呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

大盃 macho

2021-03-21 | お酒
日本酒のラベルといえば和紙に酒名を記した
昔ながらの物もあれば、白瀑さんの山本うきうきの
ように金箔にピンクという強いインパクトのある物も
あります。

そんな中の今回の一本もインパクトでいえばトップクラス。
半裸のマッチョが微笑んでいる日本酒は一度見たら
忘れませんよね。

今回の一本は大盃(おおさかずき) macho






大分前から見かけていたのですが何かこう絵面が凄いので
買いたいような手を出しにくいようなそんなお酒でした。

大盃 machoは群馬県の牧野酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.makino-sake.co.jp/


開封
香りはほぼありません。
とても遠くにわずかなお酒の香りがする程度。
色もほぼ透明です。

では頂きます。
酸っぱい!
強めの酸味と弱めの甘味、そして麹風の香りが
物凄い速度で駆け抜けてゆきます。
今まで飲んだお酒の中でも1、2を争うレベルの
抜け方です。
とても爽快感のあるお酒ですね。

後口には強い酸味が確かにあったんだよという
僅かな余韻とこれまた僅かな苦みがじんわりと
広がります。

口に含んだ瞬間は酸っぱ甘いので辛口なのかな?
という疑問が一瞬浮かびますが後口はしっかりと
辛口です。


初日のおつまみは揚げ枝豆。
味的には豆まきの煎り大豆に近いです。
塩味が付いているのでしっかりとおつまみです。
豆とお酒の相性は悪くなく、弱い苦みと麹風の
香りが口腔に広がります。
ただちょっと合わせるお酒の量が増えると酸味の
主張が強くなるのでチビチビのみつつポリポリ
食べるというのが良さそう。



さて二日目。
相変わらず酸味の鋭さと抜けが良いです。
初日には気づきませんでしたがまだ炭酸が残っているようです。
舌を軽く刺激する感じがあります。


二日目のおつまみはうっかり被った枝豆です。
今回は塩ゆでの方。
うーん、味の傾向は似ているのですが塩ゆでの方が弱いのか
はたまたお酒の酸味が強くなったのか不明ですが酸っぱさが
際立ちます。
多少味の濃いものの方が良いようです。



派手なラベルがとにかく第一印象な大盃 Machoですが
味の方もとても美味しいお酒でした。

日本酒のメーカーとなると新規参入もいくつかありますが
どちらかというと古くから作っている所が多いです。
今回の牧野酒造さんも330年以上の歴史のある酒造さんでした。
派手なラベルはインパクトだけで顧客を獲得しようという
手段ではなく、味に自信があるので多少冒険をしてでも
手に取って飲んで貰えれば味に満足するという算段なのかも
しれません。

古くからの伝統をきっちりと守るのも格好いいですが、
今回のお酒のように冒険するのもまた格好いいですね。

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