虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

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仮面ライダー

2005年10月29日 | エンタテインメント
 今まで「仮面ライダー」古典ものはちゃんと見たことがありませんでした。
 それでまず記念すべき第一作から。
 レトロですねえ。藤岡弘さん、若い。島田陽子が出てるんだ!アクションシーンもなんか長閑で、今とはスピード感、動きがまるで違い、これはクンフー映画が世界を席巻する以前の番組なのかな?
 それに、「IQ600、運動能力抜群の天才レーサーでもある好青年・本郷猛」が悪の組織に狙われて改造人間にされてしまったのですが、主人公けっこう間抜けです。何も集団で襲われた、その相手を追っかけていくことはないのに。独白がけっこう深刻なのは時代なのでしょう。怪人の造形のいまいち安易に見えるのは、今の目で見てしまうからでしょうか?
 チープだったり深刻な部分とあいまって、独特のレトロ感をかもし出してくれます。時代といえば、コスチュームでない時は本郷さんノーヘルでバイク飛ばしてる時もあります。

 面白いのは、悪の組織ショッカーの構成員の皆様が、顔に色を塗っただけくらいのほとんど顔出しで出ていることで、あまり強そうとか極悪そうに見えません。オマケにショッカー婦人部とも言いたいような網タイツ・マスクの(多分)お姉さま方が出現したのは今まで知りませんでした。

 でも本当に「闘うヒーロー」としてちゃんと描かれているではありませんか。ヒーローにとっては今よりいい時代だったような気がします。
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フロム・ダスク・ティル・ドーン (1996/アメリカ)

2005年10月28日 | 映画感想は行
FROM DUSK TILL DAWN
監督: ロバート・ロドリゲス
出演: ハーヴェイ・カイテル     ジェイコブ・フラー
    ジョージ・クルーニー    セス・ゲッコー
    クエンティン・タランティーノ    リチャード・ゲッコー
    ジュリエット・ルイス    ケイト・フラー
    サルマ・ハエック    地獄のサンタニコ

 凶悪なゲッコー兄弟が強盗・殺人を繰り返しながら逃げる途中、牧師一家を人質にし、国境を越えてメキシコへ。怪しげな酒場に入るが、そこは恐るべき秘密を持つ場所だった……。

 もう、笑っちゃうしかないような映画です。
 これも友人のお薦めの品で、「きっと気に入る」と太鼓判付き。
 途中まではクライムバイオレンスムービーで、強盗兄弟、タランティーノの切れっぷりと「俺はプロだ」といいつつ墓穴堀まくりのジョージ・クルーニーに「何これ~~」と、次に何が、主にタランティーノによって引き起こされるか、顔引きつらせつつびくびく見てます。それが酒場のあのシーンから…
 後はほとんどバイオハザードだもんね~ 確かにこういう地獄のお祭り騒ぎ映画は好みかも。
 ジョージ・クルーニーのずれっぷりもいいし、渋さの浮きっぷりの見事なハーヴェイ・カイテルも素敵。死にっぷりもお見事。時ならぬ神学問答も展開と場合が場合だけに思わず笑える。
 後半はサスペンスのドキドキよりアクションの面白さで、怖かったのは前半。

 で、お兄ちゃんは弟と「エルレイで平和に暮らせるはずだった」なんて言ってますが、私、ゲッコー弟はどこへ言ってもあんまり幸せで穏やかな生活は送れないと思います。だって「こうしなければ殺す」でなくて、「お前こうするだろ」で殺しちゃうしねえ。もしかしたらヴァンパイアになってからのほうが情緒が安定してるかも。
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スパイ・エンジェル (2002/ドイツ)

2005年10月27日 | エンタテインメント
WILDE ENGEL
監督: マティアス・ティーフェンバッハ アクセツ・サンド ラウル・W・ハインリッヒ
出演: エヴァ・ハーバーマン
    ビルギット・スタウバー
    スーザン・アップレガー
    フィリプ・ペーターズ

