虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

映画館が遠い(立腹編)

2004年09月21日 | 日記・雑記
昨日やっと「ヴァン・ヘルシング」一緒に見に行こうと言うのが現れた。
喜んだのもつかの間、このところ職人仕事の手配をしていて、昨日は休日でも仕事していたので鍵の管理の為に、作業が終わるまで出かけられなかった。
そしたら、その待ち時間の間にそいつは酔っ払っちゃったのである。
酔っ払い連れて映画なんてとんでもない!
だいたい、そばにいるのが酔っ払いでは、もし倒れても役に立たないじゃない!

今週、なんとしても行ってやる!
めまいや貧血起こしたって、死にゃしないわ!入れ替えの監視に来たアルバイトに発見されるくらいよ。ぜ~ったい行く!
など、決意を固めた週末でした。

フリークス (1932/米)

2004年09月19日 | 映画感想は行
監督:トッド・ブラウニング

 この映画はなんだかあれこれ言う口を封じてしまう。出演が、今の映像処理なんかでなく、みんな「フリークス」…いわゆる健常でない、小人である、手足がないといった不具というものを見世物にしていた本物の人たちなのだ。

 オープニングで、映画制作の意図について長々説明が入る。ストーリーとしては自分を見せものにしているフリークスたち(不具者たち・・・と言っていいのだろうか?運命のいたずらで健常でない五体を持ってしまった人々)のいるサーカスの中の話。花形スターが、財産を持った小人と結婚して毒を盛って殺し、財産のっとりを図る。しかしもくろみは露見し、彼女も、その恋人も復讐される。

 映像がすごい。これはもう本物の迫力としか言い様がない。手足のない人が煙草の火をつけるシーン。そばで話してる手をもった人も手伝ったりなんぞしない。上半身だけで生きてる人、わかんない言葉をしゃべりまくるピンヘッドさん、有名なヒルトン姉妹(シャム双生児)。

 フリークスたちが嵐の中を花形スターを追うシーンがあり、確かに異形のものに追われる、そのことの恐ろしさは感じてしまう。追われるほうが悪役であっても。しかし、これは見るほうの持つ意識を投影するシーンだな、とも思う。製作側のもくろみはどうであれ、今見て何を感じるかは、それぞれの心の底に持っているものによるのだろう。

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い (2003/米・独)

2004年09月18日 | 映画感想ら行
THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN

監督: スティーヴン・ノリントン
出演: ショーン・コネリー スチュアート・タウンゼント ペータ・ウィルソン リチャード・ロクスバーグ

 文学上のヒーローたちが結集して悪の組織と戦う。

 …と、つまるところ、これだけです。

メンバーは
アラン・クォーターメン「ソロモンの洞窟」(一応不死・天才ハンター)
ドリアン・グレイ「ドリアン・グレイの肖像」(不死)
ミナ・ハーカー 「吸血鬼ドラキュラ」主人公の妻(ヴァンパイア)
透明人間「透明人間」
ジキル博士「ジキル博士とハイド氏」(変身)
ネモ船長「海底2万里」(科学技術)
トム・ソーヤー「トム・ソーヤーの冒険」(?)アメリカの諜報員

 どうも、これだけそろえて、アクションや特撮のスッキリ感・爽快感に乏しくて… トム・ソーヤーが入ってくるのが不思議ってば不思議です。完全にただの若い元気なにーちゃんで、どしてこの中にいるんでしょう?、どこがEXTRAORDINARYなんでしょう?と彼に関しては「?」がいっぱいです。超人の中のフツー人で、狂言回しになるわけでもないのもまた不思議。それで最後にショーン・コネリーのクォーターメンが「これからはお前たちの時代だ」って…深い意味はないんだろうけど、今の世の中を考えるとめちゃめちゃ皮肉だ。
 ドリアン・グレイも雰囲気そぐわないとは思うものの、一応特殊能力持ってるし、スチュアート・タウンゼントがセクシーだからいいですが。
 まあ、一つ一つのキャラクターにいいたいことはあるんですが、特に、と言えば、原作だと無国籍で、どこか世界人風なネモ船長の完全インド式インテリアのノーチラス号がおかしかった。

 リチャード・ロクスバーグはここでも悪役で、ますます「ヴァン・ヘルシング」が楽しみ!

