虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

大晦日

2005年12月31日 | 日記・雑記
今日も忙しい一日でした。
明日はお正月らしく、仕事は何もせずお正月様を恭しくお迎えいたします。
今は紅白を見ています。終わったら近所のお寺の新年の鏡割りに行ってまいります。
主催の副住職さんに
「私お酒飲めません」と言ったら
「甘酒用意しときます」
とのお返事でした。
そんなわけで今、大島とお正月用の竜の帯に着替えております。

明日、2006年元旦には2005年ベスト映画をまとめられるといいなあ、と思っています。
ついでに「ランド・オブ・ザ・デッド」の感想もアップできるかな。

年越しのご挨拶を、キュートな竜で。可愛いでしょう?
コメント (3)

カウントダウン2006年

2005年12月30日 | 日記・雑記
あと一つ寝るとお正月ですね~
忙しいですね~
掃除して書類整理して
買い物行って、
ついでに記念紙のレイアウトの打ち合わせしたり
お正月用の半襟つけたり
もう相当やばくなってる(生地が弱ってる)竜の柄の帯を試したり
ほんとに時間無いです。
なぜか無性にヤクルトなんか飲みたくなります。

 500円DVDの「バグダットの盗賊」見ました。
 本屋で売ってる同じく廉価版のDVDは時々妙に直訳調の字幕だったので、こっちはどうかな、と確かめてみようと思ったのですが眠すぎてそこまで注意できず。
巨人がハヌマーンのように飛ぶのと、純情な悪役を見て普通に面白がってしまいました。これはイキイキとした少年サブーと恋する悪役ジャファルがいてこその映画で、ハッピーエンドで幸福そうな美男美女は「運がよかった二人だねえ」と思うしかないオタオタ振りです。
 昔もので、廉価版でもカラーもきれいで、美しい映画です。

 DISCASからは「ランド・オブ・ザ・デッド」と「コーラス」が来ました。
 久々新作のセット!感激!最近古いのばっかりだったから。
 2005年の年越しは「ドーン・オブ・ザ・デッド」でした。
 私の年越しはゾンビがつき物なのでしょうか。

外泊

2005年12月29日 | 日記・雑記
 めったにない外泊してきました。
 それもサウナです。
もともと貧血で風呂なんか長く入ったりしないので、サウナとか温泉というのは損をした気分になるので行きたくないのですが、昨日は御用納め。家内営業の私もなんとなく仕事納めで飲み屋さんに繰り出し、ついでにサウナへ行っちゃったのでした。
 お風呂は20分以上は入っていられませんでした。それで何をしていたかというと、やっぱり映画見ていたのでした。休憩室の寝椅子についているテレビでぼ~っと一晩中映画見ていました。「キルビル」を。

 で、駅の通路で安売りDVD12枚買ってしまいました。ええ、1200円のキルビルも含めて、です。クロード・レインズの「透明人間」とかハリーハウゼンの特撮ものも500円のを4枚。それから「バグダッドの盗賊」なんか、1978年のがほしかったのに、つい1940年版また買っちゃいましたよ~ この映画、4回作られてるけどみんなマヌケで高貴な美男を助ける賢くて育ちの悪い主役がおもしろうございます。これこそSFX詰め込んで今リメイクすればいいのにね。1978年版はけっこうしゃれが効いて面白いせりふなんかがあるけど、いささかチープ。惜しい映画。

傷だらけの栄光 (1956/アメリカ)

2005年12月27日 | 映画感想か行
SOMEBODY UP THERE LIKES ME
監督: ロバート・ワイズ 
出演: ポール・ニューマン
    ピア・アンジェリ 
    サル・ミネオ 

 ニューヨークの下町の不良、ロッキー・グラジアノが、刑務所暮らし後、軍隊懲戒除隊という道を経ながらもボクサーとしての天分を開花させ、やがて世界チャンピオンとなるまで。

 これは、原題じゃないと十分に頷けないような感じがします。「天にいるものに愛されている」…ほんとに道踏み外してすっころんでばかりの不良なのに、周囲の人間に突き放されずに愛され、最後にはここ一番の生涯の勝負どころで勝っちゃうんですから!
 それにまた、主役のポール・ニューマンがその「憎めなさ」をうま~く演じてると思う。ちょっと垢抜けすぎてるかなとも思うけど、脊髄反射で生きてる様なショウのない若い者らしさがいいですね。
 ロバート・ワイズ監督の演出もよどみがない、という感じです。ボクシングのシーンも迫力満点で、思わず握りこぶし作っちゃいますが、同じリング上のファイトシーンでも「レイジング・ブル」のあの独特な熱気とは違うのがまた面白いところです。やっぱり主役の持つ質の違いでしょうか。

