健康診断に行かなければと思いつつ、ぐずぐずと迷っていた。
特に調子が悪いところはないのだが、体内で発症している病巣は見えないし判らない。
小心者ゆえ...「癌の疑いがあります」とか「精密検査が必要です」とか言われたら...
それだけで「余命いくばくもない」と宣言されたと同じだ。
知らない方がよいのではないか?いや、知るべきだ!
などと午前中たっぷりと悩み、思い切って午後から病院に行った。
受付で問診票を手渡され健康状態を記入するのだが、実はこれが結構な関門で
病院に行くと緊張のあまり私は漢字が出てこなくなる。
以前腰痛で整形外科に行った時も「一週間前から腰が痛くなりました」と書きたかったのだが
「腰」と「痛」という字をど忘れしてしまい、いくら頑張っても思い出せず
「一週間前からこしがいたくなりました」と書いて大恥をかいた。
今回は「けんこうしんだんをおねがいします」と書かなければならない。
どきどきしたものの「健康診断」はすんなりと出た。
おっ、今日は調子がいいぞと胸をなで下ろしたら......安心したのが悪かったのか「お願い」で手が止まる。
はたして原と頁のどちらが左でどちらが右だったか、[原頁]と[頁原]のはざまでパニックに陥ってしまった。
私は中国語を習っているし、漢字は読むのも書くのもどちらかというと得意な方なのだが
頭に一杯詰まっているせいか時々大混乱してしまう(...と一応弁解しておく)
いくら考えても確信が持てないので、[原頁]と[頁原]と並べて書いた二文字を
鉛筆でぐちゃぐちゃと塗りつぶし、また馬鹿さを露呈して平仮名で提出した。
汚れた問診票を出すのはとても恥ずかしかった。
さて診察室では
まず体重を測定した。もちろん秘密。
次に恥ずかしかったが裸になって触診と内診。
おやっ?この医師はかなりの名医か?
触診だけで「不整脈は全くありません。とても立派な心臓です!」と断言された。
「血液検査をするまでもなく、肝機能・腎機能ともに問題があるとは思えません」
「左目に緑内障の疑いがあります」
「お歳の割には歯がきれいですね」
「便にも特に問題はありません」
「でも飲み過ぎはいけませんよ!注意してくださいね!」
心配していたようなことはあまり言われなかったのでひと安心。
「今後はお友達になっていただきたいのですが」
とドクターに優しい笑顔でささやかれ......
私に異存はないけれど、はたしてこの子(ももちゃん)はどう思うだろう???
※犬にとって水の飲み過ぎは糖尿病の疑いがあるそうです。
ももちゃんはこの点もクリアして、とても立派な15歳だと言われました。
特に調子が悪いところはないのだが、体内で発症している病巣は見えないし判らない。
小心者ゆえ...「癌の疑いがあります」とか「精密検査が必要です」とか言われたら...
それだけで「余命いくばくもない」と宣言されたと同じだ。
知らない方がよいのではないか?いや、知るべきだ!
などと午前中たっぷりと悩み、思い切って午後から病院に行った。
受付で問診票を手渡され健康状態を記入するのだが、実はこれが結構な関門で
病院に行くと緊張のあまり私は漢字が出てこなくなる。
以前腰痛で整形外科に行った時も「一週間前から腰が痛くなりました」と書きたかったのだが
「腰」と「痛」という字をど忘れしてしまい、いくら頑張っても思い出せず
「一週間前からこしがいたくなりました」と書いて大恥をかいた。
今回は「けんこうしんだんをおねがいします」と書かなければならない。
どきどきしたものの「健康診断」はすんなりと出た。
おっ、今日は調子がいいぞと胸をなで下ろしたら......安心したのが悪かったのか「お願い」で手が止まる。
はたして原と頁のどちらが左でどちらが右だったか、[原頁]と[頁原]のはざまでパニックに陥ってしまった。
私は中国語を習っているし、漢字は読むのも書くのもどちらかというと得意な方なのだが
頭に一杯詰まっているせいか時々大混乱してしまう(...と一応弁解しておく)
いくら考えても確信が持てないので、[原頁]と[頁原]と並べて書いた二文字を
鉛筆でぐちゃぐちゃと塗りつぶし、また馬鹿さを露呈して平仮名で提出した。
汚れた問診票を出すのはとても恥ずかしかった。
さて診察室では
まず体重を測定した。もちろん秘密。
次に恥ずかしかったが裸になって触診と内診。
おやっ?この医師はかなりの名医か?
触診だけで「不整脈は全くありません。とても立派な心臓です!」と断言された。
「血液検査をするまでもなく、肝機能・腎機能ともに問題があるとは思えません」
「左目に緑内障の疑いがあります」
「お歳の割には歯がきれいですね」
「便にも特に問題はありません」
「でも飲み過ぎはいけませんよ!注意してくださいね!」
心配していたようなことはあまり言われなかったのでひと安心。
「今後はお友達になっていただきたいのですが」
とドクターに優しい笑顔でささやかれ......
私に異存はないけれど、はたしてこの子(ももちゃん)はどう思うだろう???
※犬にとって水の飲み過ぎは糖尿病の疑いがあるそうです。
ももちゃんはこの点もクリアして、とても立派な15歳だと言われました。