帝都物語・嶋田久作

2004年09月17日 | 映画感想た行
帝都物語(1988/日)実相寺昭雄監督
帝都大戦(1989/日)一瀬隆重監督

「帝都物語」「帝都大戦」を続けてみておりました。
オールスターキャストで、役上もオールスターキャストの「帝都物語」なかなか面白かったです。皆さん、まだお元気で…なんて感激。嶋田久作の怪人ぶりが人間離れしてて良かったです。原作はもうほとんど覚えてないけど、原田美恵子さん、重要な役回りなのにさしてキャラが立ってないのが気になる。なんかもうちょっとやりようはなかったんでしょうか? 
天変地異とか、妖術、バケモノ関係の特撮がちょっとチャチく感じるのはしょうがないでしょうけど、帝都再現のセットは良く出来てる。「スパイ・ゾルゲ」にスケールは負けても、雰囲気は負けてない。

「帝都大戦」のほうは、嶋田久作にすっかり的を絞ったという感じで、それなりにまとまってはいるんですが、「帝都物語」にはやっぱ負けてるかな。製作側の力の入れようが違うのだろうか。それにど~もこっちも女優さんの迫力が…うう、そんな度々吐かなくても…

 どちらも嶋田久作いてこそ、の映画でした。

台風クラブ(1985/日)

2004年09月16日 | 映画感想た行
監督:相米慎二
出演:工藤夕貴 大西結香 三上祐一 三浦友和

 台風の接近とともにわけもわからずハイになっていく中学生。

 この映画、ストーリーを書いてもむなしい感じします。それに見るたびに「ああ、歳をとった」を実感させられちゃう。
 子どものときに読んだ本というのは、ある本はその時代まで感覚を戻してくれるようなのもあります。映画も、初めて見たときの驚きや感動がよみがえるようなのもあります。でもこれに関する限りでは、だんだんこの思春期の不安定さに対して距離を持っていく自分を、その時期を懐かしがる自分を認識させられるのがつらい。

 この映画をはじめてみたときから、女の子より恭一や明君に妙なシンパシー感じていました。あの時期のわけわかんない苛立ち、説明できない納得感とか。だから、最後の飛び降りシーンもわかるんだけど、説明なんか求めんでくれっ、です。それなのに、いつの間にか上から子どもを見る目であきら君を見ている自分に気づく。

 女の子では大西結香が良かったし、三浦友和がいいと思ったのもこれだけ。夜のプールの何かのスイッチが入ってしまったような、なぜか感じるスピード感が忘れられない。

マスター・アンド・コマンダー (2003/米)

2004年09月15日 | 映画感想ま行
MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD
監督:ピーター・ウィアー
出演:ラッセル・クロウ ポール・ベタニー ビリー・ボイド

 ナポレオンが勢力を伸張しつつあるヨーロッパ。そのフランス海軍と海上で争うイギリス海軍の古いサプライズ号で活躍するオーブリー船長。その親友で船医のマチュリン。そして戦乱の中をゆく乗組員や少年たちの運命。

 これは、映画館の予告編があんな作りではいか~んと切実に思った。なんか邦画の「海軍特別年少兵」みたいなのじゃないかと警戒しちゃったではないですか。もちろん戦争もので、年若く悲運に死んでいく少年たちもどっさり出てきますが、原作の海の男たちの物語の雰囲気を損なわない出来じゃないか!と喜んだのでした。ラッセル・クロウもベタニーもキャラクターのイメージにぴったり。クロウのおなかの出具合もいかにもオーブリー艦長だわ!金髪のロン毛は確かに似合わないけど、それもまたむさくるしさ似合わなさがいいわ!

 子どものころの愛読書、イヤ今でもだけど、アーサー・ランサムの本の中で、父から息子への最大級の誉め言葉として"You'll be a seaman yet, my son."肩をガシ、というのがあるんだけど、日本語訳では「お前もいつか船乗りになれるぞ」って訳してあったと思う。そのseamanの意味がわかったのはホーンブロワーやらの海洋小説を読むようになってからだけど、困難な状況に的確な判断力と勇気を持って決断できる男、みたいなある種の理想の男を指す言葉なんだな~と思ったのです。これは原作ファンを裏切らず、SEAMANを良く描いた映画だと思う。