ハタリ! (1961/アメリカ)

2005年12月26日 | 映画感想は行
HATARI!
監督: ハワード・ホークス 
出演: ジョン・ウェイン    ショーン
    エルザ・マルティネリ     ダラス
    ハーディ・クリューガー     カート
    レッド・バトンズ      ポケッツ
    ジェラール・ブラン      チップス
    ミシェル・ジラルドン    ブランディ

 動物園のために、アフリカで動物を生け捕りにしているショーンたちのところへ、ダラスという美人カメラマンがその仕事を撮る為にやってきた。美女の登場と、新しいメンバー、チップスの起こす波紋。そして無骨なショーンは、アフリカの生活に慣れないダラスをはじめは迷惑がっていたが…

 本当に「面白い」映画。真面目な顔のコメディの一典型で、最高峰に位置する一作だと思う。
 男がみんな「男の子」的にイキイキしている。ラブ・ストーリーで完結する映画ではあるけれど(そうでもないかな?)動物相手の格闘、男同士の殴り合い、とぼけた会話と、極上のおもしろくてなごむシーンが続く。
 カートとチップスの突っ張りあいも、ポケッツのボケの緩急も、男子寮みたいだ。何よりショーン役ジョン・ウェインの気になるダラスに対する態度の不器用さときたら、気になる女の子に素直になれない昔の男子中学生である。可愛いのだ。だからラストが自然に笑える。
 この映画ではきっとキャスティングから、ジョン・ウェインの大きさと無骨な男らしさが引き立つように他の配役もなされているのだろうと思う。なんたって、他の誰よりもいつも頭一つ抜け出ている。
 
 気持ちが広く伸び伸びしてくるような映画。音楽の楽しさは言うに及ばず、サルや象は何度見ても、そのシーンになると「待ってました!」と誰しも思うのではないでしょうか。
コメント (2)

キング・コング (2005/アメリカ)

2005年12月25日 | 映画感想か行
KING KONG
監督: ピーター・ジャクソン
出演: ナオミ・ワッツ    アン・ダロウ
    ジャック・ブラック    カール・デナム
    エイドリアン・ブロディ    ジャック・ドリスコル
    アンディ・サーキス 

 大恐慌下のニューヨークで、ボードビルショウに出演中の女優アン・ダロウは仕事にあぶれて食事も満足に取れない。映画監督のデナムは自分の映画がつぶされる寸前。デナムはアンと、脚本家のドリスコルを騙して船に乗せ、海図にもない未知の島でのロケに出発する…

 名作「キングコング」のリメイク。186分は長かったです。とはいえ、それを感じるのは前半の背景解説部分。ただそこでもお笑いどころもたっぷりちりばめられていたし、ナオミ・ワッツも今までで一番きれいに感じたし、この映画ではエイドリアン・ブロディのハの字眉毛のナサケナ顔が、いかにもピタリで役柄とひょろひょろした印象を裏切る胸の筋肉を補っておりました。
 しかし、コング登場以降はアクションに次ぐアクション、恐竜はめっちゃたくさんでてきて転げるわ将棋倒しするわスタンピードするわ、でかい、いや~な虫はゾワゾワうじゃうじゃ出まくるし、(たぶん)吸血大蝙蝠は相手かまわず飛び掛るわで、もうこれでもかこれでもかの出血大サービス振り!あちらでもこちらでもの息つく間もないピンチの連続には大昂奮!!!

 この映画では、CG技術の進歩でコングの表情がめちゃくちゃ豊かに描かれ、見ているほうでは暴れまくり、人間に損害与えているにしても、どうしてもコングに感情移入してしまいます。ラストではコングの運命への悲しみの涙を禁じえません。
 それでも、コングとアンの間にお互いへの愛情が質は違うにしても通っているのがはっきりわかり、今までの映画で一番まともにヒロインに扱われたコングだったように思います。
 ジャック・ブラックはまあまあ良かったし、とてもがんばっていましたが、でも憎まれ役としてバランスをとるにはもう一息に思う。オリジナルでもそうはっきりした敵というものがいなかったので、こういう風に感じるのも演出の狙いかもしれない。
 船長さん、航海士かっこよかったし「闇の奥」にも「ふふっ」です。アンディ・サーキスさん二役時の死に様はとってもいやですね~ 身震いしました。

 やっぱりオリジナルの偉大さを改めて認識する作品でもありました。
コメント (4)   トラックバック (12)

私も走ってます!

