新しい森林に到着すると思った瞬間、黄色い動物が襲いかかる、白い牙が見えた。
その時、サルの手にした硬い棒が猛獣の眉間を叩いた、
「ギャッー」
頭蓋骨にヒビが走り、その場に転倒。
サルが、初めてヒョウに勝ったのだ。
黒々とした森が、小さなサルを迎え入れてくれる。
700万年前の夕暮れ、こうして猿は猿人となり、人類への長い進化がスタートした。
大空に美しい声が聞こえる、
チエある者どもよ
懈怠するなかれ
一歩を進め
無上の階梯を
一歩を進め
この小さなサルの勇気と決断が、人類への道を開発した、彼を「サルのキリスト」と呼んでもいいのではあるまいか。