 3人の美女がドイツ連邦刑事局《BKA》の秘密エージェントとして活躍するドイツのTVアクションシリーズ。WOWOWでも放送されたらしい。

 DVDには二話分入っているが、どうも見ていて今ひとつ「弾む」感じが少ない。アクションはきっちり作ってある。でもどうも見せ方が地味。やっぱり「チャーリーズ・エンジェル」は馬鹿馬鹿しくても派手でよかったなあ、など思ってしまう。それぞれ本業を持った女性3人がスカウトされて秘密任務を遂行するというスタイルなのがチャリエンとの違いでしょうか。

 主人公の3人が美女には違いないけど、ゴージャスよりも質実剛健風。まあ、アクションだしね。何より男があまりぱっとしない。これは私の趣味の問題なんだろうけど、クルト・ユルゲンス、ハーディー・クリューガー系の男はまあ、いる。ヘルムート・バーガー系はいません…と言ってもバーガーはオーストリア出身か。やっぱり観賞用美男の産地はイギリスだろうか、など関係ないこと考えつつ、パパの車壊すという繰り返しの定番ギャグとか、シリーズらしい工夫はあるけど「もっと華がほしいな~」と思ってしまいました。
 これはドイツという国に対して持っている先入観のせいでしょうか?

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 ちょっとした事件があって、この2日間、警察と病院で過ごす時間が多くて、このPCに全然さわれませんでした。家に帰ると食べる、寝るで手一杯でバタンキュー(死語かしら)。病院なら本くらい読めるけど、警察って免許や交通の申請のところを過ぎると、本も開けない雰囲気です。警察官の皆さん、署内で防弾チョッキ常時着用なんですね。ちょっと驚きでした。
 そんなわけで、このDVD見て、本は「文学賞メッタ斬り」「裏窓-アイリッシュ短編集」「月の森に、カミよ眠れ 」の3冊読んだだけ。何てことでしょう。「コープス・ブライド」見にいきたかったなあ…
 まあ、メールがたまってたのに一番びびりました。

エルマー・ガントリー、シェリー・ウィンタース

2005年10月24日 | 映画の話題
 今週末にボランティアで講習会の講師をやることになっております。準備が大変なのです。
 本日、雑用・単調作業を終えて体力使い果たした感じで、帰ってぼやっとしていましたら、BSでバート・ランカスターオスカー受賞作「エルマー・ガントリー」をやっていました。
 やはりぼやっと見ていましたが、パワフルにして妙に道徳的な映画です。それにしても小学生時代の私が、なぜこの胡散臭さ120パーセントな筋肉オジサンのファンになったのかは自分でも謎です。でもいまだにファンなので問題はありませんが。
 この映画でも胡散臭さを存分に振りまいて、「聖衣」や「スパルタカス」でなんて清らかなムードの美女であろうと思ったジーン・シモンズまで、もちろん清純なんだけどなんだか妙に不安定に見えます。そういう映画なんだから、あたりまえですね。
 こういう映画で子供心にも懐疑心をたたきこまれたせいでしょうか、カルト宗教、ねずみ講などヒートアップなミーティング系のものには今まで引っかからずにやってきました。
 この映画は、感想書き出すと量ばかり増えて取り留めなくなりそうです。気力充実した時に見直したいです。

 本日シェリー・ウィンタースさんのニュース。
米女優シェリー・ウィンタースさん、心臓発作から回復 (ロイター)

 もう85歳になられるのですね。
 つい最近の映画まで実に長年にわたって活躍されている方ですが、有名作品とまで言えない映画でも私が印象が強いのがランカスターと共演の「インディアン狩り」
 悪党の女で、ちょっとあばずれ系の年増ぽっちゃり目美女。でも根がお人よしの西部の女をいかにもそれらしい程よい粗野、そして決まるところはばっちりと決めて、気持ちのいい姉御を演じていました。
 名優のお一人ですね。
 回復されて、もっと人生を楽しんでくだいますように。