 オープニングとラストのドド~ンと身体に響く会戦は良かった!家の安いステレオセットでこれだけ響くんだから、映画館の音響ではさぞや臨場感にあふれかえったでしょうね!
 海の広さ、次々に現れる未知の世界に、当時の世界の広さの感覚がわかりそうな気分になる。
 それにセットやコスチュームの素晴らしさ。
 映画館で見なかったのが惜しい。 

猿人ジョー・ヤング(1949/米)

2004年09月14日 | 映画感想あ行
監督:アーネスト・B・シュードサック
出演:テリー・ムーア ベン・ジョンソン ロバート・アームストロング

 特撮のレイ・ハリーハウゼンの初仕事としても有名な映画。
 
 興行師が新しい見せ物のネタを探しに行ったアフリカで、巨大なゴリラと、それを意のままにする不思議な少女に出会う。アメリカに連れ帰り、猿人のショーは成功するが、ゴリラのジョーはだんだん元気がなくなる。ある夜、酔った客に酒を飲まされて暴れたジョーは、危険な動物として射殺されることに…

 「キングコング」と、ジョーの形はほとんどそのままそっくりなので、 コングに比べてお話のほのぼのした分だけ迫力がなくなっちゃったのかな、というハッピーエンド作品。人間のヒーロー役が同じ人だし。終盤の火事のシーンなんかすごい特撮なんだけど、全体にユーモラスなのではらはらドキドキは少しそがれた感じします。

 「キングコング」は美女に執着して、でも人間からは「しょせんバケモノ」としか見られなかった悲劇なんだけど、これは興行師もいい人だし、美女とゴリラがお友達で、みんなで幸せに暮らしました、になるので映画のインパクトは劣るけど、安心出来る家族映画。それに人形の動きがかわいい。
 リメイクの「マイティー・ジョー」のほうがお話は良く練られてると思うけど、なぜかこっちのジョーのほうが素敵。シャーリーズ・セロンはきれいでしたね。あの映画が一番素に近いのかな。

「生きる」リメイク

2004年09月13日 | 映画の話題
黒澤明「生きる」ハリウッドリメイクのお話。
ドリームワークスで
主演候補はトム・ハンクス
監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願い事」のジム・シェリダン。

わ~、ブランコで何歌うんだろう?
ブランコなしでは、「生きる」じゃない、と思うでしょ?

EXCITE NEWS

ロウソクのために一シリングを ジョセフィン・テイ著

2004年09月13日 | 
直良和美訳  早川ポケットミステリ

 「時の娘」のグラント警部もの。「時の娘」より前の時期の小説で、ベッドのグラント警部にリチャード3世の肖像を届ける女優のマータもこの本で登場する。緻密な感じのミステリ。
 ジョセフィン・テイのミステリは、あまりにも有名な「時の娘」以外は今まで翻訳でめぐりあわず、これが2冊目。さすがに社会背景は今よりゆったり目に感じるものの、肝心の事件の動機も、ちょっと奇妙な攪乱要素として登場する青年も今風な印象。
 リチャード3世もお気の毒にと思ったが、この事件の被害者もまったく理不尽に、犯人の身勝手によって命を絶たれてしまう。その人生が勇敢で努力を感じさせるものだけに怒りがフツフツ湧き上がるし、それだけの人生の軌跡をもってしても、"When she was dead, she was dead."残ったもの勝ちを感じさせて寂しい…作者実にうまいなあ、と思う。
 グラント警部もなかなか素敵だが、脇のウィルソン刑事や、田舎の警察署長の行動的な娘・エリカが実に魅力的。「奇妙な攪乱要素」の青年は思わず「杜子春」連想しましたね。

働くことがイヤな人のための本 中島義道著

2004年09月12日 | 
「トンデモ本 男の世界」にまで中島先生の「うるさい日本の私」が取り上げられましたねえ。実は、哲学入門から、「私の嫌いな十の言葉」から、結構読ませていただいてますが、私の場合は不遜にも「学ぼう」という姿勢より、中島先生のこだわりどころを注目するみたいな感じです。

 中島先生がお父さんだったら、きついだろうなあ、としみじみしたり。
 でも街中の騒音については、先生の主張は同感できるんですけど、この本はさっぱりでした。働くことに積極的な生きがいを見出せないときに、何を持って自己を「良く」生かしうる仕事とするか…たって… それをフォローしてくださるのが斉藤美奈子さんの項目立てして懇切丁寧な解説で、ああ、やっとわかるものに出会えたぞ、とほっとしました。

