虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

クストリッツァとマイケル・ムーア

2004年09月27日 | 日記・雑記
 26日はクストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」を見ました。
 今まで見てなくて損したな、という映画でありましたが、これも整理の時間を要する映画みたいなので、感想は後回しです。
 こういう映画を見ると私がマイケル・ムーアの作品を見て感じる「妙な感じ」の意味がわかるような気がする。ただ、ムーア監督が自分自身を賭けて、アメリカに、世界に問いかける姿勢は素晴らしい。彼もアメリカの希望だと思う。
 アメリカ社会については、本で読んでいるだけで、実際に行ったこともないのだが、「アメリカ市民はこうあらねばならぬ」圧力はかなり強力そうだし、反面、水面下で進行する市民モラルの崩壊は日本よりもずっと先を行っているようだ。その中で身体を張るのは並大抵の覚悟では出来ないだろうな。

 こんなこと考えてるときにあまりにもタイミングよく、日経新聞の日曜書評は、今の世界がどこへ行くのかを考える為に、みたいなラインナップだった。やっぱりある程度テーマがあるのだろうか?

マイケル・ムーアのサイト(英語ですが)

 なんだかんだいっても、私たちを取り巻く環境は変化している。今までにあった物ではそれに対応できなくても、対応できていた記憶は持っている。
 どこかで読んだように
 「離れたばかりの岸は見えているが、対岸がはるかで見えない川を渡るようなもの」
(どこで読んだか忘れてしまった、すいません)
 私たちは、対岸よりもっと遥かにある理想の光を頼りに、力だけの肯定ではなく、調和を目指さなくてはいけないのだろう。…というのがまとまってなくて舌足らずだけど「アンダーグラウンド」の感想です。
 整理出来たらちゃんと書きます。