虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い (2003/米・独)

2004年09月18日 | 映画感想ら行
THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN

監督: スティーヴン・ノリントン
出演: ショーン・コネリー スチュアート・タウンゼント ペータ・ウィルソン リチャード・ロクスバーグ

 文学上のヒーローたちが結集して悪の組織と戦う。

 …と、つまるところ、これだけです。

メンバーは
アラン・クォーターメン「ソロモンの洞窟」(一応不死・天才ハンター)
ドリアン・グレイ「ドリアン・グレイの肖像」(不死)
ミナ・ハーカー 「吸血鬼ドラキュラ」主人公の妻(ヴァンパイア)
透明人間「透明人間」
ジキル博士「ジキル博士とハイド氏」(変身)
ネモ船長「海底2万里」(科学技術)
トム・ソーヤー「トム・ソーヤーの冒険」(?)アメリカの諜報員

 どうも、これだけそろえて、アクションや特撮のスッキリ感・爽快感に乏しくて… トム・ソーヤーが入ってくるのが不思議ってば不思議です。完全にただの若い元気なにーちゃんで、どしてこの中にいるんでしょう?、どこがEXTRAORDINARYなんでしょう?と彼に関しては「?」がいっぱいです。超人の中のフツー人で、狂言回しになるわけでもないのもまた不思議。それで最後にショーン・コネリーのクォーターメンが「これからはお前たちの時代だ」って…深い意味はないんだろうけど、今の世の中を考えるとめちゃめちゃ皮肉だ。
 ドリアン・グレイも雰囲気そぐわないとは思うものの、一応特殊能力持ってるし、スチュアート・タウンゼントがセクシーだからいいですが。
 まあ、一つ一つのキャラクターにいいたいことはあるんですが、特に、と言えば、原作だと無国籍で、どこか世界人風なネモ船長の完全インド式インテリアのノーチラス号がおかしかった。

 リチャード・ロクスバーグはここでも悪役で、ますます「ヴァン・ヘルシング」が楽しみ!