私と夫は闇のビジネスの請負人だ。
今回のミッションは、この城下町のどこかに眠っている南部藩埋蔵金の行方を捜し当てること。
手がかりはたった1枚の古文書で、そこに書かれている内容を正確に把握し、埋蔵金に関わる暗号文を解毒...じゃあなかった解読しなくてはならない。
今回の主たる仕事人は夫で、私は優秀な助手として無給で任務についている。
しかしこれは重要機密案件なので、残念ながらこれ以上詳細を述べることは出来ないし、質問も受けつけない。
以下の文書をよく見ていただきたい。
「これが古文書か?」と疑いを抱いた人もいるだろう。
「私だって読める!」と思った人もいるだろう。
そうか、ばれたか.......。
厳密に言えば古文書とは、江戸時代以前の文書である。
これは明治・大正・昭和の初めの『近代くずし字』というものらしい。
私たちの祖父母の世代は、皆このような手紙をやりとりしていた筈だ。
しかし、これを完璧に読める奴が本当にいるか?
夫も私も読めないぞ!
ということで、ただ今nihao家は『近代くずし字』にはまっています。
ある日夫が持ってきた1枚の古書を二人で読み下しているうちに、日本語なのに読めないというイライラ感の後に、やがて目が慣れ読める字が増え、パズルの謎を解いていくような面白さを発見したのです。
しかし旧漢字・旧仮名遣い・漢文調ありの達筆なので正確に読むことは至難の業、書き手の個性や書き癖にも大いに悩まされてしまいます。
文章の前後関係から推測していくことも重要で、読み手の想像力や知性が問題解明の糸口になったり、より混迷を深めたりと全く予測がつきません。
私と夫の基礎学力は、二人でやっと半人前です。
ある青年詩人の愛のエッセイを読んでいた時......
私は「大版のノートブック」というくずし字を「大股のノートブック」と読んでしまい、夫に馬鹿にされました。ちなみに大版という漢字は原文のままです。
夫の年齢は私よりもいくらか明治・大正に近いのに、口ほどたいしたことはありません。
ひらがなの「そ」のくずし字を、いつまでたっても「いろ」と読みます。
「ミレーの●△■◎」に悩んでいましたが、ミレーとくれば次に続くのは「風景」に決まっているではありませんか!
「おまえ(あんた)は、なんて馬鹿なんだ!」
と、本気で言い争いをしながらの『近代くずし字』の謎解明に、nihao家の春の夜は更けていきます。
最後に簡単な宿題を出してみましょう。
これは何と読むでしょう?.....私は読めませんでしたが.....
今回のミッションは、この城下町のどこかに眠っている南部藩埋蔵金の行方を捜し当てること。
手がかりはたった1枚の古文書で、そこに書かれている内容を正確に把握し、埋蔵金に関わる暗号文を解毒...じゃあなかった解読しなくてはならない。
今回の主たる仕事人は夫で、私は優秀な助手として無給で任務についている。
しかしこれは重要機密案件なので、残念ながらこれ以上詳細を述べることは出来ないし、質問も受けつけない。
以下の文書をよく見ていただきたい。
「これが古文書か?」と疑いを抱いた人もいるだろう。
「私だって読める!」と思った人もいるだろう。
そうか、ばれたか.......。
厳密に言えば古文書とは、江戸時代以前の文書である。
これは明治・大正・昭和の初めの『近代くずし字』というものらしい。
私たちの祖父母の世代は、皆このような手紙をやりとりしていた筈だ。
しかし、これを完璧に読める奴が本当にいるか?
夫も私も読めないぞ!
ということで、ただ今nihao家は『近代くずし字』にはまっています。
ある日夫が持ってきた1枚の古書を二人で読み下しているうちに、日本語なのに読めないというイライラ感の後に、やがて目が慣れ読める字が増え、パズルの謎を解いていくような面白さを発見したのです。
しかし旧漢字・旧仮名遣い・漢文調ありの達筆なので正確に読むことは至難の業、書き手の個性や書き癖にも大いに悩まされてしまいます。
文章の前後関係から推測していくことも重要で、読み手の想像力や知性が問題解明の糸口になったり、より混迷を深めたりと全く予測がつきません。
私と夫の基礎学力は、二人でやっと半人前です。
ある青年詩人の愛のエッセイを読んでいた時......
