虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

2004年09月03日 | 
怒涛のオリンピック漬けが終わって、今は本に浸かってます。

秋の気配が近づくとなぜか万葉集読んでます。
ここ数年は講談社文庫版で読むことが多いのですが、これはかなり見やすいし、万葉仮名表記もついているので全部参照するのは無理でも、どんな漢字使ってるのかちょっと気になったときにすぐわかります。

今回は巻11あたりを中心に読みました。
恋のレッスンには最適です。
万葉の歌には、「恋」を「孤悲」と表記してあるものもあります。
人を思うことの苦しい悲しい側面をずばりと表現してるみたいです。
漢字を使う国に生まれて、万葉集のような財産を持っていて、日本人の幸せですねえ。

吾ゆ後 生れむ人は 我が如く 恋する道に 会ひこすなゆめ
 (巻11 柿本人麻呂歌集より)

この歌は、血を吐くような思いを吐き出すというより、散々に苦しんだ後の消えない思いを抱えた人がちょっと自分をわらっているような雰囲気を感じます。

本屋のダイレクトメールの効用

2004年09月03日 | 
オンライン書店のダイレクトメールで、
「トンデモ男の世界」が来まして、
つい注文しちゃいました。

やっぱり増え続ける本に家族から白い目で見られてるし
お金も足りないし、
なるべく余計に買わないように気をつけようと思ってるのに。
ほかの皆さんは、こういうお勧めメールに
どれくらい「くらっと来てつい」という買い物してらっしゃるんでしょうか。

ジャック・オーブリー・シリーズも読みたくなって探したら
既に処分したことが発覚し、ついAMAZONで注文しちゃったし
古書店で横光利一の「日輪」見つけて即買ったし

この衝動買いなおりませんかね~~~!