針仕事の休日

2005年10月23日 | 日記・雑記
 着付け始めちゃったので、針仕事とアイロンの手間が以前とは比べ物にならないほど増えました。それに古いのばっかり着るのがいやになっちゃって、今日は肌着をさらしで縫ったりしてました。こういうものはお金かけずに、お金は人に見えるものにまわさないと。困ったことに、着付けを練習するだけなら古くても全然困らないのに、やっぱりレトロなのばっかりじゃなくて今風なのがほしくなったりしてくるのですな。
 今は帯なんかお手頃価格のがポリエステルでいっぱいあるけど、ふっる~くても絹ばかりさわっていたので化繊はいや、とか思ってしまうのでした。なるべく呉服屋の前通るのはやめよう。

 週末家にいるときは、朝のヒーローものを見ているのだけれど、最近のウルトラマンマックスは、どうも愛があふれてるのかおちょくってるのか、その両方なのか良くわかんないです。
 先週は初代ウルトラマンとフジ隊員がはしゃぎまわって、(ウルトラマンOBの)長官にいたってはスプーンを掲げることこそしなかったけど、カレーライス持って歩き回ってるし。それにしても、ウルトラマンはお茶碗でご飯食べるのか?

 それで思い出した、ある中学生の幼児時代の「男の子」なエピソード。
 食玩の200~300円のウルトラマン変身グッズを買ってもらい、ガムだかラムネだかを食べてからキットを組み立て、さっそくそれを空にかざし…

「おかあさ~ん、変身しない!」

…残念だったね。

 女の子もセーラームーンやプリキュアなど変身グッズいろいろほしがるようだけど、ここまで悲痛なエピソードは私は聞いたことないですねえ。

 今回DISCASから届いたのがなぜかロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」だったので、ちょっとギャラリーが低年齢な環境では見られませんでした。こういうのは、夜一人で見られるときに見ないと、邪魔が多くてかなわない。もう1本は「スパイ・エンジェル」ドイツ版「チャーリーズ・エンジェル」みたいなものらしい。リスト上位の人気作、全然来ません。
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昔の映画

2005年10月21日 | 映画の話題
 この日記をご覧になると一目瞭然ですが、私は古い映画も大好きです。
 
 今週はBSで
「ブリット」 (1968年/アメリカ)
「夜の大捜査線」 (1967年/アメリカ)
「フレンチコネクション」 (1971年/アメリカ)

などという名画を夜に放送しておりまして、もちろん見ていたのでした。何度も見た映画ばかりなので、それほど固唾を呑んでというわけにはいかないけれど、やっぱり見せ場というか、何がおきるかがわかっていても見入ってしまうところが必ずあります。「ブリット」や「フレンチコネクション」の超有名なカーチェイスシーンは言うまでもなく、「ブリット」のラストシーンはこちらにも沈黙を要求するものがあります。また何度見ても「フレンチコネクション」の食べるシーンはすべて鮮やかにその人間の状況を語っていると思います。
 映像的に古くなったもの、新鮮さが褪せたものがあるのは当然といえば当然で、だからといってその映画の面白さが失せるものではないでしょう。「夜の大捜査線」はサスペンスとしての出来もいいし、人種差別問題などは、その後の年月でどこがどう変わったのか、変わらなかったのかただ昔の話と見るだけでは許されないようなものを感じます。もちろん私の個人的な感想です。

 それでも映画の中の古いもの見つけて喜んでたりはします。「ブリット」のあの受話器を置いて使うファックス、私は現物見たことなくて映画の中でしか知りませんでしたが、まだ売っていました!ネットショップで発見!音響カプラーという名称でIT機器として活躍中らしい。びっくり! とはいえ、プリンター部分は今と昔は凄い違いがあるでしょうねえ。
 それに、わりと古いアメ車好きなので、ポンコツ系の車見てるのが楽しい。
 ジーン・ハックマン、今も昔も同じ顔してますが、やっぱり若い!
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シン・シティ (2005/アメリカ)

