アメリカの選挙のadage(格言・金言)に、
”It's Economy, Stupid! "
「経済だけでいいんだよ、バカ野郎」
選挙では、ゴチャゴチャいうことはない、実現可能な経済の公約を提出するだけで十分だ、なにも出せなかった民主党は、やはりあのざまで、これに対して「消費税の10%は中止」をぶち上げた共産党は躍進、選挙民のこころに触れたか、モンダイはこれからだろう。
さて、カトリック禅のつづきを、
Although many people will have their say - both pro and con - about practice ,I would say there is a significance fact description of out era in the fact that "Catholic Zen" has spread even to oridinary people and gained their continued support.
この運動に対する賛否両論は多々あろうが、ごく一般の人々にまで広がったという事実にこそ、時代的な意義があるように思う。
ドイツ人の庭
早朝から夜9時まで坐り続ける接心は、やはりつらい、今日は5日目、参加者は30数名で外国人が12名で、そのうちドイツ人が10名、ここは、比較的自由なので出たり入ったり、中日で下山する者もいる、高齢のドイツの婦人、
「よくがんばるな」
必死の形相(ぎょうそう)だ、日本人だって脚がしびれる、
「ここで 死ぬんじゃあないかな」
ドイツ魂とでもいうのか、
「もう 鬼だなあ」
それでも7日間を、なんとか坐りつづける、接心が終わっての大茶礼(されい)で「ニッコリ」、それはそれは、うれしそうだった、ドイツ人たちは、作務(さむ)の時に石を組み合わせて庭のようなものを作ったのだが、それは、○や△のデザイン、庭というよりも幾何の問題みたい、しかし、愛宮神父は、いつまでも、そのままにしていた。
ドイツ人たちは帰国する際、多量のクスリを残していった、
「やっぱり タイヘンだったんだなあー」
留守番役の神父さんは、
「日本人には 子供用でジューブンなんですよ」
彼らの胃壁が厚いので、クスリも強力なんだろう。
さて、今回の選挙のように、確かに経済は大切、だが、経済だけでいいのだろうか、衣食住は生活の条件であったはずだが、今の文明からは、それ以上のものが出にくい、この文明には重要なモノが欠落しているのかもしれない、現代の文明を越えようとする数々の試みがあるが、やはり、オーソドックスなものが欲しいものだ、だから、カトリックのこの取り組みには価値がないであろうか。だが、これを、正確に理解しようとする者がいない。
そして、カトリック禅の提唱者・愛宮真備神父亡き後、カトリックの教団からは、これを引き継ぐ・引き継げる力量のある有能で善良な人材が出てこない、もったいないことだ。