私の実家の隣の家の、私よりも6つくらい上の男の人が、学校ではとても良い成績で、大学院まで行ったんですが、就職先が決まらなくて、毎日毎日傘を持って鞄をぶら下げて、図書館通いをしていました
みんな、その男性を見て、ひそひそと笑いながら、「また博士先生が図書館に行った、働きもしないで図書館通いをしている」と、馬鹿にして笑っていたのを思い出します
世間というのは働いてこそ一人前みたいなところがあるので、南方熊楠も日本に帰って来てからは、兄弟に厄介者扱いされて家から出て行ったのですね
そういう世間的に一般的なことをやってないと、みんなから陰口をたたかれたりするんじゃないかと思います
隣の男性は、結局仕事ができなくて、ずっと家にいました
その男性も、頭は良かったんですが、紙一重だったのかなと思います
でも、その男性は大変おとなしそうな男性でした
今はどこかの施設に入ってると聞いています
その男性は勉強が好きで好きで、毎日図書館に通って勉強していたのでしょう
その男性が、もし南方熊楠のように、優秀で、論文を書いてネイチャーに載ってたら、彼も後々騒がれていたかもしれませんね
南方熊楠も、ネイチャーに論文がたくさん載らなかったら、ただの奇人変人で、皆から陰口をたたかれて、働きもせずにどうしようもないやつだで終わっていたんだろうと思うんですが、それで終わらなかったのが、彼の凄い所なんだなと思いました
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