2005年10月20日 | 映画感想さ行
SIN CITY
監督: フランク・ミラー 
    ロバート・ロドリゲス
    クエンティン・タランティーノ (スペシャルゲスト監督)
出演: ブルース・ウィリス    ハーティガン
    ミッキー・ローク    マーヴ
    クライヴ・オーウェン    ドワイト
    ジェシカ・アルバ    ナンシー
    ベニチオ・デル・トロ    ジャッキー・ボーイ
    イライジャ・ウッド    ケビン
    ブリタニー・マーフィ     シェリー
    ルトガー・ハウアー    ロアーク枢機卿
    パワーズ・ブース    ロアーク上院議員

 シン・シティ(罪の街)を舞台に、3人の男たちの愛と戦いを描いたコミックをハリウッドスター総出演で、原作者のフランク・ミラー、ロバート・ロドリゲスが映像化。クエンティン・タランティーノがスペシャルゲスト監督として参加している。

 笑いました。時々声をこらえるので背中がつりそうになりました。
 あたりまえにグロくて、ほんとに面白かったです。それに、この映像の質感と色の使い方は好きです。しょっぱなのパートカラーの赤がぐっと来ました。原作まったく知らないけれど、この世界の感覚にぴったりと思った。
 アクションが、また脳内で効果線入れちゃうようなアクション。好きだわ!
 邦画の「ある殺し屋」で、主人公の殺し屋のあまりのかっこよさに、あわよくばその殺し屋の金を乗っ取らんと思っていたチンピラ兄ちゃんが、すっかり感化されちゃって、映画のラストで「俺もああいう風に孤高にスタイリッシュに行くんだ!」とばかりにやたら肩いからせて思わず笑える、でも感情がシンクロしちゃうシーンがありました。成田三樹夫が最高に良かったのですが、この映画は「男の子」のそういう部分の妄想の集大成みたいで馬鹿馬鹿しさに片足突っ込んだ、そこでこそ輝けるかっこよさに満ち満ちて、グロさに体力消耗したけど、時々うれしくて飛び上がって笑いたくなりましたよ~~~

 なんたって演じてるほうがやたら楽しそう。
 一番はベニチオ・デル・トロ、次がイライジャ・ウッド、御年なのに元気なミッキー・ローク(久々大拍手!!!)。ちっとも老けないブルース・ウィリス。
 車は飛び上がって登場するし、日本刀の凄腕さんはタランティーノ監督がかんでるとなれば出てきて当然ですね。原作でもこうなのかな?
 この世界を、この映像化は大成功でしょう。
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シモーヌ (2002/アメリカ)

2005年10月19日 | 映画感想さ行
SIMONE
監督: アンドリュー・ニコル
出演: アル・パチーノ     ヴィクター・タランスキー
    レイチェル・ロバーツ   シモーヌ
    ウィノナ・ライダー     ニコラ・アンダース
    キャサリン・キーナー    エレイン・クリスチャン

 主演女優ニコラに逃げられ、映画と、監督生命も風前のともしびとなったタランスキーは、難病で亡くなった男からディスクを遺された。その中には、CGの美女が…
 そのバーチャルな美女を主演にとった映画が大成功、CG美女は一躍大スターになる。

 大笑いではない、アル・パチーノが冴えたコメディだと思います。
 これを見ていて、同じ監督の「トゥルーマン・ショー」もだけれど、「セシル・B・ザ・シネマ・ウォーズ」も連想させます。ハリウッドのシステムを皮肉ってるとことか、熱狂とか偶像崇拝の対象を求めてる群集とか、メディアの加熱とか。ウィノナ・ライダーの後半のセリフなんか、まさに抱腹絶倒。
 私にはもう一息、パンチがあれば最高だったのにと、ちょっと惜しい出来だったように思えました。
 シモーヌは、私には今ひとつ魅力が足りないけど、最大公約数的な美女といわれるとそうかも、という感じです。