2005年12月24日 | 日記・雑記
 今日は、アキバへ今年最後の買出しで、シーリングファン付き照明を買ってきました。寒い日が続いて足元が冷えるので、室内の空気を攪拌する必要を感じたのです。高かった!32,000円もした!でもこれで少し足もとが暖かくなれば一冬で元が取れると思っておこう。

 しかし、この寒いのに、メイドさんはオーバーニーソックスの上は生足状態で歩いていてかわいそう。

 それに、2年前の年賀状宛名書きソフトが500円だったのでそれも買ってきた。これで宛名書きソフトは3種類も私のPCに入っていることになる。まあ、それぞれ良いところがあるので、ハードディスクの容量が許す限りはなかなか削除できません。

 それにしても忙しい12月で、家に帰ればフィギュアスケートも古代人類の特別番組も見なきゃならないし、映画には何時いけるだろう?でも「キングコング」を見ずに年越しなんかしません!絶対!
コメント (2)

キャノンボール2 (1983/アメリカ)

2005年12月23日 | 映画感想か行
CANNONBALL RUN II
監督: ハル・ニーダム

「キャノンボール」の続編で、その後日。王子が雪辱を期して自ら主催してまたアメリカ横断レースに挑む。

 B級,C級映画って何かということで考えてた時にこの映画のタイトル見て予約したのが来ました。
 これ、一作目の「キャノンボール」はオールスターキャストのわいわい映画で、自ら主演作パロってるスター、自分のイメージをデフォルメしてる有名人とかみんな楽しそうで、見てるほうも楽しかったのに…
 その続編のこっちの映画はてんでたるいのは何故???
 少しメンバーの入れ替えはあるけど、皆様同じようなことやってるのに駄目。ちっとも気持ちが弾まない。時々面白いんだけど。サルとか。ジャッキーチェンはまだしゃべってないなとか、パックマンとか、

 私の映画分類って私にとって「面白いか・なにか響いてきたか。そうでないか」の分類しかないから、B級という概念自体が馴染みませんねえ。ただ失敗作だと思ったのや、期待はずれの作品にはついC級、D級とか使っちゃうことあるような気がします。
 この映画は、これだけ役者を揃えて「あらら…」な映画でありまして、「キャノンボール」の陽気なお祭り気分を期待していて初めて見たときには、「C級映画だわっ!」とか言ってたんじゃないでしょうか。
出演:
バート・レイノルズ 
ドム・デルイーズ 
ジャッキー・チェン 
シャーリー・マクレーン 
ディーン・マーティン
サミー・デイヴィス・Jr 
マリル・ヘナー
スーザン・アントン 
キャサリン・バック 
リカルド・モンタルバン 
テリー・サヴァラス 
ジェイミー・ファー
ジャック・イーラム 
フランク・シナトラ 
シド・シーザー 
ヘンリー・シルヴァ
フォスター・ブルックス
ティム・コンウェイ 
トニー・ダンザ 
マイケル・V・ガッツォ 
リチャード・キール
コメント (4)

地球の静止する日 (1951/アメリカ)

2005年12月23日 | 映画感想た行
THE DAY THE EARTH STOOD STILL
監督: ロバート・ワイズ
出演: マイケル・レニー     クラトゥ
    パトリシア・ニール     ベンソン夫人
    ヒュー・マーロウ     トム
    サム・ジャッフェ     バーンハート教授
    ビリー・グレイ  

 突然ワシントンに円盤が飛来した。降り立った宇宙人は地球人全体に核兵器廃絶を要求すると言い、彼らの力を証明するために30分間、地球の動きを止める。しかしそれに対する地球人の反応は…

 昨日の「オープン・ウォーター」も大袈裟な演出無しでじわじわ怖いものでしたが、これもSFながらやっぱり地味にサスペンスで、大袈裟とか映画でしかあり得ない大スペクタクル優先事項でない映画です。「ET」じゃないけど、理性的宇宙人と一部地球人のまともな交流と、その他大勢の思い込み優先の拒否反応でドラマが盛り上がり、緊張感が漲って、目を離せない90分ちょっと。ちょっとスリラーにも似た印象。ロバート・ワイズ監督の映画ならではでしょうか。
 SF的造形としては、致し方ないことながらやっぱり古い。いえ、でも円盤よく出来てると思う。ロボットのゴートの造形も今見てればちゃちだけど「クラトゥ・バラダ・ニクト」前のシーンではほんと怖い。
 パトリシア・ニールの意思強そうな美貌も役にあってる!

