呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

神亀 純米 搾りたて 生酒

2019-03-10 | お酒
今回は凄く久しぶりの埼玉県のお酒
神亀 純米 搾りたて 生酒 です。



カミカメではなくシンカメなんですね。
神亀は埼玉県の神亀酒造株式会社さんのお酒です。

以下は酒造さんのWebサイトでは無いですが神亀酒造専門の
オンラインショップです。
http://www.shinkame.jp/


開封。
華やかさは無いです。
しっかりとした清酒の香りがします。
遠くでお医者さんが手を振っているように感じるのは
アルコール臭のせいでしょうか?
色はぎりぎり黄色がかっているのが分かる程度。

では頂きます。
お、辛い。ほんのりな酸味はあるのですが主軸は苦味を伴った辛さです。
二週続けて辛口でした。
前回の杉勇は酸味とほんのりな甘さに隠れた風な苦味がありましたが、
今回は全般的に辛く苦味があります。
なるほど口に含んでも診療室を彷彿とさせるような独特な香りがありますね。

ふむ、今回の神亀、苦いことは苦いのですが杉勇ほどの強烈さはありません。
さらに比較して表現すると杉勇は甘そうで辛い。
例えるなら杉勇は熟した柿だ!と齧ったら渋柿だった感じ。
対する神亀は最初から苦いと分かっているゴーヤといった感じでしょうか。
苦いと分かっているのでああ、これはこういう物だねと脳が納得します。
(苦いものは苦手ですがゴーヤは好物です)

また神亀は苦味が主体となってお酒の味を構成しているので、このお酒から
苦味を取り除くとかなりつまらないお酒になってしまいます。

じっくりと味わってみると米の味が隠れていますね。
ただ苦味の主張が強いのが残念なようなこれでありなような微妙な感じです。

生酒でここまで辛口に振ってるお酒は珍しく感じます。
日本酒はまだまだ奥が深いです。

初日のおつまみはから揚げ。
から揚げに負けない辛さがありますがおつまみを踏みつける程ではなく
ほどほどの自己主張で留まります。
おつまみの引き立て役にはなれないのですが、主役を食ってまで全面に
出る訳ではない微妙な感じ。


さて二日目。
口当たりが丸くなっています。
苦味の存在感が突飛しているのは変わりませんが、苦味も上記の通り
丸くなっているので飲みやすくなった感があります。
初日では判別しにくかった米の風味も出てきているので二日目の方が好きですね。

二日目のおつまみもから揚げ!
初日は某セ○ンの丸から。二日目はロ○ソンのからあげくんレッドです。
ふむ、やはり食材に歩み寄ろうという気の無い日本酒です。
丸くなったとはいえ苦味の存在感はありありです。
ただ後を引く苦味ではないので別のおかずを食べる前の切り替え用としては
リセットという感じで良いかもしれません。


今回のお酒、好きか嫌いかで判別できない難しいお酒でした。
香らないし、甘酸っぱさとは疎遠な風味ではあるのですが、ではまずいお酒か
と言われるとこれはこれで日本酒のあり方の一つなんですよね。
あり、無しでいうとありな日本酒でした。
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