母親が来なくなった、
「ママちゃん 天国に行ったの」
「ぼくちゃんも すぐに 行くんだよ」
そして、あの事件が起きた。
・
3月下旬の寒い夜、風呂のフチに手をかけたシュンカン、
「ブリ・ブリ・ブリー」
町中にひびいた、ひびきわたった。
「人類の最終兵器だ」
だから、おどろいたのなんのって、
「ワアー」
「タチケテー」
パニックだった、黄色いニオイがウズを巻いていた、
「はいってなんかいられねえー」
そして、二度と来なかった、その3か月後、永遠の少年は、だれもいない家で死んでいだ、
「いい奴だったな」
「ああ いい子だった」
「かわいそうだね」
「ああ ああ かわいそうだ」
ヨコハマの下町の男たち、
「ナサケが ある」