JUMPER
監督: ダグ・リーマン
出演: ヘイデン・クリステンセン デヴィッド・ライス
ジェイミー・ベル グリフィン・オコナー
レイチェル・ビルソン ミリー・ハリス
サミュエル・L・ジャクソン ローランド・コックス
ダイアン・レイン メアリー・ライス
デヴィッドは好意を抱く同級生のミリーのボールを追って冬の川に転落、だがデヴィッドは次の瞬間図書館にいた。自分にテレポート能力があると知った彼は、母が家を出て以来、人が変わってしまった父のもとを離れニューヨークへ。そして、その力を使って銀行の金庫から大金をせしめ、自由を満喫するのだった。しかし、彼のようなテレポーテーション能力を持つ“ジャンパー”たちは、ある組織に次々に抹殺されていた。
あんまりすっきりしない映画でした。
テレポーテーション描写はふんだん、世界中を瞬間移動のわくわくはあります。映像効果もがんばってます。でもやっぱりストーリーが難あり。
母は家出、飲んだくれ親爺との寂しくつらい生活、ぱっとしない学校生活、片思い、で、特殊能力が判明したとたんに家出。15歳の子どもだからと言い訳してその能力で銀行の金庫へ侵入。「はじめは返すつもりだった」 でもそれが生業になっちゃうのね。
ともかく「できるからやっちゃう」で、遵法精神なんて思い出しもしなくなっちゃう。
主人公がアウトローでもジコチューでも、素敵だ!かっこいい!と思えれば良いんですが、この主人公なんだかとっても軽いです。アウトローな主人公でも思わず肩入れしたくなったりするのは、対するのが太刀打ちできないような巨大な存在に挑んだり、何を捨てても「これだけは譲れない」というような主人公の姿に共感できたりするような時が多いかな、と思いますが、この映画ではなんか納得しないままに終わりまでお話が突っ走る感じです。
主役がアナキン君のヘイデン・クリステンセンだからでしょうか「いつもあなたはこうなんだから・・・ 力の使い方を少し考えたら」とか思ってしまいます。