どこ吹く風

旅のことを主に書く。

指宿 白水館

2007年07月24日 09時52分08秒 | 能登
 坊津の九度資料館を出ると雲行きは怪しいが雨はポツリポツリと落ちてくる程度である。田舎道を走らせお茶の産地や漬物で有名な山川を通り開聞岳の麓を抜けて指宿に向かった。途中でうどんか蕎麦で軽く昼食を取ろうと思ったが適当な店が無く結局ランチ抜きとなった。枕崎で鰹節を買おうと思ったが販売店らしき所を過ぎてしまった、戻るほどの事は無いとそのまま行く。道沿いに枕崎線が見えた、ガードをくぐったり高架橋を通った覚えが無いのに線路が右に見えたり左になったりする。

 そうこうする内に海が見えてきた金錦湾だ波は高い、白水館は指宿の温泉街から離れたところ松林の中にあった。建物が数棟あり渡り廊下で結ばれているが台風接近ということでガラス張りの廊下は閉鎖されて地下通路から部屋に案内された。
地下と表現すると誤解が出る、フロントがほんのチョット高くなったところにありそこをが1階なので窪地にあるフロアを地下と呼んでいるだけだ。渡り廊下のガラスにはテープを張りサッシの溝にはタオルを突っ込んで目張りするなどの台風対策をしている。これだけ広いと対策もタイヘンだ、外部の庭木やベンチなども早々に対策が施されていた。

 予約したのは中クラスだったが、その棟は海に近く台風の影響を受けやすいので閉鎖されて上のクラスに変更された。ラッキー! 台風様さまです。見晴らしもよく間取りも広々として気持がいい。早速温泉に浸かり行く、せっかく指宿に来たのだから名物の砂蒸しに入る。一千五十円也の別料金で砂浜辺風になっているところに寝た身体を砂で包む、温泉熱で砂は暖かい。暫らくすると汗が吹き出てくる。
海岸での砂蒸し風景をテレビで見たが、ここは屋内に作られていた。20名ほどが入れる箇所が幾つかあり使わない所はカバーで覆われて冷えないようにしている。気になったのは汗を含んだ砂はどのように処理しているかである、温泉水で洗い流しているのかな。そんままにしていることは無いと思いたい。(笑)

 砂風呂を出ると大浴場がある、火照った身体を洗ってあの浴槽この浴槽と移りながら独りながら温泉というものを楽しみ、はしゃぐ。湯船に浸かる習慣が無い私は暑い風呂が苦手なので主にぬるま湯に浸かっていた。露天風呂もあり其処にはドームのサウナがあった。アフリカの住居か韓国のハンジョンマク(?)のようなもので、大浴場にある蒸気サウナとは違って高温なので蒸し風呂とは違う気持ちよさがあった。

 昨日の妙見温泉ほどの野趣は無いけどしっかりした設備施設なので満足です。館内の廊下や一角に美術品が置かれて目を楽しませてくれた。現在敷地内に蒐集品を展示するデッカイ建物を建設中で、この秋にオープンする予定とのこと。

 白水館は流石に指宿ー鹿児島と言えるだろうーを代表するホテルでした。

写真はおもしろい展示物を見つけたのでメモ代わりに撮りました。私もそう言いながら引き伸ばそう。何時まで続けられるか・・・は何時まで迷惑をかけるかに通じるナ。(笑)

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