 それにしてもあくまで優しいちょっとおせっかいな宇宙人と、さっさと発砲したり、宇宙人狩りを急いじゃったりする手のつけられない地球人という描き方は、核兵器についてのメッセージもさることながら、真面目に戦争をなくしたい気持ち強かったんじゃないかな…しかしそれでも力の脅威による秩序なんですなあ…
コメント (2)   トラックバック (3)

オープン・ウォーター  (2003/アメリカ)

2005年12月21日 | 映画感想あ行
OPEN WATER
監督: クリス・ケンティス
出演: ブランチャード・ライアン    スーザン
    ダニエル・トラヴィス     ダニエル

 仕事に追われる日常からやっと脱出し、カリブ海のバカンスでダイビングを楽しむスーザンとダニエルの夫婦。ボートいっぱいのダイバーたちと別行動を取った彼らがダイビングを満喫して上がってみると、船は既に戻ってしまった後で、彼らは海の真ん中に取り残されていた…

 確かに怖かったです。
 それも凄くいや~な感じの怖さ。ホラーでもサイコでもない、映画的にどうこうという怖さじゃなくてダイビングしない私にも凄く身につまされる、いきなり降りかかってくる運の悪さへの恐怖心とでも言いますか、ともかくイヤな感じ。
 水しかない海の真ん中で飲むものがないとか、身体がだんだん冷えてくるとか、ほんとにじわじわと感覚が襲ってくるのだ。これは映画館で見なくてよかったかも…あまりに強烈すぎて体調崩しそう。でもねえ、やっぱり「映画的に」どうこうでなくて、ほんとに渇きとか、冷たさとか、周りに安心の取っ掛かりのない恐怖感とかの感覚にじかに触れてくるみたいな映像。

 海は当分行かなくていいや、という気持ちになりました。
コメント (4)   トラックバック (9)

カサンドラ・クロス (1976/イタリア、イギリス)

2005年12月20日 | 映画感想か行
THE CASSANDRA CROSSING
監督: ジョルジ・パン・コスマトス
製作: カルロ・ポンティ 
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演: リチャード・ハリス  ジョナサン・チェンバレン博士
    バート・ランカスター  マッケンジー大佐
    ソフィア・ローレン   ジェニファー・チェンバレン
    エヴァ・ガードナー  ニコール・ドレスラー
    マーティン・シーン   ロビー・ナヴァロ
    イングリッド・チューリン  ドクター

 ジュネーブでアメリカの研究施設に過激派が押し入り、培養中の危険な伝染性疾患を起こす細菌をあびた。そしてヨーロッパを横断する列車に乗って逃げる。彼を追うアメリカ軍情報部の大佐は、その列車に有名な医師チェンバレンが乗り込んでいることを知り、協力を依頼する。

 オールスターキャストです。こういうスターがずらりの映画はもう舌なめずりしそうに好きです。やっぱり突っ込みどころがあろうが、こういう風格のあるスターが揃うと、ずしっと映画としての量感が増してたまらないです。まあ、たまにスターがそろってもどうにもならないのもあるけど。
 これも前半と後半でサスペンスの質がちょっと違う感じです。前半の持っていき方からだと、人間関係も細やかに描かれて、硬派人間ドラマ+社会派サスペンスかと思うと、なんと後半は典型的に窮地突破アクションになっちゃうのです。ですから、マッケンジー大佐役のランカスターなんか、ラストに至っては重厚であればあるだけマヌケに見えちゃのですが、それもまたこの映画のいいところかな、と思います。
 リチャード・ハリスもいかにも文武両道で素敵ですし、ソフィア・ローレンも魅力的。エヴァ・ガードナーがやたら輪郭の濃い役で負けてないし、マーチン・シーンだ、きゃあ、レイモンド・ラヴロックなんて、お珍しい!なんちゃってサスペンスと別に楽しめます。

 やはりこういう、深刻になり過ぎない大作映画らしいアクション映画は疲れた頭にとてもよく効きます。
コメント (2)

年末に

2005年12月17日 | 日記・雑記
よくもまあ、これだけ用事とトラブルが団体でやってくるわね!
という展開になってます。
親戚で不幸がありました。
明日は長崎日帰りの旅です。
飛行機降りてから船です。それで告別式終わったらすぐ帰ります。
月曜は午前中にどうしても抜けられないお仕事。
火曜は例の記念紙の原稿を一応挙げます。
それまでは、ろくに寝る間もないんじゃないかと思います。

