日本水工コンサルタント 社員ブログ

自然との調和に配慮し、農村と都市の新たな風景を創造する

日本は水の消費大国

2008年12月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 もう今日は大みそかです。
今年も色々ありました、そんななかで夏前だったと思うのですが、「日本は水の消費大国」という記事が新聞に掲載されていました。仕事と少なからずかかわりがあるので興味を持ち、そして、わたしにとっては改めて思いを新たにした内容でした。

 それは、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が昨年まとめた報告書によると、現在利用可能な水資源が、温暖化によって今世紀半ばまでに10~30%減少すると予測しているということです。
地球温暖化の影響により安定した水資源の確保が世界の大きな課題になるのです。

では、「日本は水の消費大国」とはどういう意味なのか?
日本は、ご存じのように食料の自給率はものすごく低いですが、大量の食糧を輸入して、農作物の生産に必要な水を節約しているのだそうです。

牛丼一杯が1,890リットルの水を消費してできている。
コップ一杯の牛乳が110リットルの水を消費してできている。
牛を一頭育てるのに、6,540トンの水が必要になると書かれていました、これは牛が口にする飲料水のほかに餌となるトウモロコシなどの農作物の栽培にも大量の水が必要になるからです。

そして、次のような食糧1kgを作るのに必要な水はというと・・・。
牛肉(20,600リットル)
豚肉(5,900リットル)
鶏肉(4,500リットル)
米(3,600リットル)
卵(3,200リットル)
大麦(2,600リットル)
大豆(2,500リットル)
小麦(2,000リットル)
トウモロコシ(1,900リットル)
パイナップル(396リットル)

 日本が水不足を実感しなくて済んでいるのは、食料を輸入することで大量の海外の水を使っているからなのです。食料の自給率を上げるのはそう簡単ではありません、農作物を育てるための水が圧倒的に不足してしまうのです。
結果的に水をも輸入しているという現実。温暖化ストップを自ら行い示していかなければ、世界的な水不足が遠からず起きます、そしてその時、日本の食料はどうなるのだろうか?

次の世代のために、一人ひとりが温暖化を意識して、水を意識して過ごさなければいけないのだと感じた一年でした。

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電子納品チェックシステム

2008年12月25日 | 電子納品

 「電子納品チェックシステム(農林水産省農業農村整備事業版)(平成19年4月版)Ver.2.0.001.003」が、昨日公開されました。
このチェックシステムの公開に併せて、セットアップマニュアル、リリースノートも更新されています。

リリースノートを見ると、次の二点の問題点修正がされています。
・「工事完成図書の電子納品要領(案)機械設備工事編 (平成17年4月)」に基づいて作成した成果品において、Ver2.0.001.002で正しく検査されない点の修正。
・CADチェックを行うSXFファイルにおいて、始角-終角が1度未満の微小な円弧、楕円弧が作図されている場合、オブジェクトを認識できず処理が止まってしまう不具合を修正。

詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.nncals.jp/you.html

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測量成果電子納品要領(案)

2008年12月19日 | 電子納品

 昨日、公開された「測量成果電子納品要領(案)」は、次の五つのファイルから構成されています。

1.測量成果電子納品要領(案)(平成20年12月)
2.測量成果電子納品要領(案)付属資料(平成20年12月)
3.測量成果電子納品要領(案)新旧対比表(平成20年12月)
4.測量成果電子納品要領(案)DTD(平成20年12月)
5.測量成果電子納品要領(案)XML(平成20年12月)

 このうち、新旧対応表を見てみると、設計サイドにも影響があると思われるのが、「付属資料4 CADデータ作成に当たっての留意点」になります。
測量成果については、協議によりSXF(P21)での納品が可能になりましたが、対応するSXFのバージョンとレベルが、SXF Ver.3.0 レベル2以上となっています。平成21年1月から適用される「CAD製図基準(案)(平成20年5月)」では、SXFのバージョンは、SXF Ver.2.0 レベル2以上となっているので、設計成果であるCADデータをSXF Ver.2.0 レベル2で納品とした場合には、測量データを変換する必要があります。また、測量成果のレイヤ構成と設計のレイヤが違うようなので、レイヤ変換を行うのか、測量レイヤをそのまま利用するのか協議が必要になるかもしれません。

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電子納品要領(案)の改訂

2008年12月18日 | 電子納品

 「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」および「測量成果電子納品要領(案)」の改訂について、国土交通省から報道発表がありました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000030.html

「測量成果電子納品要領(案)」の適用開始時期は、平成21年4月以降に契約を締結する直轄業務で、「地質・土質調査成果電子納品要領(案)」は、平成21年8月以降に契約を締結する直轄業務からになります。
また、要領(案)の改訂では、平成20年3月の公共測量作業規程の改正及び日本工業規格の制定・改定に対応しています。

それぞれの要領案は、次のURLからダウンロードすることができます。
(測量成果電子納品要領(案)は、このサイトから国土地理院のサイトに行きます)
http://www.cals-ed.go.jp/index_denshi_sokuryo.htm

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電子納品チェックシステム

2008年12月03日 | 電子納品

 「電子納品チェックシステム(農林水産省農業農村整備事業版)(平成19年4月版)Ver.2.0.001.002」が、昨日公開されました。
このチェックシステムの公開に併せて、セットアップマニュアル、リリースノートも更新されています。

リリースノートを見ると、次の箇所の問題点修正と機能の追加がされています。
 ・発注者機関コード及び発注者コード表対応
 ・CADオリジナルファイル格納フォルダ
 ・XMLチェック内容
 ・CADチェック内容
 ・国土交通省工種について

詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.nncals.jp/you.html

コメント (2)
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