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華麗なるメトロポリタンオペラ

2008-10-09 10:20:02 | Weblog
 ブルガリアのソフィア国立歌劇場公演、プッチーニ作『トゥーランドット』のチケットをかなり迷ったあげくに買った。

 現金生活の時も苦しかったが、年金生活に入ってからはもっと厳しい。
オペラのチケットは高額だから迷うのは当然である。
それに.....今まで何度かオペラ公演を鑑賞したことがあるが、たいていは期待を大幅に裏切られている。
連日繰り返し流れるCMを見ていると、安いチケットから売れている模様だ。
結局売れ残っている一番高いチケットを手に入れた。

 当地のような地方の小都市では、クラシック音楽のチケットを捌くのはなかなか大変な現状である。
『トゥーランドット』の公演は10月15日だが、その前日のベルリン・フィルハーモニー弦楽五重奏団のチケット販売も難儀している様子で、夫の職場にまで関係者が営業に来ていたみたいだ。

 ところで現在NHKBSハイビジョンでは、五夜連続で『華麗なるメトロポリタンオペラ』を放映している。
第一夜『セビリアの理髪師』から始まって『ロミオとジュリエット』『マクベス』と続き、今夜は『ヘンゼルとグレーテル』 最終日は『連隊の娘』

 これはさすがに凄い!
作家、演出家、音楽家、役者たちの力が遺憾なく発揮された最高の舞台ばかりで、オペラという非日常の世界にどっぷりとはまり込んだ私は、連日連夜陶酔状態だ。
演目も、喜劇、恋愛劇、悲劇、メルヘンと変化に富んでいて飽きない。
夫を早々と居間から追い出し、テレビの音量を最大にして楽しんでいる。
ハイビジョンテレビにしてよかったとつくづく思う至福のひとときだ。

 今回の五本のメトロポリタンオペラの演目のうち、『ロミオとジュリエット』『マクベス』と、シェークスピアの原作が二本入っているのは何かの偶然だろうか。

 実は今週末から岩手県立大学で『シェークスピア学会』が開催される。
世の中にはこのような学会もあるのかと驚きだが、私の姪っ子がこの学会に参加するために明日から四日間我が家に逗留することになっている。
無知な伯母さんが、姪っ子に会う直前に二本もシェークスピア劇を堪能していたなんて、ちょっと自慢にはならないだろうか?