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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

お墨付き

2010-04-17 11:20:00 | ももちゃん
 健康診断に行かなければと思いつつ、ぐずぐずと迷っていた。
特に調子が悪いところはないのだが、体内で発症している病巣は見えないし判らない。
小心者ゆえ...「癌の疑いがあります」とか「精密検査が必要です」とか言われたら...
それだけで「余命いくばくもない」と宣言されたと同じだ。
知らない方がよいのではないか?いや、知るべきだ!
などと午前中たっぷりと悩み、思い切って午後から病院に行った。
 
 受付で問診票を手渡され健康状態を記入するのだが、実はこれが結構な関門で
病院に行くと緊張のあまり私は漢字が出てこなくなる。
以前腰痛で整形外科に行った時も「一週間前から腰が痛くなりました」と書きたかったのだが
「腰」と「痛」という字をど忘れしてしまい、いくら頑張っても思い出せず
「一週間前からこしがいたくなりました」と書いて大恥をかいた。

 今回は「けんこうしんだんをおねがいします」と書かなければならない。
どきどきしたものの「健康診断」はすんなりと出た。
おっ、今日は調子がいいぞと胸をなで下ろしたら......安心したのが悪かったのか「お願い」で手が止まる。
はたして原と頁のどちらが左でどちらが右だったか、[原頁]と[頁原]のはざまでパニックに陥ってしまった。
私は中国語を習っているし、漢字は読むのも書くのもどちらかというと得意な方なのだが
頭に一杯詰まっているせいか時々大混乱してしまう(...と一応弁解しておく)
いくら考えても確信が持てないので、[原頁]と[頁原]と並べて書いた二文字を
鉛筆でぐちゃぐちゃと塗りつぶし、また馬鹿さを露呈して平仮名で提出した。
汚れた問診票を出すのはとても恥ずかしかった。


 さて診察室では

 まず体重を測定した。もちろん秘密。
次に恥ずかしかったが裸になって触診と内診。
おやっ?この医師はかなりの名医か?
触診だけで「不整脈は全くありません。とても立派な心臓です!」と断言された。

「血液検査をするまでもなく、肝機能・腎機能ともに問題があるとは思えません」
「左目に緑内障の疑いがあります」
「お歳の割には歯がきれいですね」
「便にも特に問題はありません」
「でも飲み過ぎはいけませんよ!注意してくださいね!」

 心配していたようなことはあまり言われなかったのでひと安心。
「今後はお友達になっていただきたいのですが」
とドクターに優しい笑顔でささやかれ......
私に異存はないけれど、はたしてこの子(ももちゃん)はどう思うだろう???



 ※犬にとって水の飲み過ぎは糖尿病の疑いがあるそうです。
  ももちゃんはこの点もクリアして、とても立派な15歳だと言われました。