goo blog サービス終了のお知らせ 

こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

多収米「ふくまる」増産 業務用不足 商機に

2013年05月08日 15時19分11秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「多収米「ふくまる」増産 業務用不足 商機に JAグループ茨城と県 (2013/5/8)」という記事が出た。

内容は以下の通り
JAグループ茨城と茨城県は一体で、不足気味の業務用米のブランド作りに乗り出した。
冷めてもおいしいとされる県開発の多収品種「ふくまる」を2013年産から本格的に生産。
「コシヒカリ」との作業時期の分散で規模を拡大でき、多収を実現できれば10アール当たりの所得が「コシヒカリ」を上回ることを生産者に説明し作付けを促す。
JA全農いばらきを中心に13年産で3000トン、15年産で最低6000トンの生産を計画。大半を収穫前契約で販売する予定だ。

・10アール当たり所得増へ

出来秋前の不足感から12年産米は前年比1割高で推移。
一方で、コンビニエンスストアのおにぎりや弁当などの中食と外食の業界では原料米の値上がりを製品価格に転嫁できず、経営が悪化する企業が多い。
割安な輸入米に切り替える事業者も増加。
業務用需要の価格帯は中・低価格だが、米の国内需要量 の4割を占めており、JAグループいばらきと茨城県は、ここに商機を見いだした。

高価格帯を目指した結果、県内では生産量約41万トンのうち8割ほどを「コシヒカリ」が占める。
「大規模生産者にとっては収穫作業が集中、規模拡大に限界が生じている」と全農いばらき米穀部の福田二三男次長。
「ふくまる」は、「コシヒカリ」と作業時期が重ならない早生系統で、冷めても粘りがあり炊くと容量が増えるなど業務用に適していることを炊飯試験で確認。
官民一体で急ぎ増産することを決めた。既に、13年産の計画の3000トンを上回る要望があるという。

12年産を基にした県の試算では、「ふくまる」は「コシヒカリ」より概算金では60キロ1000円低いが、10アール収量は約100キロ多い597キロで、肥料や袋代、出荷手数料などの経費が増えても、所得は10アール8000円以上多いとしている。

「コシヒカリ」の栽培に慣れた生産者が、多収の栽培方法に切り替えられるかが課題だ。
「思い切って窒素肥料を振り、密植にもきちんと取り組めるかが鍵になる」(県農業総合センター)として、JAと県が協力して技術指導に当たる。

産地では「ふくまる」への転換が始まった。
JA茨城みなみ管内では13年産は65ヘクタールで栽培。
14年産では100ヘクタールを見込む。
JA普通作部会長の井土正義さん(77)は13年産では、米11ヘクタールのうち4.3ヘクタールで「ふくまる」を作付ける。
「大粒で食味も良く商品価値は高い。収量が大幅に増えるので価格が少々安くても所得が上がる」と判断。
「業務用のブランドを早く築きたい」と話す。
というもの。

外国産米が入ってくると、国内産米でなければならいなという業務用が、どれほどあるのか。
多ければ構わないのだが、外国産米でも構わないという業務用が多くなってしまうと、この計画でも厳しいだろう。

だから、そうならないためにも、業務用は外国産米が当り前と言われないためにも、頑張ってもらえたらと思う。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 急きょ説明に来るらしいが・・・ | トップ | 「北海道ななつぼし」が在庫切れ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。