虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

モンキー・ビジネス (1952/米)

2004年09月23日 | 映画感想ま行
MONKEY BUSINESS

監督:ハワード・ホークス 
出演:ケイリー・グラント ジンジャー・ロジャース チャールズ・コバーン マリリン・モンロー

 若返り薬を研究中の科学者が、研究中の薬を人体実験。効果テキメン、気持ちも行動も20代の若者に戻ってしまう。ところが実は若返りの原因は、実験用のチンパンジーが調合して冷水器に入れてしまった薬のせいだった!

 DVDの絵も、メニュー画面もマリリン・モンローがど~んと出ていますが、この映画の中ではそれほど重要な役回りではないです。ちょっと頭が弱めでナイスバディの金髪娘という、「キューティー・ブロンド」で嘆かれているブロンドイメージそのものみたいです。かわいいけど、主役はやっぱりケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースの中年から子どもまで、心が行ったり来たりする演技。もうすごいったらありゃしない!!!
 牛乳瓶の底みたいな眼鏡で、いかにも浮世離れした科学者として登場するグラントが、(このオープニングシーンも遊び心にあふれていて素敵!)マリリン・モンローとのデートシーンでタイヤ軋ませてカーチェイスするし(これははめ込み映像でしょうね)ダイビングやったり、スケートやったりします。それがしぐさも動きも言葉も本当に若くなる。ダイビングでは見事な腹着水(スタントかな?ともかくむちゃくちゃ痛い、あれは)、スケートでも無防備にひっくり返ってくれます。それが本当に無防備に見えます。転ぶとわかってる転び方ではない!
 ジンジャー・ロジャーズも落ち着いた中年婦人がいたずらっ子になってしまうのだけれど 、グラスをおでこに乗せてひょこひょこ歩くシーン、ステップ軽やか、いやそれ以上に派手派手に踊りまくるシーン、さすが天才ダンサー!
 二人で子どもにかえってけんかしてペンキ塗りあうシーン…感心しながらともかくおかしいっ!

 さすがホークス監督の粋なスクリューボールコメディなのです。これも出来る役者がいてこそ、なんて思っちゃった。
 ケイリー・グラントって、すごい俳優ですね~~~!
 いやジンジャー・ロジャースもですけど。
 ほんとに、こういう「軽み」って、今のアメリカ映画じゃお目にかかれない気がします。

 おお忘れるところでしたが、チンパンジー君の芸達者にも拍手!

休日ですが・・・

2004年09月23日 | 日記・雑記
今日も職人さんの都合により
私もお付き合いです。
いえ、お付き合いで現場にいるだけ。
…しくしく。
昨日は暇な日だったから、あまり文句言えないんですが。でも世間が休みで、自分がそうでないと悲しくなるのはなぜでしょう?わがままでしょうね。実際に働いてるのは職人さんたちなんですから。

目立たないように、こっそりDVDでも見ようかな。