ソフィア国立歌劇場『トゥーランドット』の余韻がいまだに消えない。
数少ないオペラ体験しかないが、今回が一番 ブラボー!
荒川静香、パヴァロッティですっかり有名になったアリア『誰も寝てはならぬ』を始めとして耳慣れた楽曲が多いし、ドラマの筋書きもめりはりがあって楽しめる。
オペラの醍醐味満載だった。
『トゥーランドット』は古い中国の時代を想定した架空の物語。
氷のように冷たい美女トゥーランドット姫と結婚するためには、三つの謎を解かなければならないのだが、失敗すると首をはねられてしまう。
そこにダッタン国王と女奴隷リュー、王子カラフが現れる。
姫にひと目惚れした王子は謎解きに挑戦、みごと正解するのだが姫は結婚することをかたくなに拒む。
そこで王子は姫に
「明朝までに私の名を解けたなら私の首をはねてもよい。」
と逆提案する。
「男の名が分かるまで誰も寝てはならぬ!」
姫から命じられた家臣たちは女奴隷を責め上げるが、王子を愛するリューは口を割らずに自害してしまう。
この場面のリューの抒情的なアリアは圧巻。
愛のための自己犠牲を目にした姫の氷の心がついに溶け始める。
「彼の名がわかった! 彼の名は愛!」
トゥーランドット姫が叫ぶラストの台詞は感動的だ。
ところで......中国が舞台なのにトゥーランドットという名前は不自然だ。
私が漢字表記を考えてあげよう。
昨今のニュースを耳にすると、あれこれ迷うまでもない。
『突然毒吐』 発音は(turan du tu)カタカナ表記だと(トゥーランドゥトゥ)
氷の女の名にもピッタリ?
難解で敷居の高いものに思われがちなオペラだが、物語の内容も昼メロのようにたわいないし、決して高尚なものではない。
音楽・文学・演劇・美術等のすべての芸術を融合した最高の娯楽がオペラだ。
同時和訳もされるし、音楽の知識はまったく不要。
私のように音楽の心得のない者のほうが、むしろはまってしまうかも。
この楽しみを知ってしまうと二度と抜け出せなくなってしまう。
数少ないオペラ体験しかないが、今回が一番 ブラボー!
荒川静香、パヴァロッティですっかり有名になったアリア『誰も寝てはならぬ』を始めとして耳慣れた楽曲が多いし、ドラマの筋書きもめりはりがあって楽しめる。
オペラの醍醐味満載だった。
『トゥーランドット』は古い中国の時代を想定した架空の物語。
氷のように冷たい美女トゥーランドット姫と結婚するためには、三つの謎を解かなければならないのだが、失敗すると首をはねられてしまう。
そこにダッタン国王と女奴隷リュー、王子カラフが現れる。
姫にひと目惚れした王子は謎解きに挑戦、みごと正解するのだが姫は結婚することをかたくなに拒む。
そこで王子は姫に
「明朝までに私の名を解けたなら私の首をはねてもよい。」
と逆提案する。
「男の名が分かるまで誰も寝てはならぬ!」
姫から命じられた家臣たちは女奴隷を責め上げるが、王子を愛するリューは口を割らずに自害してしまう。
この場面のリューの抒情的なアリアは圧巻。
愛のための自己犠牲を目にした姫の氷の心がついに溶け始める。
「彼の名がわかった! 彼の名は愛!」
トゥーランドット姫が叫ぶラストの台詞は感動的だ。
ところで......中国が舞台なのにトゥーランドットという名前は不自然だ。
私が漢字表記を考えてあげよう。
昨今のニュースを耳にすると、あれこれ迷うまでもない。
『突然毒吐』 発音は(turan du tu)カタカナ表記だと(トゥーランドゥトゥ)
氷の女の名にもピッタリ?
難解で敷居の高いものに思われがちなオペラだが、物語の内容も昼メロのようにたわいないし、決して高尚なものではない。
音楽・文学・演劇・美術等のすべての芸術を融合した最高の娯楽がオペラだ。
同時和訳もされるし、音楽の知識はまったく不要。
私のように音楽の心得のない者のほうが、むしろはまってしまうかも。
この楽しみを知ってしまうと二度と抜け出せなくなってしまう。