中央防疫対策本部によると、19日午前0時現在で、一日の新規感染者数は7万3582人。週末の検査者減少の影響を受けた前日に比べて4万7000人以上多い。1週間前火曜日の3万7360人のほぼ2倍だ。

2022-07-21 10:30:00 | 韓国・コロナ対策

韓国でBA.5が間もなく優勢に…

コロナ再流行、政府の予想より1カ月早い

登録:2022-07-20 02:43 修正:2022-07-20 08:17
 
BA.5、国内感染での検出率は47.2% 
海外からの流入含めると感染率は52% 
7月末の感染者2万~4万との予測が外れる 
8月末時点で最大27万~28万へと修正
 
 
7万3582人のコロナ新規感染が確認され、83日ぶりの高水準を記録した19日午前、ソウル松坡区役所の災害安全状況室で、関係者が感染者数を示すディスプレイを見ている/聯合ニュース

 感染力と免疫回避性の強い新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「BA.5」が優勢になりつつある中、新規感染者数が急増し、4月末以降で初めて7万人を超えた。防疫当局の予測より1カ月も早い。

 中央防疫対策本部(防対本)によると、19日午前0時現在で、一日の新規感染者数は7万3582人。週末の検査者減少の影響を受けた前日(2万6299人)に比べて4万7000人以上多い。1週間前の火曜日の3万7360人のほぼ2倍だ。一日の感染者数が7万人を超えたのも4月27日以来83日ぶり。

 防疫当局は、12日の時点では「今月末には一日に2万~4万人ほどの感染が確認される」だろうと予測していた。また、「来月末には一日の感染者数は7万~16万人ほど」になるとしていたが、この予測値が1カ月近く繰り上がった増加傾向が現れている。防対本のイム・スギョン状況総括団長はこの日、「現在の拡散状況が続き、8月中旬~8月末にピークに達すると予測しており、(一日の感染確認数が)最大で27万~28万になることもありうる」とし、現在の状況を反映した流行速度と規模の予測値を示した。

 流行が当初の予想より速まっているのは、BA.5の影響が大きい。BA.5は「ステルスオミクロン」として知られるBA.2より感染速度が約35%速く、免疫回避能力も優れていることが知られているが、国内での検出率が50%を超える「優勢化」を目前にしている。

 この日の防対本の集計によると、7月第2週(10~16日)の国内感染でのBA.5の検出率は47.2%で、直前の週より23.5ポイント上昇している。海外から流入の感染例のBA.5検出率(62.9%)も合わせて計算すると、BA.5の検出率は52%で半分を超える。また防疫当局は、ワクチン接種と感染で得られた免疫力が弱まる時期でもあり、社会的距離措置(ソーシャル・ディスタンシング)が解除されたことも感染者の増加に影響を与えているとみている。

パク・チュニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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