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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

恩師がメル友

2010-11-08 14:15:00 | Weblog



     (ひよこ?)

 まるまる太った二羽のひよこ。
仲よく内緒ばなしをしているように見えるが...産直で買った洋なしふたつ。


 
 一ヶ月前の【同期会inサッポロ】の記事の中で、幼馴染みの暴露により、本人にも全く記憶にない非行少女nihaoのエピソードが暴かれた。↓

[当時の担任の小うるさい女性教師が、いつものごとくお説教をし始めた時、どうやら私は「またか...」と言う批判的な態度をとったらしい。
すると教師が、昔の生徒指導でよく使った常套手段で
「nihaoちゃん、私の話を聞きたくないなら家に帰りなさい!」
と怒ったそうだ。
「フン!」
すかさず私は捨て台詞を残して、ランドセルを背負って脱兎のごとく教室から走り去ったと......]


 このようなアンファン‐テリブル (恐るべき子どもたち)なこと、本当に私がしたのだろうか?
ごめんなさいM先生...お元気ならば現在75、6歳だろうか?
私のこと、今でも覚えてくれているだろうか?

 合唱が大好きで美しいロシア民謡をたくさん教えてくれた先生。
毎日10分『アンクルトムの小屋』を読み聞かせしてくれた先生...悲しくて悲しくてみんな泣いた。
豊穣の田園風景を前にして『実るほど頭を垂れる稲穂かな』と、人の生きる道を教えてくれたのもM先生だった。
もしかしたら私の情操の重要な部分を育成してくれたのはM先生だったかもしれない。
機会があったら昔日の無礼をお詫びしなければ...でも住所も知らないし...
 
 我が弟嫁に何の気なしに先生との思い出話を聞かせたところ、その一週間後
お義姉さん! M先生は今、メールにはまっているらしいわよ!
名探偵・弟嫁は、M先生の携帯電話のメールアドレスを調べあげてきた。
私は嬉しくて、弟嫁がなぜM先生のことを知っているのかを詮索するのも忘れていた。

 半世紀ぶりの連絡に携帯メールを利用するのは、今風ではあるが非常識ではないかと心配ではあった。
同期会で先生のことが話題にあがったことや、今もなおお健やかであると知って嬉しいと心を込めて伝えた。
我が弟嫁が、なぜか先生のアドレスを調べて教えてくれたことも伝えておいた。
M先生は私からのメールを殊の外懐かしがり喜んでくださった。
それ以来私たちはよきメル友の関係だ。

 それにしても初回の返信メールで
「nihaoちゃんの弟嫁子さんは、私の妹婿といとこです。だから私たちは縁続きになったのよ。よろしくね♪」
と、突然M先生から親戚宣言をされたのには驚いた。
長い時間の中で、このような不思議な出来事が発生していたとは!
血縁関係こそないが、すごく分かりやすい親戚関係である。
そんなこと...私は全く知らされていなかった。私の兄弟たちも知らなかった。

 弟嫁も以前からM先生とは親しくしていたのだが、私が教え子だとは知らなかったので話題に上がる機会がなかったのだ。
もし私が同期会を欠席していれば...
もし弟嫁に思い出話をしていなければ...
隠された親戚関係は明るみには出なかったはず、偶然って恐ろしいほど必然だ。

 さてこうなると...かえって気安く50年前の話を切り出せなくなってしまった。

 
 


 

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12 コメント

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Unknown (風の又三郎)
2010-11-08 22:18:20
水晶玉に見えます(^^)

「フン!(*`θ´*)」と捨て台詞を残して、ランドセルを背負い、風のように教室を去って行くnihaoさんが・・・

でも、幼いころの記憶って不思議ですよね。本人には記憶の片隅にもない出来事を周りは克明に覚えている

まわりが「何だこいつ」と思ったか「nihaoちゃんてすごい!」と思ったかは定かでないけどちいさいころはみんなを驚かすような事を平気でやれたような(^^)
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又三郎さんへ (nihao)
2010-11-09 09:20:02
M先生と親戚関係にある事実は、同期会の記事を書いた時はまだ知りませんでした。
先生とは現在まで数回メールのやりとりをしているのですが、なかなか本題に踏み込むことが出来ません(^_^)

>まわりが「何だこいつ」と思ったか「nihaoちゃんてすごい!」と思ったか
当時は反抗的な生徒はあまりいませんでした。
「家に帰れ!」と言う教師の台詞は、お説教のなかでは最高の効力がある言葉でした。
しかしその言葉の無意味さを鋭く突いたnihaoはすごい!...と思ってくれたのならいいんだけれど(笑)
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Unknown (すずめ)
2010-11-12 14:54:01
「フン!」と、ランドセルを背負って脱兎のごとく教室から走り去った・・・