 「働く」ということの意味合いについて、です。
 「13歳のハローワーク」でも思ったんだけど、働くことが自己実現であるとか、「好きなこと」を職業につなげるとか、それが今では「ならねばならぬ」ちょっと脅迫的な観念みたいじゃありませんか。好きなこと以外の職業で働くのはそんなにいけないことなんでしょうか?好きなことできればラッキー、くらいのものだと思うんですけどね。要はどれだけ責任感もってきちんと役割を果たしていけるかではないのかな。

 私が大学進学を考えたときに、まあ、状況的に行こうとは思いました。100パーセント大学進学する学校だったし、進学のため以外のことやってなかったし。でも教科で一番得意な国語系は全然頭になかったです。先生以外の道が考えられなかったし、教室で「この作家は死ぬほど嫌いだ」なんていえないもんね~ まず、「何が売れるか」を考えました。理系センスがいまいちだったので経済、それも会計のほうへ行きました。働くって、何より生きる為にまず稼がなきゃいけませんからねえ。いざとなったらの肉体労働も自信ない虚弱体質だったし。
 「社会で普通に働く」ことがフツーの人にとっても理屈つけないといけなくなったなんて、余裕ある良い世の中なのかなあ。

 この本は、斉藤さんの解説付の文庫版が絶対お得です。

ルナ・パパ(1999/ドイツ・オーストリア・日)

2004年09月11日 | 映画感想ら行
LUNA PAPA
監督 バフティヤル・フドイナザーロフ
出演 チュルパン・ハマートヴァ モーリッツ・ブライブトロイ アト・ムハメドシャノフ

 カザフスタンの町で、頑固な父と戦争で少しおかしくなってしまった兄と暮らすマムラカットは、女優を目指す踊りの好きな少女。ある月の夜、彼女は声だけしかわからない俳優だという男に誘惑され妊娠してしまう。一家は国中その男を探し回るが、見つからない。狭い町の中で、父親のわからない子を妊娠したマムラカットはいじめられ、ののしられ、思いつめて・・・

 ストーリーを追っていけば悲惨な話で、女としては腹が立ちまくることこの上ないのであるが、主演のマムラカット役の女の子のびっくりしたような大きな瞳とちょっとだけ粗野で純粋そうな美しさ、「はい次っ」と言わんばかりのスピーディーな展開、「なんだコリャ」なエピソードの設定とシーンの連続に、眉を吊り上げるより先に「はあ~」という感じで引っ張っていかれてしまう。お医者さんとか結婚式なんて悲劇とファース(笑劇)をいっぺんに詰め込んでます。

 見終わって後に残るのは暖かさと悲しさ。家族の愛・初めての恋・愛し愛される幸せ。でもみんな死んだりばらばらになって、彼女は旅立たなくては生きていけない。ああ、寛容で穏やかな世界が欲しいよね!

movie diary ルナ・パパ

トゥー・ウィークス・ノーティス (2002/米)

2004年09月10日 | 映画感想た行
TWO WEEKS NOTICE
監督: マーク・ローレンス 
出演: サンドラ・ブロック ヒュー・グラント

 公共の使命に燃えるインテリ女性弁護士と、ボンボンのハンサム社長のラブ・コメディ。

 由緒ある公民館の取り壊しを抗議に行った先でルーシーは、その社の社長ジョージに弁護士としてスカウトされる。ハンサムで会社の看板だが優柔不断なジョージは、しっかりものの彼女の判断にすっかり頼るようになる。公私混同なジョージに疲れたルーシーは退職を宣言。2週間の猶予期間の間に後任を探すことになるが…

 主演二人は手馴れたもの、って感じでライトコメディとしてはそこそこではないでしょうか。でも、「プリシラ」の余韻覚めやらぬ目で見ると霞んじゃいましたね~ 時期が悪かったです。
 いやみのない駄目男には、ヒュー・グラントの美貌と清潔感が必要なんでしょう。サンドラ・ブロックもリベラル中流インテリの匂いふんぷんではまってますけど、才媛のカワイゲというにはちょっとやりすぎな感もあります。先が読めちゃう映画なので、細かいギャグにもっと気合が入っていたらもっと楽しめましたのに。あのバスルームのシーンみたいな。

プリシラ(1994/オーストラリア)