私は「大版のノートブック」というくずし字を「大股のノートブック」と読んでしまい、夫に馬鹿にされました。ちなみに大版という漢字は原文のままです。
夫の年齢は私よりもいくらか明治・大正に近いのに、口ほどたいしたことはありません。
ひらがなの「そ」のくずし字を、いつまでたっても「いろ」と読みます。
「ミレーの●△■◎」に悩んでいましたが、ミレーとくれば次に続くのは「風景」に決まっているではありませんか!
「おまえ(あんた)は、なんて馬鹿なんだ!」
と、本気で言い争いをしながらの『近代くずし字』の謎解明に、nihao家の春の夜は更けていきます。
最後に簡単な宿題を出してみましょう。
これは何と読むでしょう?.....私は読めませんでしたが.....
正解は何だろう?答えが、楽しみだぁ。
↓すぐ、年金出ないのに、保険料や取るものは、有無を言わさず、素早く徴収する国の手際のよさに、最近私も感心しちゃう毎日です。
6月まで、がんばれー!!
あ、でも野草は、くれぐれも気をつけて食してくださいね。(慎重派のnihaoさんだから、きっと大丈夫だと思うのですが・・・)
前に、どこかのご婦人が、誤って毒草を食べて、大変な目に合ったと言う話を聞きました。
いらいらしますね。一番上の漢字は月、目?
こんなところで引っかかっていたら連想も出来ないし、ストレスばっかりたまってしまうよ。
私の祖母の名前は この近代くずれ字で戸籍は書かれていました。だから 若いもんは読めないのです。
たしか 遠い記憶に中学校の頃だったか 習字の授業で少しだけ習ったような気がします。
まさか ここでまたお目にかかるとは・・・
私も最初の漢字を月と読んでしまって、その後はアウトでした。
正解を知ってしまえばなるほどと思うのが『近代くずし字』です。この悔しさが力になるから不思議。
本当に国は、取り立ては厳しいのに支払いは慎重ですよね。
毒草には気をつけて熟知している草(?)しか食べないようにしますから安心してね。
これは目が正解、後は「目の上の......」に該当する言葉を連想していけばいいんです。
わたしは月と読みましたが、夫はなんと国と読んでしまって.......どっちもお馬鹿。
私も夫も全然分からなかったんですよ。
こまめさんの才能を、ぜひ『くずし字研究会』に参加して発揮してください。そしてご指導くださいな!
正しくは『目の上の古婦(こぶ)』と書いてあるのですが、正解を知った後、たんこぶに当たる漢字を古婦(年取った女)と表現したところが許せないと頭にきてしまいました。
書道をされている方なら、くずし字読解はきっと簡単でしょうね。
当分nihao家の会話が学問的なインテリジェンスな内容である事は間違いありませんね。
日常、パソコンや携帯で見慣れた文字に慣れて
しまっていますが、くずし字で書かれた昔のひとの
手紙や作品をちゃんと読めたら、とたんに身近な
存在になるのでしょうね
古文書を発見して、その謎を解くと埋蔵金にたどり
つくという話は宝くじに当たるより確立が高そう
で楽しくなりますね(^^)
こんな文字は読みづらいから、慣れないうちは
暗号にしか見えないけれどちゃんと習って勉強
して繰り返し読んでるうちに、読めるように
なってくるのだそうですね
辞典があれば読めそうで、おもしろいかなと思い
探してみましたが「東京手紙の会」発行の
「くずし字事典」を発見しましたが、発行部数が
少ないようで6300円もするのが解り・・・・(^^)
でも、今度どこかの博物館にでも行ったとき、私が古書の解説をしてあげるからね。待っててね。
確かに『おしるこ』の『こ』の字ですね。
『みやここんぶ』にも使われていなかった?
くずし字を読解する秘訣は、とにかく慣れることだそうです。
同じ字でも書き手によって印象が異なり、既知の字も未知の字になってしまうから、たくさん読んで慣れることが大切ですね。
『くずし字辞典』の存在は知っていましたが、まだ見たことはありません。
読めない字をどうやって調べるのでしょうね?
年金が出たら買うか!