 突っ込みようはいくらでもあるんだけど、目をつぶってアル・パチーノ演じる監督の気分と境遇の浮き沈みとか、なんだかタルコフスキーの如き映画中映画を見てにたにたする、とか楽しみようはけっこうあります。
 でも人間の俳優にCGアクターがとってかわるのはここ当分無理でしょう。「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムとアンディ・サーキスの関係みたいに、元のデータがないと、CGは動かしようがないし。「そのものらしさ」というものは、どういう形にしろ創造しなくてはならないものだから、人間の出番はそう簡単にはなくならないでしょう。
 果たして、データが蓄積されたらあるパターンによる演技データを集めてで映画一つ出来ちゃうのでしょうか?
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遠い空の向こうに (1999/アメリカ)

2005年10月18日 | 映画感想た行
OCTOBER SKY
監督: ジョー・ジョンストン
出演: ジェイク・ギレンホール     ホーマー・ヒッカム
    クリス・クーパー     ジョン・ヒッカム
    ローラ・ダーン    ミス・ライリー
    クリス・オーウェン     クエンティン

 1957年、ソビエトはスプートニクを打ち上げに成功。斜陽を迎えようとするアメリカの炭鉱町でそれを見ていたホーマーは自分でロケットを打ち上げに3人の仲間たちとチャレンジする。

 後にNASAの技術者になったヒッカムの自伝を映画化。成長と家族と時代の転換期の物語でした。
 こういう「あきらめない、一途な」物語はとっても疲れた心に効きます。

 主人公は、斜陽期の炭鉱町の閉塞感を嫌い、炭鉱の町の男として、家長としての誇りを持ち、スポーツマンの兄を愛する父と衝突している。しかし、父のが炭鉱の事故で働けなくなって、彼が家族の生活のために炭鉱に入った時に立派に働き、その上で「自分の人生はここにはない」と宣言する。
 全米科学コンクール優勝のシーンも、今時の子のようにガッツポーズでなくて、まるで夢の中にいるような宙を踏んでいるような動きが主人公らしくて良かった。この時に、それまで三白眼気味だったのが本当に「嬉しい、それだけ」な笑顔を見せる。この対照も良い。
 この場面から、ラストシーンまで涙なみだ… 実に気持ちの良い涙。
 父の人生を繰り返すことだけが父の人生を尊重していることではない、永遠のテーマではあるけれど、第2次世界大戦後からこのあたりまでが、スピードアップが目に見えるような時期だったんだろうなあ、と思った。それ以降になると「時代は変わる、親は古い」がもっと当然視されてるようになった気がする。

 炭鉱内とか夜のシーンなど、暗い画面が続くので、画面調整が忙しかった。
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映画バトン

2005年10月17日 | 映画の話題
にゃらさんのところから回していただきました。
難しかったです~~

1.所有している映画の本数は?

 DVDだけ、とかなら何とかお答えできますが…
 とりあえず50~60本程度。
 レンタル落ちのビデオを買い込む、とか中古ショップ漁りがやめられないもので、買った数は自分でも怖いので考えたくありません。

2.最後に買った映画のDVDは?

 廉価版では「フランケンシュタイン」(コスミック出版)
 廉価版でないのは「カンフーハッスル コレクターズエディション」

3.最後に観た映画は?
 劇場では「チャーリーとチョコレート工場」の3回目
 DVDでは「シモーヌ」

4.思い入れのある映画は?

