日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

地理空間情報フォーラム2009

2009年06月22日 | 調査・測量

6/17~6/19の3日間、パシフィコ横浜において地理空間情報フォーラム2009が開催されていた。
ベンダーによる製品の展示や、官公庁職員による講演など、地理空間情報の貴重な情報を手に入れることが出来る展覧会だ。
http://www.jsurvey.jp/geoforum2009.htm

Ca3c0004_2 土木において地理空間情報は欠かせない。
近年は、当社の得意分野である農業土木、上下水道の設計業務においても、GISを利活用した業務が盛んである。
現時点でも、手軽に見れるGoogleEarthやVirtual Earth、国土地理院の基盤地図情報など、地理空間データを簡単に情報に変換して利活用する環境が整いつつある。
これらは、我々がICT利活用を語る上では欠かせない次世代ビジネスを担う一つの要素であろう。

by Small Y.I

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運用ガイドライン(案)

2009年06月15日 | 電子納品

 電子納品運用ガイドライン(案)及びCAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)の改定について、国土交通省から、報道発表がありました。

http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000055.html

発表資料によると次の四つガイドライン(案)が、6月12日(金)に公開されています。

1. 電子納品運用ガイドライン(案)【土木工事編】 (平成21年6月)
2. 電子納品運用ガイドライン(案)【業務編】 (平成21年6月)
3.電子納品運用ガイドライン(案)【測量編】 (平成21年6月)
4.CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案) (平成21年6月)

公開資料のダウンロードは次のURLから行えます。

http://www.cals-ed.go.jp/

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点の記

2009年06月09日 | 日記・エッセイ・コラム
「点の記」とは、新田次郎「劒岳<点の記>(文春文庫)」に次のように記述されている。
「点の記とは三角点設定の記録である。一等三角点の記、二等三角点の記、三等三角点の記の三種類がある。三角点標石埋定の年月日及び人名、覘標(てんぴょう:測量用やぐら)建設の年月日及び人名、測量観測の年月日及び人名の他、その三角点に至る道順、人夫賃、宿泊設備、飲料水等の必要事項を収録したものであり、明治二十一年以来の記録は永久保存資料として国土地理院に保管されている。」
Ten 間もなく映画が公開されるということで、この「剣岳<点の記>」を読んでみた。
わたしも測量師の端くれだが、あまりにも知らないことが多く、また地図を作るということが如何に困難なことかを改めて感じた。
小説は、陸地測量部の柴崎芳太郎が、明治40年に、未踏の山、剣岳に三角点を設置するまでの過程が書かれているのだが、山を熟知している新田次郎が執筆しているので読んでいて臨場感がよく伝わってくる。
わたしも昭和48年(1973年)9月に、この剣岳に登ったことがある。もちろん、カニノヨコバイなど極めて危険な個所もあるが、すでに登山道として確立していたので、三角点設置の時のように道なき道という訳ではなかった。
そのはるか以前に、今では考えられないような劣悪な条件と装備で剣岳を始めとして立山連峰に次々に三角点を設置していったのは今でも信じられない。
先人の知恵と勇気に触れる、土木技術者のみならずとも楽しめる小説であり、まだ公開されていないが良い映画ではないかと思う。
ここに剣岳の「三等三角点の記」がある。
平成16年8月にGPS新設測量したものだが、選点者は、柴崎芳太郎となっている。
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