こぶとりばばぁの鬼退治日記

ぶっそうな題名でスミマセン。

療養病床

2007-07-02 09:56:48 | ひとり言
たまたま見ていた『噂の東京マガジン』で、現代医療体制の問題を取り上げていた。
高齢者などが長期療養で入院する『療養病床』が国の方針で大幅に削減されることになった。目的は医療費・介護費の削減。これを受け医療の現場で深刻な問題が発生しているという。去年6月に国会で成立した医療制度改革。5年後までに医療と介護の2種類ある療養病床を削減・廃止、38万から15万へと23万床も減らすというのだ。
2000年の介護保険導入の際には国の勧めもあり、多くの病院が一般病床を療養病床に変えた。あれから7年、それを廃止・削減するという。突然の方向転換で医療の現場では戸惑いを隠せない。経営不振になり、入院施設を辞めたり、医院自体を辞めてしまった病院も出てきた。もちろん介護を必要とする人々に一番のしわ寄せが来る。事実、ひとり暮らしで介護を必要とする男性も紹介された。身につまされる。だいたいこれから高齢化社会。時代を逆行している最悪な制度。

厚労省は削減する23万の病床は介護施設、老人保健施設などに転換することを求めている。しかし、設備面などの条件をクリアしなければならず療養病床を閉鎖した病院でも約1割しか転換していないという。
充分なケアを受けられず、とかく病院に恨み辛みが行きやすいけれど、諸悪の根源は国。
国民に税金や保険料をたっぷり取っておいて、いざと言うときにはしらんぷり。私達庶民から見ると宇宙的数字の無駄遣いをしておきながらね!国家規模の詐欺じゃぁ~~~!!年金ばかりじゃないですね。おそろしい国です。出来れば義務教育で、この事実を子ども達に教え、夜の渋谷に繰り出したり、ゲームばかりしていると、あんたらの将来はないとしっかり教育しておいて欲しいです。「うざい」とか「生きてる意味ねぇ~」とか言う前に、やらなきゃいけないこと一杯あるのだよー。もちろん、大人たちも、もっと真摯に国の動向をチェックしていかなくてはなるまい。

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