 これが一番難しい質問です!
 だって、皆さんそう聞かれたら、「あれもこれも、いやあっちも…」になっちゃいますよね!
 私は、小学生当時身体が弱くて、本とテレビが友達だったから、それにテレビ番組はさほど面白くなくて映画ばっかり、それもラブコメ中心に見ていたのです。それがある日「七人の侍」を見たのです。モノクロなんて、日本映画なんて、深刻な映画なんて見たってしょうがないわ、と思っていた私に十分すぎるパンチを食らわしてくれたのです。
 以来、血沸き肉踊る映画好き、渋いおじさん大好きになってしまったようです。よりによって、ほんとにくえなそ~なおじさんバート・ランカスターのファンにもなっちゃいました。

 そして泣いた泣いた「ドクトルジバゴ

 それに、物理的な制約を超えた世界を見せてくれるのが映画の最大の魅力の一つですよね。
 SFは好きだったけど、スペースオペラを映像がどこまでリアルに出来るかというナマイキな疑念を持っていた私に鉄槌を下したのがもちろん「スターウォーズ
 それ以前のでは怪獣映画や、ハリーハウゼンの特撮映画。

 超絶身体技と役者としての洗練を兼ね備えたアステアや、身体技と共に特撮の使い方がめちゃめちゃうまいハイテンポのキートン映画

 それに、娯楽と、深いところでの感動が同時に味わえる奥深いロバート・アルドリッチ作品

 ダメです、あとから後から出てきちゃう…


5.バトンを回す5人

 映画については、私が思いつく限りの方は他からも回っていきそうなのでそれを楽しみにします。
 う~ん、けっこう挙げる映画を選ぶのに苦しんでしまいますものね。
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屍鬼二十五話 -インド伝奇集-/ソーマデーヴァ

2005年10月16日 | 
上村勝彦訳
平凡社

 10年もの間、毎日宝石の入った果物を王の元へ持ってきていた修行僧にそのわけを尋ねた王は、その僧が呪術を完成するための協力者が必要だというのを聞き、助力を約束する。
 それは夜の墓地から木にぶら下がっている屍骸を運んでくるというものだった。

 というわけで、勇者である王様は、屍骸をかついて運ぶのですが、その屍骸が屍鬼です。死体を動かす鬼で、キョンシーのような感じもします。
 屍鬼は運ばれながら、様々な話をして王に「これはいかに」と問うのですが、王様がそれなりの回答をスパッと出すと、また元に戻ってしまいます。懲りない王様は何度も何度も同じことを繰り返し、二十三話まで収録されています。それでやはり戻って木にぶら下がったところで終わっています。解説によれば、それなりの解決大団円はあるらしいです。
 でも、これは言ってみれば千夜一夜形式のお話を一夜のうちの繰り返しにした、そういうスタイルのストーリーテリングも存在するのでしょう。
 トーマス・マンなどのヨーロッパの文学者にも影響を及ぼし、これを翻案した小説も多々あり、訳者は原文が素晴らしい、と賛辞を送っています。
 私はインドは文学も伝統もさっぱりわかりませんが、読んでいて性愛描写がかなりストレートであること、そのわりに下世話でないのと、王の道徳観がやはり階級性にしっかり根ざしていること、また善悪や責任の基準、ものの考え方が違うなあ、と思わせられること度々でした。

 海中都市の女性との結婚など、まるで浦島太郎のようなものもありますが、違いは主人公が王様なことです。その異世界への道を見つけるのは家来身分ですが、どうも身分の高い人しか幸せになる権利が無いみたいです。

 他にも女と食と布団と、それぞれに繊細な兄弟が誰が一番繊細かを競う話とか…ええと「豆の上に寝たお姫様」のようですね。
 一番上の兄は食事に繊細で、火葬場のある村で育った米がわかってしまう。二番目は女に繊細で、子どもの頃ヤギの乳で一時育てられたので、最高の美女なのに山羊臭くてやだ。末っ子は身代に七枚の蒲団とシーツを重ねても一本の毛で身体に傷がつく。
 なんだかどうでもいいようなことばかりですが、王様はその繊細さを褒め称えてご褒美をくれたのでみんなその後幸せに暮らしました…実はその競争は、父の葬儀のための亀を誰が捕まえるかが発端だったのに、父親の葬儀は忘れられたようです。