わぁ~nihaoさん、やりますなぁ~!
なんだか、想像出来るような、出来ないような・・・(笑)
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すずめさんへ (nihao)
2010-11-12 18:57:26
>わぁ~nihaoさん、やりますなぁ~!
あはっ、きっと反抗期だったのでしょう。
担任が若く優しい女教師だったから甘えもあったかも?
それにしても現代なら「家に帰りなさい!」は問題発言。
教師はかなり厳しく責任を問われることになりますね。

その時の先生と今はメル友になって、漬け物のことなどを教えていただいているのが何とも不思議で愉快です(^_^)
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Unknown (およよ)
2010-11-14 15:18:44
>私たちは縁続きになったのよ
学校の先生という仕事は
毎年、毎年何十人もの子供ら相手にして早ければ一年しか付き合わない相手を 一人一人鮮明に記憶していらっしゃるのでしょうか?
かのM先生がココまで鮮明に記憶されていると言うことはやはり、nihao様、印象深い生徒だったのでは・・・?

>「家に帰りなさい!」
同じ様な脅し文句に「好きにしなさい!」がありますが幼い従姉妹に言ったら本当に好きにしてしまって大変だったコトがあります。
素直なんだか・・・わざとなんだか・・・
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およよさんへ (nihao)
2010-11-15 08:35:54
学校の先生は、生徒のことを実にしっかりと記憶していますよ。
私の知人にも「25年間教えたすべての生徒の名前を言うことが出来る」のが自慢の人がいます。凄いですよねぇ。
却って生徒の方が忘れているかもしれません。
私がM女教師のことをよく覚えているのは、子ども心にも一生懸命の体当たり教育が心に残っているからだと思います。

「家に帰りなさい!」「好きにしなさい!」
逆効果を期待して使っているのに現代っ子たちは素直だから疑いを持たない(^_^)
むきになった方が負けですね。
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Unknown (umi)
2010-11-16 12:04:00
>さてこうなると...かえって気安く50年前の話を切り出せなくなってしまった。
50年前には50年後にメール交換なんて便利ツールが世の中に蔓延するとは思いもしないことよね^^
お陰で恩師と再会じゃなくメールで近況報告できる時代になりました。
ランドセル背負った小生意気な(ゴメン・・;)nihaoさんのこと忘れるはずないでしょう
恩師からは言わないでしょうからさり気なく聞いてみれば真実が明かされるでしょう^^

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Unknown (京こまめ)
2010-11-16 15:34:48
人生わかりませんなぁ、
一番気にしていた先生と親戚になっていたなんてね。
先生は50年前のことはもう忘れちゃってると思う。
だってもっと印象に残ることした後輩がいたかもしれませんよ。
はやくnihaoさんのトラウマをなんとかしなくっちゃ。ね。

それにしても75,6才にしてメールされるっていいなぁ。
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umiさんへ (nihao)
2010-11-17 09:29:56
恩師とメール友になる時代...50年前には本当に想像もつきませんでした。
あらたまってお手紙となると、さて何をどのように書こうかとためらいますが、メールはその点大変気楽です。
恩師VS教え子の垣根をなぜか取り除く携帯メール。ありがたい!

恩師も頑張って返信してきますが、時々意味不明な返信が???
頑張りすぎて疲れたりしたら大変なので、1週間に1・2回ぐらいにとどめています。
ぼちぼちと思い出話などを書いていますが、でも核心にはなかなか触れることが出来ないの。
せっかく忘れていたのに思い出させてしまったらどうしようと思うと...(^_^)

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こまめさんへ (nihao)
2010-11-17 09:35:17
小中高までの12年間の恩師の数ってだいたい7・8人?
今と比べると昔の方が結びつきが深かったと思います。
農家の子が、土のついた大きな大根や白菜を
「先生、お土産!」と持ってきて先生を喜ばせていたことなどが、この時期になると、なぜか鮮やかに思い出されます。
お掃除を頑張る子とか、目立たない場所で善行を重ねている子を誉めることができる先生でした。(今はこのような先生はあまりいないよね?)
一番印象に残っている恩師と、いつの間にか親戚になっていたなんてホント驚きです。

>それにしても75,6才にしてメールされるっていいなぁ。
あれっ?隊長さんはやらないのですか?
ウチの姑は80過ぎてから始めましたよ。
これは老化の防止には最適の刺激ですよ。
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