警察沙汰も片付いていないし、本当に穏やかに正月はやってくるのか!?
いやしかし、穏やかだろうが波乱ばっかりだろうが、時間だけは容赦なく経っていくのよね~~

ところで、ジブリで「ゲド戦記」アニメ化決定ですってねえ…
ファンタジーの世界的名作が次々映画化で、嬉しいような困るような変な気分です。
私が「ゲド戦記」に対して持っているイメージと、ジブリの過去の作品では色彩感が相当違うのです。確かにディズニーだの欧米式ではない割り切れないラストを形成できる点では、キリスト教西洋世界ではないところで製作するほうが似つかわしいとは思うものの、どうしても一つのパターンを脱しないジブリ主人公にゲドがなってしまったらどうしよう、と思うと、なんか影も形もないうちから不安がつのってしまうのであります…

愛に迷った時 (1995/アメリカ)

2005年12月16日 | 映画感想あ行
SOMETHING TO TALK ABOUT
監督: ラッセ・ハルストレム
出演: ジュリア・ロバーツ
    デニス・クエイド
    ロバート・デュヴァル
    ジーナ・ローランズ
    キラ・セジウィック 

 南部名門家庭の出身のグレイスは、古い意識を残した街で夫と娘と暮らし、強権的な父の支配する実家の牧場では支配人をしている。ある日、夫の浮気現場を目撃してしまったグレイスは、家を出て姉の元に行き、「結婚しなければ獣医になれたのに…」というかつての夢と今の生活を考えることになる…

 出演俳優は豪華だけどなんか地味。ユーモアとしみじみ感のブレンドも「ギルバート・グレイブ」のほうが切々たるものだと思った。
 個人的にデニス・クエイドがどの映画でも私にはあんまり魅力的に見えない。したがって主人公が自分からダンスに誘ったという馴れ初めだったり、裏切られてもむげには離れ切れないという夫の魅力がわからず、主人公に共感できないという面は大きいだろうと思う。それに、私にはジュリア・ロバーツよりも姉のキラ・セジウィックのほうが魅力的だし。ほんとに姉妹に見えるのも驚きでした。
 まあしかし、南部の旧家の「夫(家長)に仕える妻」「すべてを見ない振りして平穏に納める賢い妻」イメージがまだまだ支配している社会というのも、見ていて「いまだにこうなんですか…?」という気持ちになって、どうも納得しどころが見つからない。
 私は、「こうしたかったのに、○○のせいであきらめた」とかいう言い方が嫌いなのよね。自分ではどうにもならずに事態に呑み込まれることもあるけれど、過ぎてしまった変えられないことにこだわるより、今を何とかするのが大事だと思ってるから、こういう主人公に共感するのは無理なんだわ。ラストは何とかうまく納めてるけど私には私の気持ちが治まりきらない。と言いつつ全部しっかり見てしまったのだが。
 ロバート・デュヴァル、ジーナ・ローランズの夫婦は見ていて可愛くて面白かったです。

砂漠の鼠 (1953/アメリカ)

2005年12月13日 | 映画感想さ行
THE DESERT RATS
監督: ロバート・ワイズ
出演: リチャード・バートン
    ジェームズ・メイソン
    ロバート・ニュートン
    チップス・ラファティ
 
 第二次大戦の北アフリカ戦線を舞台に、ドイツ戦車軍団の猛攻から、補給線の要衝であるトブルクを死守する連合軍の苦闘を描いた戦争スペクタクル。部隊が壊滅したイギリス人将校が任されたのがオーストラリアからの新兵の一小隊。その中には将校の恩師も含まれていた…

 ロバート・ワイズ監督の訃報を聞いたときに、思わず監督の映画をどっとオンラインレンタルでチェックしてしまい、ワイズ監督作品が五月雨的に届く、ということになってます。でも今回はコンバットを続けて見た後なので、この戦争映画に何かと考えるところがあったのでした。
 この映画は実に戦争映画らしい戦争映画だし、ラストでギリギリまで追い詰められたところで援軍が到着し、一応勝利、で締めくくられるけれども、あまりスカッと爽やかな感じがない。「ああ、よかった」とほっとするような感覚。しかし、明日はまた闘いなんだろうな…とつい思う。
 自分の義務・役割と信ずるところを曲げずに兵隊たちに嫌われる指揮官とか、戦果を挙げればあげるほど死地に近いところに任務を降られる兵隊たちとか、全滅か退却か、最後に決断せねばならないは現場の指揮官とか(選択肢があるだけマシでしょうけど)決して戦意を鼓舞するばっかりのような映画ではない。死に直面しながら「戦争がいつかは終わる」ことを半ば現実感のない夢のように感じる、そして闘っている兵隊たちが印象に残る。