 他にも、一人の美女がいて、父親が王に差し出そうとしますが、あまりの美しさに家来が王様が彼女に夢中になっては世の乱れと「凶相がある」と報告し、そのため彼女は王の妃でなく将軍夫人になります。
 ところがある日、彼女を見た王様は恋煩い。将軍は王に妻を譲ろうとしますが、「そんなことは出来ない」と王が断るので、将軍は自殺します。しかし王様は将軍の妻に恋焦がれつつ、しかし我が物にすることはみっともないからといって、とうとう焦がれ死にしてしまいます。
 この話については、「将軍が妻を差し出すのがあたりまえで、王様が偉い」というコメント付きです。(少なくとも当時の)インド人でなくて良かったと思います。

もともと私は伝奇好きで、これも説話類似のものという感覚で、面白く読めました。
1978年の発行なので、図書館の隅にはあるかもしれません。

山田風太郎

2005年10月14日 | 
今日は、近所のシネコンで「ファンタスティック・フォー」の最終日。
何とか見にいこうと、4時半起きしてがんばったのに…
道に迷ったとかで2時間も約束に遅れた人がいて…
上映開始時間までに映画館到着は到底無理な展開になった。
だから「ファンタスティック・フォー」はDVD待ちになりました。
はあ… きっと大スクリーン向きの映画なのに…

まあ、空き時間が出来ちゃったので、
「SHINOBI」と「河内山宗俊」で読みたくなった山田風太郎を読んでいました。

「明治十手架」
 カバー絵は天野義孝です!素敵!文庫版は角川のこれが最高です。このチョーかっこよく描かれた原胤昭は、実在の元与力、明治になってからは前科者・出獄者の更正サポートに尽力した人で、本物の写真は岩波の「戊辰物語」などかなりたくさんの本で見ることが出来ます。実際に面長な人ではあります。
 これも、悪鬼の如き警官獄卒と、世間のはずれ者の前科者たちの心根の底の純情に、清らかな乙女に泣き、えぐい描写におののき、面白さ満載。
「明治断頭台」
 明治初めの警察の前の弾正台の若き川路利良、それにフランス帰りで水干姿、檜扇で強盗ちょいちょいの香月経四郎、それにパリの処刑人の裔エスメラルダなど登場する連作短編。ちゃんとどうしようもない男どもがエスメラルダのために命かけます。これは、推理作家としての山田風太郎の腕も冴えています。凄いような美男でしかも妖気を持った経四郎に、金髪碧眼に赤い袴の巫女姿のエスメラルダと、視覚的にピタリの俳優が揃ったら、目に嬉しい映像が出来そう。

 それに「甲賀忍法帖」講談社文庫で天野義孝様のカバー絵の文庫が出ていたので、また買っちゃいました。帯にオダギリジョーのトサカ頭があったのはちょっと残念です。オダギリジョーは好きなほうです。でも弦之介をトサカ頭にした罪は消えない。
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3回行きました

2005年10月13日 | 映画感想た行
ぶつぶつ文句言っちゃった「チャーリーとチョコレート工場」ですが、気がつくと3回行ってました。
吹き替え版の歌が違和感なく聞けたのは感心しました。
それで「ファンタスティック・フォー」も「シン・シティ」も見逃してます。
「ファンタスティック4」は金曜までです。
間に合うでしょうか。

私って、やっぱりロアルド・ダールもバートン監督も好きなんですね。(何をいまさら)

「私を馬鹿げていると仰ってもかまいませんことよ」
と、「エースを狙え!」のお蝶夫人か、「おにいさまへ…」の一の宮蕗子のような口調で言ってみたいですが、両方ともこんなこと絶対口にしないキャラだなあ。
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河内山宗俊 (1936/日本)

2005年10月13日 | 映画感想か行
監督: 山中貞雄
出演: 河原崎長十郎  [4代目] 河内山宗俊
    中村翫右衛門  [3代目] 金子市之丞
    市川扇升   直次郎
    山岸しづ江   お静
    原節子    お浪