2004年09月09日 | 映画感想は行
THE ADVENTURES OF PRISCILLA, QUEEN OF THE DESERT
監督: ステファン・エリオット
出演: テレンス・スタンプ  ヒューゴー・ウィーヴィング  ガイ・ピアース

 つぼにどんぴしゃはまってしまった。2回見て、ますますのめりこみそう。

 3人のドラッグ・クイーン(女装のゲイ)がプリシラという名のポンコツバスを駆って都会シドニーから、オーストラリア中部、砂漠の真ん中にあるリゾート地のホテルでショウをするため3000キロにわたる旅をする。

 しょっぱなのショウのシーンとそれに続く、ヒューゴー・ウィーヴィングのオカマ口調にもたまげたけど、日曜にテレビ放送していた「LAコンフィデンシャル」でお会いしたばかりのガイ・ピアースのはじけたゲイっぷりに唖然。でもやっぱり胸板厚い!
 しかしなんといっても、テレンス・スタンプの貫禄ある、艶やかささえ感じさせるレディの物腰には圧倒された。
 全編、耳に慣れたヒット曲と、ど派手な衣装のダンスシーンであふれた楽しい映画。それでいて背景はオーストラリアの冗談みたいに茫漠たる岩と砂漠。
 エピソードの一つ一つ、派手で陽気な彼らの中でも、自分たちが奇矯な存在であり、都会という環境でしか生きられないことはわかっている。その奇異さを自覚してなおかつ、このスタイルでなければ生きられない彼らの、特に若いフェリシアの陽気さの下のもろさ、寂しさ。息子には自分がゲイだと言えないティックの動揺。
 でもしんみりもあくまで笑いに包まれて、ほんとに素敵で気分のいい映画!今までみなかったのが悔しい。
 テレンス・スタンプと田舎町の爺さんの恋にも脱帽。

 ヒューゴー・ウィーヴィング、ほかの映画とは声から姿勢から違います。皆さん役者です。

 オーストラリア単独横断女性とか、エンディングの後の映像とか、細かいところまで気合入ってます。

月の掟の冒険 クリア

2004年09月08日 | エンタテインメント
一周後の感想
 ゲームとしては「始まりの冒険」よりは良かったです。あの時はある程度レベル上がってしまうと、自動戦闘でぼ~っとして早く終わんないかな~と画面見ていてイベントつないでいって終わりだったので。ある程度モンスター強くないと興ざめですから。それにロード時間もエンカウントに関しては少し改善されてます。でもイベントごとのロード時間はやっぱりイラつくものがあります。今回はゲーム酔いしなくて良かった。
 ガミガミさん、大塚明夫さんだったんですね!でも印象違っちゃって別の人だとばかり思っていました。
 歌は、いままでのポポロシリーズみたいにクリアーな雰囲気の方が良かった。これは歌いたい気が起きないもの。
 ただ、私の好みとして、ピノンたちが小さすぎるのはちょっと引っかかる。とってもかわいくて、見ていて楽しいけど。ピエトロ時代は少年少女と大人の構成だったけど、ピノンになってからは、ちょっとオチビちゃん多すぎの感があります。そりゃみんな勇者の子どもたちだけど。白騎士さんみたいな位置づけの人もほしいな、と思っちゃう。
 個人的に一番引っかかったのはとうとう取れなかった宝箱と、ラスボス戦からエンディングまでのセーブなし。これだけは何とかしてほしかったですね。
 エンディングのイベントはラスボス戦の装備のままの映像です。マルコややかんをはき、モンバはアフロ頭… 夜中に2名ほどでテレビの前で笑ってました。今度、パプー色の着ぐるみピノンで見てみましょうか。

月の掟の冒険プレイ日記

中国の鳥人(1998/日)

2004年09月07日 | 映画感想た行
movie diaryのほうに、感想アップしました。

こちら

ビデオのパッケージは、翼をしょった麗しのモックンのスーツ姿でありました。原作のほうも読んでいたのですが、そちらは短編なので、映画の中で膨らませてありますし、鳥人学校なんて荒唐無稽な設定がなじむかどうかは、その土地の狂おしい程の美しさ慕わしさが映像から感じられるかどうかにかかってくるんじゃないかと思った。それでいえば100インチ以下のサイズで見て判断するのは気の毒であろうか?とも感じたのでした。

マコ岩松さん、やっぱり達者な人だと思いました。