 トブルクについてはたくさん映画があって、この映画の主演のリチャード・バートンも確か他の映画でもドイツ軍弾薬庫を爆破してたような気がする。それにこれはDVDだったのだが、どうも画質が良くないみたい。ただ砂漠の人間を拒絶するようなところは実によく感じられた。
 ジェームズ・メイソンがロンメル将軍を演じているが、アメリカ映画を見ていると、彼の人気がわかる。
コメント (2)

七人のマッハ!!!!!!! (2004/タイ)

2005年12月11日 | 映画感想さ行
BORN TO FIGHT
監督: パンナー・リットグライ
出演: ダン・チューポン    デュー
    ゲーサリン・エータワッタクン   ニュイ
    ピヤポン・ピウオン   トゥック
    アモーンテープ・ウェウセーン   モー
    ラッタナポーン・ケムトーン   トゥクタ
    ナンタワット・ウォンワニットシン   ナイト
    スーブサック・パンスーブ   ジョー
    ソムラック・カムシン   タブ

 警官のデューは麻薬王ヤン将軍の逮捕に成功したが、その時に先輩は殉職する。テコンドーのチャンピオンである妹と、各競技のトップアスリートたちが国境の村への慰問に出かけるのに同道する。しかしその村はヤン将軍釈放を要求する麻薬組織に制圧され、村人は次々に殺されていく。

 もう禁断症状ですから。
 昨日から必死に働いて、記念紙関係も朝決定稿が届いたので2ページ分作成してイラスト描いてくれる人のところに届け、行っちゃいました。もちろん、こういうときは恋愛映画やら人生を考えるような映画ではありません!
 こういう映画こそ大画面で見なくっちゃ!!
 リットグライ監督の先の映画、「マッハ!」に勝るとも劣らない壮絶に痛い映画でありました。もうこの「ナマの」アクションは半端じゃありません!この映画制作中、果たして骨が何本折れたのでしょう。本当に死人は出ていないのでしょうか?
 それなのに、日曜の午後だというのに観客8人…「ハリー・ポッター」や「SAYURI」はチケット売り切れなのに…
 でも、人間の身体のギリギリまでのアクションを見たい!という方にはものすごいお薦めな映画。ええ、もう是非!
 以下、完全ネタバレです。見にいく予定の方はパスしてくださいませ。

=================================

 今回は、各競技のトップアスリートたちがその超人的な身体能力で武装集団と戦うのがクライマックス。そのクライマックスまで持っていくまでのストーリーも突っ込みどころは数々あれど、感動もので、それにまた見ているほうまで強烈に痛いアクションがふんだんにつく。
 いいほうも悪いほうも遠慮会釈なく殺されまくりで、とてもじゃないけど、カンフーハッスルに残酷嫌悪反応を示した方たちには見せられません。この映画なんて、男は主人公たちメインキャスト以外は村人全滅に近いし(ていうか、登場人物の数より、絶対死者の数のほうが多い)
 トップアスリート対麻薬組織では、アスリートたちが銃に対して素手でのみ闘う効率の悪さだが、仕方がないのである。銃を撃つだけなら、彼らがアスリートである意味ないし。
 子どもから老人まで国歌を聴いて奮い立ち、デューはコインの鳥の紋章みたいなのと国王陛下の横顔でメタメタにやられた身体で再び悪人に挑んでいくのです。タイの国歌って、ちょっと「ラ・マルセイエーズ」を連想するような歌詞でした。ヨーロッパの国歌を知ってて、アジアは知らない私でした。
 だがしかし、デューの闘い空しく核ミサイルは首都バンコクへ向け発射されてしまう…だがデューが怒りのあまり、敵中ボスをミサイル制御のPCに叩きつけたせいか、狙いははずれミサイルは海へ!タイは救われた!

 もう涙と感動と笑い(ありえね~!に対する笑いも抑えきれない)と昂奮で顔がぐじゃぐじゃになった95分でした!
 帰り道は、かかとから着地して前にぐいぐい進んじゃおう!という歩き方になっておりました!
コメント (6)   トラックバック (10)