 ヤクザの親分に使われて露店から金を集める浪人・金子。賭場と酒場の女将の女房と二人で生きている河内山宗俊はふとしたことから意気投合する。そして河内山のところに出入りする直次郎は、実は広太郎という、昼は雑貨屋、夜は甘酒で懸命に生きるお浪の弟だった。広太郎のために300両という借金を負い身売りしたお浪を、二人は何とか救おうとする。

 これ、話の図式は単純なんですが、結構ジ~ンと来ます。なんたって原節子が美しい。それも本当に無垢な美しさ。池波正太郎が「剥きたての茹で卵のような」という面白い形容詞で描くような、乙女の真に穢れなき清純さ、って感じです。甘ったれでダメダメな弟をひっぱたいて無言で身売りを決心するシーンの顔のアップからのシーンは、文楽人形のようです。大の男が命を捧げて悔いない美女、というより永遠の乙女。ただ美しいだけじゃダメで、この無垢な清らかさが命取りなんですね。そして手も触れぬ花のために、どぶ泥の中に死んでいくのです。…山田風太郎の小説を思い出させます。「二都物語」もちょっと。

 直侍がこのヒヨヒヨの直次郎では原典からするとあんまりだな、とは思う。宗俊、市之丞の「身をえう無きものと思いなし」たような男たちの、すがれた男っぷりが素敵です。「人のために死ねるんなら、生きてる意味もある」という呟きや、意気がってるだけの広太郎を「一人前の口をきくな」とどやしつけてそれが実感を持つのは、二人ともが世の無常を骨の髄まで知った男たちだからです。この映画も暢気な役付き侍やヤクザ、色町など、面白さと滑稽の裏側に世の非情さが漂います。

 この映画では「丹下左膳」ほどには場面転換などに驚かされないんだけど、進行がなめらか、ともかくテンポがめちゃめちゃいいです。

東京流れ者 (1966/日)

2005年10月12日 | 映画感想た行
監督: 鈴木清順
原作: 川内康範
出演: 渡哲也
    松原智恵子
    吉田毅
    二谷英明
    川地民夫

 組を解散した倉田の元で、その娘千春と結婚しヤクザ稼業から足を洗おうとするテツこと哲也。しかし、倉田のビルを狙う大塚組のたくらみにより、倉田の罪をかぶって地方に身を潜める。しかし、倉田が我が身可愛さに大塚組を手を結び、テツを裏切ったことを知り、彼は…

 独特なバイブレーションのかかった渡哲也の歌で始まり、その歌と去っていく彼の後姿という、あまりにも予想通りの展開で終わる歌謡つき映画。
「流れ者には女はいらねえ」
「義理を捨てた奴とはいられねえ」
などなど、これまた決まりきったセリフが出てきて、感心するくらいのお約束展開。
 私は、今、このアンちゃん風な渡哲也に魅力を感じないので、「おお、やっぱりこうなったのか」なんて目で見て、それでこの歌に笑っちゃうのだけれど、渡り鳥が健在だった頃なら、十分観衆に訴える心性を持っていたのであろうか。それに、「殺しの烙印」みたいにワケわかんなくてもスタイリッシュな変人がいっぱい出てくる映画をおもしろがっているので、このように劇画かアメコミを思わせる単純さが物足りない面もあるのかもしれない。
 とはいいながら、画面の面白さ、かっこよさはさすがは清純監督なのです。
 金貸しの金網つきの変な事務所、どこか安っぽいけどキッチュなノーブルさのあるクラブの舞台、米軍クラブのいかにもありそうなセットと、乱闘シーン。男どおしの粋な会話、良く考えるととってもおかしな冷静さのあるアクション。
 そんなわけで、時間たっぷり楽しませてくれる映画です。
 特にやっぱり構図というか、絵はほんとに素敵に決まってる。