり、耐震性に問題がある場合は補強するか、取り壊して新築することになります。

 補強により耐震性能を満足できる場合には、補強を選択し延命し続けることで、より経済的に運用できるケースも多くあります。これが今回の業務で実施した耐震照査、耐震補強です。

 次回は、解析の内容について触れていきたいと思います!

 

「By 西部支店 H.」

 

 

 

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